南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

魚釣りごっこ(ポンペイの幼稚園事情)

2007年02月19日 | ミクロネシアの幼稚園
これは、先日こちらの幼稚園のカリキュラムで「漁師」というタイトルのカリキュラムがでてきたので、遊びにぴったりのものがあるといって子どもが描いた魚にクリップをして魚釣りにしたものです。置いていると子どもが楽しんで魚釣りを今日もしていました。

こうしてみると「日本と同じ?」と思われそうですが、実情は異なります。

今日は、ミクロネシアの幼児教育について

こちらでは、遊びより学習が幼児期でも大切にされていて、文字や数字などの学習に比重が置かれています。
そして、その教え方が子どもが楽しめるというのは、かなり難しいかな?とかんじるものです。というより、子どもの発達や今の状況を考えずに教えている傾向があるのでは?また子どもが文字や数字を理解する教え方が十分に成されていないという感じがします。

私自身、数字や文字を幼児に教えるより遊びを中心にして指導をしてきたので、このような指導は先生になって初めてですが、急に日本の遊び中心の幼児教育を展開しても、こちらで理解してもらえるはずはなく、こちらのニーズである文字や数字の学習をいかに子どもにわかりやすく、また楽しくできるかを日々考え、それがこちらの先生に理解してもらい、ローカルの先生が授業の中で上手く取り入れてもらうことが出来ればと活動しています。

この魚釣りも、「こんな風に楽しく遊べるよ」という提案の一つです。
私が今心掛けているのは、日本にある特別な物は使わない。こちらにあり、誰でもが手に入る物で授業をすすめていくこと。そうしないと単に「日本人は凄い」でおわってしまうからです。

まだまだこれからですが、子どもがいかに前向きに活動しているか、子どもの笑顔があるか、子どもが生き生きしているか、それをダイレクトに伝えていくことしかないのではないかと思っています。

人が子ども時代に経験していないことを(ローカルの先生が子ども時代に経験していないであろう楽しさ)大人になって感じ、それを子どもに伝えることは非常にむつかしいことではありますが。目の前の子どもが答えを出してくれると信じて。



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子どもの結婚式

2007年02月17日 | ミクロネシアの幼稚園
今日は、結婚式に招待されました。それも園児に。

といっても園児が結婚するわけではありません。

写真の前側に映っている椅子に座っているのが僕の園児ジュンくん。

彼のお父さんとお母さんが結婚しました。

ポンペイではできちゃった結婚はあまりないけど、できちゃってからだいぶして婚(紛らわしいいい方ですね)つまり事実上結婚していて子どもも生まれているけど結婚していなかった場合や結婚式をしていない場合がよくあります。

この写真ではわかりませんが、終始にこにこしてました。

結婚式もお父さんとお母さんが幼稚園の先生や友達にも是非来て欲しいと息子が行っているので是非と言われました。

なんだからほのぼのしていて、こういう結婚式も良いなあって思いました。

こちらの教会は、生を受けるとき、成長するとき、誕生日などなど生きている中に、生活そのものに教会が存在しています。

日本のような宗教観が世界的にはレアなのでしょうが、いつも心の支えがしっかりとある事って良いなあと思います。そして人生の節目をちゃんと信じている神様、仲間、家族と共に祝えることも。
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電車はないけど貨物列車出発

2007年02月16日 | ミクロネシアの幼稚園
今日は、朝からローカルの先生が、欠席の子どもの所に制服の採寸に行かないといけないから朝からお願いっていって出て行ってしまいました。

この間からしている日本で「かもつれっしゃしゅしゅしゅ・・・」って歌いながら最初は友達とジャンケンをして、勝ったら運転手、負けたら勝った子どものうしろにつく、それを繰り返して、どんどん列が長くなる遊びを楽しむことに。

一週間前くらいから2、3回したたのですが、日本だったら、遊びながら分かることを大切にするので、一斉にしますが、こちらでそれはちょっと不可能なので、最初の頃は、まず2人立ってジャンケンして、2人組になったら次の2人がまたジャンケンしてというふうに日本だったら「先生なんて遊び方しているんだ」って絶対許されない順序で教えていました。

