令和6年度 岡・松本,高橋研究室 卒業研究合同発表会
岡・松本,高橋研究室の卒業研究合同発表会を、
日時:令和6年12月18日(水)13:00~14:45
開催方法:対面形式
会場:ミレニアムホール
令和6年度 岡・松本,高橋研究室 卒業研究合同発表会
岡・松本,高橋研究室の卒業研究合同発表会を、
日時:令和6年12月18日(水)13:00~14:45
開催方法:対面形式
会場:ミレニアムホール
2024年11月10日に富山で開催された日本腎不全看護学会学術集会・総会で東日本腎不全研究会として、聞き書きの交流集会を行いました。
大変好評で、多くの方が参加してくださいました。患者さん(山田としこさん・仮名)と看護師の会話のロールプレイングを行い、その内容を元に、参加者の方に聞き書きカードを作成してもらいました。10分くらいの間でしたが、みなさん、患者・山田さんの話をカードにまとめてくださいました。参加者の、思い思いの山田さん像がカードに描かれて、山田さんも(患者さんとして?)喜んでおりました。
以下、交流集会抄録の抜粋です。
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1.演題名/テーマ:体験してみよう!腎代替療法やACPに活用できる「聞き書き」
2.企画内容 【本交流集会の目的】CKD患者に対する「聞き書き」介入について、必要性、方法、影響、ターミナル期の患者への実践例について紹介します。また、参加者の皆さんにも、「聞き書き」を体験していただき、「聞き書き」の可能性について共にディスカッションすることを目的としています。
【参考文献】
・岡美智代.対象者の話を「書く」ことの効果,日本保健医療行動科学会雑誌,33(2),19-23,2018
・岡美智代,他.患者の自分史を作成するという看護イノベーションにおける「語る」、「書く」、「読む」ことの意味 「じっくりEASE(イーズ)プログラム」を通して,日本保健医療行動科学会雑誌,33(1):15-21,2018
・Oka M. et al., Review of feasibility studies to ensure conducting the proper nursing intervention research. DOI: 10.23937/2469-5823/1510153
3.企画団体名:東日本腎不全研究会、代表 岡 美智代(群馬大学大学院)、青木栄子(医療法人駿心会 いなげ腎クリニック) 、木村和美(医療法人恵泉会せせらぎ病院)、剱持貴史(群馬医療福祉大学看護学部)、櫻井あかり(公立藤岡総合医病院)、櫻井一江(元群馬大学大学院保健学研究科)、清水美和子(東都大学ヒューマンケア学部) 、上星浩子(群馬大学大学院保健学研究科)、白土菜津実(群馬大学大学院保健学研究科)、杉山瞬(医療法人社団日高会 日高病院)、田中舞(群馬大学大学院保健学研究科)、徳田佐知子(前橋広瀬川クリニック)、林真由美(群馬パース大学看護学部看護学科 )、松本光寛(群馬大学大学院保健学研究科)
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参加者の方が作成した聞き書きカード
「禁煙に取り組んでいた方でしたが、
患者さんに初孫が生まれる予定があり、
禁煙に取り組んでから、食事もおいしくなった、
私も、
ということです。
本当に良かったです。皆さんも生きがい連結法、活用してください!詳細はこちらをご参照ください!
https://oka.dept.health.gunma-u.ac.jp/old/program/content/5.html
https://plaza.umin.ac.jp/~jin/12ease04_01_2.html
【東日本腎不全研究会 情報交換コーナー】
ここでは,東日本腎不全研究会の参加メンバー同士で行った情報交換の内容を紹介しています。
2024年6月20日 担当:せせらぎ病院 木村
Q: 当院では腎臓病教室を行っていないので、今後立ち上げるにあたり看護外来や腎臓病教室
などの具体的な開催方法を知りたい。
A病院:腎臓病教室は、年1回行っている。腎臓ケアe-ラーニング講座の一部を紹介している。https://plaza.umin.ac.jp/~jin/index.html
医師、看護師、栄養士が、30分くらい話をしている。
腎臓病看護専門外来はこれからやる予定で、電子カルテのシステムに名前の登録をして
いるところ。慢性腎臓病の透析予防指導管理料がとれるようになったので、看護師、管理
栄養士、医師の三者で行う。電子カルテのシステム作りと、スケジュール合わせが大変で
ある。eラーニングを活用し、項目が13あるので、13クールを1セットで行う予定。パソコ
ンを患者さんの前で展開して行うのは難しいので、紙資料を作成した。腎臓病教室につい
ては、年1回行っている。医師が治療や疾患のこと、栄養士が食事のこと、看護師が血圧
測定や日常生活での注意点を話している。20~30分ずつ。医師が患者さんに声を
かける。
B病院:CKD看護外来はないが、CKD教室を多職種(医師・看護師{HD・外来・病棟}・検
査・リハビリ・栄養・事務)のチームで年3~4回行っている。今年度は色々な内容が網羅
できるように、プログラムを作って提示していく予定。一度に20組、30名程度参加されて
いる。チラシを1~2カ月前に配布、外来や売店にポスターを掲示。通院していない人も参
加されることもある。
C病院:糖尿病教室をやっているので、1枠腎臓病も入れることを検討している。医師、管
理栄養士、看護師で行っているので、CKDのことを自分が担当出来たらと思っている。
多職種を巻き込むコツは?
加算がつくことを前面に押し出す。
医師にアピールして他部門へ指示してもらう。
病院として動かすことが出来るように働きかけてみる。
慢性腎臓病の透析予防指導管理料が新設されたので、皆さんの施設での実施状況を参考に
して、算定要件を満たせるよう腎臓病教室を開催していきたいと思います。