荷物だけ置くと、車で数分のアニエスの従弟の家に行った。
家を外から見ても大きな家だが、中に入ってもっとびっくりするのだった。
右側は、昔の家↓ 手前に新しく建てた家(下の写真)
とてもモダンな部屋がいくつもあり、そのどれもがとても広かった。
初めて会う、アニエスの従弟の名前は失念してしまったが、奥さんはマリージョーという。
息子が二人いて、その二男のJフィリップがベトナム人ディアンヌと結婚したのだ。
アニエスの甥と書いているが、従弟の息子ということになる。
ややこしくなるので、これからもアニエスの「甥」ということにする。
マリージョーとご主人が普段は二人だけでこんな広い家に住んでいるというのにびっくりしていると、「(家の)どこにいるかわからないときは、電話をするんだよ」と冗談のようで本当の話らしい。
どうして農家の家がこんなに立派なのか。それは、ここがブルゴーニュだからだ。つまりブドウ農家だからということだろう。
ディアンヌは結婚してから秋になると収穫のお手伝いもするという。
彼らが結婚したときは、記念のワインをたくさん作ったということだった。
新婚旅行で来日したときもそのワインをいただいたし、この日ももちろんいただき、2019年の春にももらった。
それにしても素晴らしい家だ。
まずはアペリティフ。そして、テーブルへ。
マリージョーは料理が得意ということだった。メインはフォンデュブルギニオン(お肉のフォンデユ)で、この季節の料理であるホワイトアスパラ。デザートはお手製のリンゴのタルトだった。
お昼もコースでしっかり頂いた後だが、全部食べてしまった。
ここでは、カロリーを気にしてはいけない。
食事の後は、地下の見学。お父さんとJフィリップは車が趣味だそうで、三台の古い大きな車が大事そうに置かれていた。
アンリはそんな中で、いつも笑わせてくれる。今宵はベレー帽とバゲットとワインをもって
「ザ・フランス人だ」と。
さて、そんな彼らとの楽しい時間ももう最後の夜。明日の朝にはリヨンへ向けて出発だった。
ローカル線で乗換駅のディジョンへ向かう。