こうしないとこんがらがって遊びとして成立しないし、こうしてじっくりじっくりとこちらの子どもは分かっていきます。今の僕の指導力では。

全員が動きながら、混乱せずに楽しめるようになってきたのは、少しずつルールを守って遊ぶことが楽しくなってきたから。日本のように毎日時間をとればもっと集団として成長するけど、それはなかなか時間的に難しく、僕も毎日遊び中心にするだけの力を発揮できませんでした。(こちらでは遊びは遊び、勉強は勉強なので)

子ども達の笑顔。写真では分からないけど、笑顔が全てなんだけどなあ。
この笑顔があるから子どもは意欲を持って学べるんだけどなあ・・・・

文字や数字で遊んでいるときにはない顔なんだけどなあ。

なかなか遊びが学びであることを伝えるのは難しいですが、諦めず、そして現地のニーズである学ぶことを楽しくそしてわかりやすくしながら、活動をすすめます。

まずそのためには僕が楽しく毎日過ごすことです。子どもと共に
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歯を大切に

2007年02月15日 | ミクロネシアの幼稚園
この島では、今幼児の歯を大切にする事に力を入れています。

入園前検診では、子どもの多くが虫歯だらけでした。(今の幼稚園とは違う場所に検診に行ったときのことですが)

今日はなんと先生自らフッ素を子ども達に塗っていました。

実は昨日しようとしたのですが、食事前だったので「今塗るとすぐ食べるし、その後歯磨きしたら取れるんじゃない?」って僕が話すと暫くして延期になりました。

うーん、やろうとする前向きさはいいのですが、やった後の効果ということを考えてしているかというと、いつも???です。

でもみんな塗ることが出来ました。
途中から保護者も手伝ってくれて、日本ならそんなこと勝手にして良いの?ってかんじでしたが、僕は待っている子どもを見る人がいないので遊んでいましたが。

食事でも今日の給食はローカルの食事。つまりポンペイの人が好きなライスではなく、タロイモです。子ども達はかなり「イ(僕)ヨウキ(食べ物が好き)」といってました。

なかなか手間がかかって、ご飯に頼ってしまうのが現実なのですが・・・

でも子ども達の多くが大好きで安心しました。これならいざというときに「GO LOCAL」出来ます。


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バレンタインライブ

2007年02月14日 | ミクロネシアの幼稚園
写真は、2月14日学校のオフィスで子ども達がクリスマス会の時のビデオをパソコンで見せてもらいました。

これでも立派な視聴覚教育です。きっと。

見にくいので、一部子どもは机の上に座らせてもらって見せてもらいました。

段取りは超悪くて、いつになったら子どもの歌が始まるんだって感じで、もうすぐに給食のため見れなくなりそうなくらい。

でもなかなかビデオを家に持っている子なんていないので、自分の姿を見ることは新鮮だったようで、静かにしていました。

今日は夕方から路上ライブ第2。クリスマスライブを入れたら3回目。

始める前に雨は降るし、案の定ハロウィンのように人は出ておらず、遠目に見ていく人が殆ど。

この日のためにこの島で流行っている曲の原曲であるポリスの「みつめていたい」とか「世界に一つだけの花」のポンペイ語バージョンしたいんだけどなあ。

まあ僕には想定内(もう死語かな)なので、これにめげずに頑張ります。とういか楽しみます。

他にもUUCのウクレレで、考えていることがあるので、さすが協力隊って言われるようなこともしていきたいです。

さすがに平日にコロニアでライブして帰ってくるとしんどい。

でも楽しいことのためにはどん欲に自分から動いていかないとね。

この島では、ゆったりと時間だけが過ぎ、これをしたぞって実感が持てないから、こういう自分から動いていくことが必要だと思います。



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拷問?いや保護者会

2007年02月13日 | ミクロネシアの幼稚園
昨日の子ども達が家に帰るときに僕がかけた言葉は「ラカップ(明日)ソウチェ(ない)ミエ(何々がある)スクール(学校)」(明日学校はないからね)

そう、今日は幼稚園はお休みです。

僕の家は、子ども達が学校に行くときの通り道になっているのですが、嬉しそうに園児が1人、朝家にいると駆け寄ってきました。

「今日は学校ないんだよ」って話しましたが、キョトン?

