世界の終わりとハードボイルドワンダーランド！

突然読みたくなって村上春樹さんの初期の傑作と言われている世界の終わりとハードボイルドワンダーランドを三十数年ぶりに読み返しました。

初めて読んだ時は村上春樹さんの小説を読み始めた頃でハルキワールドにも馴染んでいませんでした。

それでも同時進行する２つの世界をうまく表現していて面白いなぁと思いながら読んだ記憶だけが残ってました。

僕は別に熱烈なハルキストではないけど村上春樹の新作が出たら即単行本を買って読んでいます。

とは言え僕が村上春樹の作品を読み始めたのは風の声を聴けからでその後の1973年のピンポールそれに羊をめぐる冒険までは文庫本で読みました。

だから僕が単行本で村上作品を読むようになったのはダンス・ダンス・ダンスからです。

基本的には持ち運びが不便だから本を読むときは文庫本で買うことが多いのだけど、唯一村上作品だけは単行本で買う様にしているんです。

あくまでも僕の個人的な意見ですけど村上春樹の作品って旬の食材と一緒で出た時に直ぐ味わうのが1番美味しいと思うんです。

でも敢てノルウェイの森だけは一大ブームを巻き起こしている時には読みませんでした。

そして世の中の騒ぎが収まってから落ち着いて読みました。確かに読み始めたら一気に読み進める事が出来きたけど一読した時は何でこの作品がこんなに持て囃されるのかよくわからりませんでした。（正直今もよく分かってないかな😅😅😅）

この作品も久しぶりに読み直して見たくなりました。

僕は村上春樹さんは小説もさる事ながらエッセイが好きですね。

丁度イギリスに住んでいる時にノルウェーの森・世界の終わりとハードボイルドワンダーランドそれに海外に住んでいた時のエッセイ遠いの太鼓を読みました。

丁度僕がイギリスに住んでいた事もあって遠い太鼓の方が共感出来ました。

何の前触れもなく突然世界の終わりとハードボイルドワンダーランドが読みたくなって本棚に収まっている文庫本を取り出し読み始めました。

何せ30数年ぶりに読み返すのでかなり記憶が曖昧でこんなストーリー展開だったっけなぁと言うところも多々ありました。

ここで問題発生！あった筈の下巻が何処かに消えているでは無いか！一緒に本棚から出した筈なのに！

どこを探しても無いんです！下巻が‼️

真剣に探したんですけどどうしても下巻がみつかりません！

仕方ないのでAmazonで下巻だけポチりましたよ！値段を見て驚きました。30年前の値段より三百円位上がってました。一年10円ずつ上がった計算になりますね😱😱😱

基本的には村上春樹作品の基本的なパターンはこの作品で確立されていたのかなぁと感じました。

現実の世界と主人公の意識の中の世界？が交互に語られていてそれがうまく１つのストーリーとなって繋がっていく所は流石だと思いました。

結末も多分こうなると想像は出来るけど最後まで結論を書き切ることはせず最後は読者の想像に任せますみたいな所もあって30年経っても僕はまだまだワンダーランドを彷徨っている感じです。それとも世界の終わりに止まってるのかな？

又何年かしたら読み返してみますか！

次はダンス・ダンス・ダンスを読み返してみようかなぁ！

今日も一日よろしくお願いします🙇‍♂️