フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

結婚披露宴は、本番前日の立食パーティーから始まった。

2021-04-02 12:02:57 | 2018年春の旅行(パリ・ブルゴーニュ・リヨン)

お昼にはヴェズレーに着くように行くのだが、フランス人はのんびりゆっくりだ。

朝食をゆっくりと済ませた後出かけたが、途中知り合いの人の家の前を通りかかり、ちょっと寄ってひとしきり挨拶をしていた。ここも大きな廣い庭があり、機械で芝生刈りをしていた。セントバーナードのような大きな犬もいた。

アニエスにしてみれば、久しぶりの幼馴染みとの再会を楽しんでいるというところか。


お昼ごろヴェズレーに到着。

ユースホステルのような場所を借り切ってのランチは、立食スタイルだった。

ヴァンサンママ(ヴァンサンのお母さんのニックネーム)たちが用意していた食事やデザートは、彼らの友人や親戚一同たちと手分けして並べられた。

 

簡単な自己紹介から始まった出席者との会話だったが、少し気後れしてしまい、ヴァンサンの家族やアンリ・アニエス夫妻や、数人の人としかここでは交流は出来なかった。

昼食の片付けもまるでキャンプやバーベキューの時と同じような感じで、誰ともなくお皿を洗ったり、拭いたりして、あっという間に片づけも終わった。

 

そしてそのあとはそれぞれの車でヴェズレー修道院の観光へと向かった。あいにく小雨が降ってきた。

ヴェズレーも6年ぶりくらいか。

貝殻の印は、巡礼の道しるべ。↓

フランス人でも初めてという人が多い中、私は二回目と言うと、たいそう驚く人たちもいた。たってのお願いで、2012年にエスカレーターに連れてきてもらったのだった。そのときエスカレーターは「なんでそんなところに行きたいのか」と言ったのを覚えている。

でもここは世界遺産なので、日本人観光客もよく来るよと、蜂蜜を売っていた人も話していた。

 

街歩きもそれぞれ自由にしていたが、ヴァンサンパパ(ヴァンサンのお父さんのニックネーム)がヴァンサンの奥さんのハンをとても気づかい、大事にしていることがよく理解できた。少し雨が降り寒くなると「寒くないか、大丈夫か」とか、優しい言葉を何度もかけていた。

 

ヴァンサンは、実は日本人女性と結婚したいと思っていたのだ。彼が日本に何遍もやってきたのは、その目的の一つに花嫁捜しがあったことは間違いない。しかしその願いはかなわず、その後ハンと巡り合いこのような縁を持ったのだが、ヴァンサンの両親は、ヴァンサンの姉にあたる娘さんを亡くしていることもあり、アニエスも「(ヴァンサンの両親は)もう娘ができたように大喜びなのよ」と言っていた。

 

そしてヴァンサンママの実家の近くのホテルへ向かい、荷物を下ろし一休みした後は、ヴァンサンママの実家での夕食パーティーが待っていた。





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