僕のホームステイのお祖父さんがその子どもを呼んで「今日は学校ないからね、家にお父さんやお母さんはいるか?」と聞いて、納得させるとドーナツを手に持たせて帰えらせました。(さすがお祖父さん)

今日はそうです。ウー村の幼稚園の保護者会。保健や教育局、大学などからeceの大切さなどを伝える日です。島全体に大きな幕が出るくらいの大事。

ドライバーが僕の家に8時に迎えに来てくれるって言ったのですが、来たのは9次少し前。

会場につくと、カウンタパートが受け付け頑張ってしていました。

9時過ぎからランチ30分をはさみ、2時30分まで延々といろいろな人のお話お話し・・・・・。それも英語ではなく全部ポンペイ語。

これって拷問?本当にきついです。

しかし自分がローカル語を理解していないからなので、僕が悪いのですが。

ECEの幹部も勢揃いでかなりの意気込みを感じます。

文字の大切さを歌で教えたり、歯を磨かないと歯が悪くなることなど写真を交えてかなり濃い内容でした。

参加者全員に歯ブラシと歯磨き粉、それにくじ引きしてTシャツを配ってと、かなり大盤振る舞い。途中でスナックとランチ付き。

どこからこんなお金が出てくるのかな?って感じですが。
こういうお金の使い方は、かなり日本とは異なります。

おもてなしの気持ちが強いとも言えるし(実際そうですが)
やはりばらまきとも言えるし。

夕方は教会の前でウクレレバンドの仲間の小学校隊員と明日の為に練習しました。

今日は夕方に教会ないので、ギャラリーもほとんどなく、ほぼ2人きり。

明日はコロニアへセントバレンタイン路上ライブ決行です。
前のハロウィンのように人は出ていないので、寂しい?厳しいライブ環境ですがまずやってみるで頑張ります。


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世界共通幼稚園ごっこ

2007年02月12日 | ミクロネシアの幼稚園
ブログ、更新滞らないようにしたいのですが、土日はコロニアにいることが多くなかなか出来ません。

金曜日には算数向上プロジェクトで今回は、今まで日本人がしてきたワークショップをローカルの先生に技術移転していくのですが、なんと予定していた1人が出産で1人が病気。どうしようとバタバタしましたが、今日連絡があり、病気だった先生は体調が良くなり、ワークショップには大丈夫とのこと。

土曜日は、月一回の州別会議。夜はモノポリというゲームで盛り上がりました。

日曜日は、ウクレレバンドの練習。日本の「世界に一つだけの花」をポンペイ語
に訳した曲(訳すのに5時間かかりました。ローカルの人にしてもらったのですが)やこの島で流行っている曲の原曲でポリスの「見つめていた」などなど。

水曜日にバレンタインに第二回路上ライブ敢行します。

本題は、幼稚園ごっこ。

我が幼稚園は幼稚園バスでの通園なので、早く来た子どもは、本来はじっとがまんして座っていないといけないのですが、そんなこと出来るはずもなく、先生の目を盗んで遊んでいます。(それが本来の姿だけど)

今流行っているのが、幼稚園ごっこ。

いい方はローカルの先生そっくり。日本では僕そっくりになるんだけど。
幼稚園の先生は自分のクラスの子どもが幼稚園ごっこしているとぞっとするかも?

保護者の方にも家で幼稚園ごっこしていて、先生のまねしています。とか言われると「大丈夫かな。まずい・・・」って感じですが。

子どもは世界共通ですね。幼稚園ごっこができるというのは、平和な証かもしれません。

途中で子どもがやってきて「それってOO先生だね」って話をしたり、「はい、上手に出来ました。拍手して」などなど、子どもの真実を見る力には、やはり驚き。

本当は写真ではなく、ビデオで見せたいのですが・・・

今日は、ローカルの先生が僕が今まで子ども達に教えていた道具や方法を少し取り入れながら保育をすすめてくれて、大満足。

こんなことは滅多にありませんが、こういうことが大きな支えです。

そしてこんな本当に小さな技術移転を積み上げられたら最高です。

うまくいかないことだらけですが、些細なこと、小さな喜びを大切にして活動したいと思います。

喜びという感情は、自分で感じて、自分で決めることですから。
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制服採寸でわかるチームワーク

2007年02月09日 | ミクロネシアの幼稚園
今日は、幼稚園のバスの運転手さんと話をしていると「今日は11時に子どもにご飯を食べさせて制服の採寸にコロニアに行くんだよ」と言われました。

そのつもりで授業をすすめていると11時になっても同僚は何も言わないので?

