2013年11月17日に開催された日本腎不全看護学会学術集会・総会において、交流集会で発表したので、少し遅くなりましたがご報告します。
◆演題名:シナジーを発揮するための施設連携による腎不全看護の活動
◆目的:看護師同士のシナジーを発揮するための、施設の壁を越えた各地域での腎不全看護師による組織運営について一緒に考える
◆発表者:群馬県腎不全看護セミナーのメンバー
8:30開始だったのですが、聞きに来てくださった方は始め数人でしたので、「あ~~、みんな関心持ってくれなかったんだ~~」と、がっかりしました。が、8:40過ぎから、沢山来てくださり、会場に入りきらないほどの人が聞きに来てくれました!!理由は・・・、8:30から、ランチョンセミナーのチケットを配付していたので、みなさんそれを受け取っていたようです。(ホッ・・)
質問も沢山あり、参加者の方と、各地域での腎不全看護師による組織運営について考えることができました。みなさま、ありがとうございました。
本井さんが、感想を寄せてくださいましたのでご紹介します。本井さんは、昨年度まで岡研究室の大学院生でした。2013年の春に、修士号を取得しました。
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交流集会感想
丹後中央病院 透析室 本井裕二
今回、交流集会においてシナジーを生み出す組織作り―SSMを用いた組織の目標設定―」と題した話題提供をさせていただきました。その内容は、ソフトシステム方法論(SSM)についての説明と、SSMを用いた群馬県腎不全看護セミナーの目標設定の実際についての紹介でした。質疑応答の際に、北海道の透析療法指導看護師(DLN)の方より、「DLNの会を立ち上げたが、船頭多くして船山に登る状態となっていて、どうしたら良いか困っている」という旨の質問を受けました。シナジーを考える上で注意しなければならないのは、「シナジーは自然には生み出されない」ということです。多くの人が集まって活動すればそれだけでシナジーが生み出されるのではありません。シナジーが生み出されるためには、お互いを知り、お互いの持つ理念を共有することが非常に重要となってきます。このDLNの方の質問から、そのことを改めて認識することができました。また、SSMに対する理解を深め、実践での経験を積むことによって、組織的活動においてシナジーを高めるスキルを身につけていく必要性を強く感じました。