【東日本腎不全研究会 情報交換コーナー】
2023年10月19日 担当:公立藤岡総合病院看護師 櫻井あかり
Q 「講演・講義の際に、参加者を飽きさせない工夫」とは?
- 15分講義をして、自分で考える時間やグループワークを取り入れ、発表する、を繰り返す。最初は少ない時間のワークとし、だんだん時間を長くして内容の濃いものにする。座学の時は、対象が好きなキャラクターの絵を時々入れる、冗談を交える。
- 一般の人向けの出前講座では、始まる前に会場の人と話して共通の話題を探す。ご当地自慢の情報をする。講演の中で会場の人に発言してもらったりする。講演の最初には自分の自己紹介をして、親近感を持ってもらい雰囲気づくりをする。参加者の世代が好きそうな有名人やキャラクターの話もよい。講演ではキャッチーな言葉でキーワードを提示する。「これだけできれば大丈夫」などポイントを示し、難しそうと思わせない。簡単なワークも飽きさせないコツ。
- 臨床の人が対象であれば、講演内容に興味を持っている人が多いので集中して話を聞いてもらえる。学生の場合は画像や絵を多く使用する。15分単位くらいで講義やワークを展開すると飽きさせずよい。
- リアクションはややオーバー気味がよい。ポイントを平易な言葉で提示するとわかりやすい。対象に質問して考えてもらう時間や三択問題に挙手するなど参加しやすい進めた方の工夫をする。
- 最後にまとめを述べると参加者が内容を振り返りやすい。
- 具体的な事例を多く話す。絵や図で視覚の印象を残す。