群馬大学 慢性看護学研究室ブログ

患者様や未病の方が、自分らしく生活できるよう研究・探求しています。糖尿病と慢性腎臓病透析予防外来も開設しています。

第14回 日本慢性看護学会学術集会 開催趣旨

2019-05-21 18:44:00 | 日本慢性看護学会
2019年3月吉日

群馬大学大学院保健学研究科 岡美智代

学会テーマ「慢性看護学の楽しさを未来につなぐ」

  東京でオリンピック・パラリンピックが開催される2020 年の 6 月 27 日(土)~28(日)に第14回日本慢性看護学術集会を、群馬県安中市(あんなかし)で開催させていただくことになりました。

慢性看護においては、困難なことが山積していますが、困難を乗り越えたときにこそ感じる楽しさもあります。まさにオリンピック・パラリンピックに出場するアスリートたちは、多くの困難を乗り越え、晴れの舞台、楽しい舞台を迎えるのでしょう。
それと同じように、困難を乗り越えたときに、看護師で良かった、看護は楽しいと思ったこともあるのではないでしょうか。もちろん、慢性病患者様にとって、食事や薬剤などいろいろな管理をしなければいけない毎日は、決して楽しいと言えるときばかりではありません。しかし、それでも、一瞬でも、何かに対して「楽しい」と感じるときがあるのではないでしょうか?その時見せる患者様の微笑み、その瞬間を逃さない看護師が、患者様と一緒に楽しさを共に味わえるのだと思います。

現在のパラリンピックという名称は、元々の対麻痺者のオリンピックという意味から変化し、Para(沿う、並行)とOlympic(オリンピック)が1つになったものと解釈されているそうです。まさに、患者様の一瞬の変化をも見逃さない看護師はpara nurseであり、para nursingができる人は、患者様に真に寄り添っている看護師と言えるでしょう。

皆様に「楽しさ」を感じていただくために、会場や企画に工夫を凝らしております。「慢性看護学の楽しさを未来につなぐ」というテーマの通り、学術交流を楽しんでいただき、さらに安中の地を楽しみながら、慢性看護の未来へ思いをはせていただけるよう鋭意準備して参ります。皆様のお越しを、心からお待ちしております。


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