聞いてみるとドライバーの話は変更になって、11時食べなくてよいと言う返事。

それから暫くすると「やっぱり11時に食べる。制服を作ってくれる人が来るから」とどたばた(僕の心の中だけですが)

子ども達は採寸なんてしたことがない子が殆どで、少し採寸いやがったりしていました。お医者さんに見てもらうような感じなのかな?

でもこの間のバザーの収益金でみんな新しい制服を着て卒業できるんだから、嬉しいはずです。

でも本当に卒業式に新しい制服を用意できるこの国って本当に開発途上国?って思うこともあります。

そこが南の島の大きな問題なのですが。

話は最初に戻って、11時にご飯を食べさせようと給食室に行って給食の先生と話をしていると「私たちにはチームワークがないね」と時間のことで僕がバタバタしているのを見て言われてしまいました。

本当にチームワーク取れていないし、仲間がそう思っているんだと・・・・
でも僕は「WE CAN MAKE TEAMWORK」って言い返しました。

そうだ僕がもっと色々と動いてみんなに情報を伝えないといけないなあって。

僕が情報を聞くのは一番最後だけど、それもこれであっているの?ってみんなに確認するなどしていくと少しは変わる糸口になるかも。

「チームワーク」とても難しいことです。言葉の壁、習慣の壁でも彼らにとって外人?が入っている僕がいるときがよいチャンスなのかもしれません。

問題点がはっきりしたことでそれを少しでも良くしていく方法に考えましょう。

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幼稚園のバザー

2007年02月07日 | ミクロネシアの幼稚園
今日は、幼稚園の保育室の隣のナース(ココナッツの葉っぱが屋根になっている建物)は、大忙し。

なぜなら、今日はECE(幼稚園)の保護者がバザーを行うからです。

昨日もカウンターパートのセニータが買い物に行ってくるというので「なんで」と聞くと今日バザーがあることを教えてくれました。

写真にあるように葉っぱをお皿にして、家でそれぞれの保護者が作った料理を分けて、ローカルフードセットのできあがり。

チキンや魚の焼いたもの、ブレッドフルーツ(パンの実)、バナナ、ココナッツ、ご飯、サラダなどなどかなりのボリュームです。

このバザーは卒業式に全員の子どもが新たしい制服を着れるようにするためです。

この間から何度かmeetingをしている意味が分かりました。

いつもながら幼稚園の保護者の温かい支えには、感動です。

そして、カウンターパートの仕事としてこのようなバザーの采配もあることなど、
僕たちには見えない仕事が彼女にはたくさんあることも理解しなくてはいけないと改めて思いました。

そして、僕も2カゴ買うことにして、家に持って帰りました。

家族は喜んでくれて、「ありがとう、これ好きなんだ」今一緒に住んでいるお母さんにも好評だったし、途中で道で出会ったお祖父さんの孫達にも「今日食べ物たくさんあるから食べにおいでよ」と声をかけたら遊びに来たり、お祖父さんからも「ありがとう」って言ってもらいました。

このバザーで子ども達が真新しい制服で卒業式(5月)を迎えるのが楽しみです。

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こちらでも自動車はSHIDOUSHA

2007年02月06日 | ミクロネシアの幼稚園
今週の幼稚園のテーマは乗り物。

子ども達にとって身近な乗り物は自動車。
ポンペイ語で「SHIDOUSHA(シドウシャ)」っていいます。
そう日本語の自動車がそのまま残っています。

ポンペイには日本統治時代の言葉がかなりあります。

映画のことは「KATUDOU(カツドウ)」活動映画のことです。
蛙はそのまま「KAERU(カエル)」
下着のことは「SARUMATA(サルマタ)」サルマタ。

かなりタイムトリップした言葉が多いですが。

話は幼稚園の自動車。
昨日は子どもに自動車の絵を描かせたり、今日は雑誌から自動車の写真を切り抜いて紙に貼ったりとかなり子どもが楽しめる活動をローカルの先生がしてくれました。

といっってもこちらのはさみはプラスティック製で子ども達は切ることができないので、先生が大きなはさみで切らないと間に合わないのですが。

数字などの遊びでは引っ込みかちのMIKEが大きな自動車を見つけて喜んだりとこういう活動で浮かび上がってくる子がいることは嬉しいです。

こちらのカリキュラムや主な活動である文字数字の活動を大切にしながら、こういう心が弾む活動を僕からもっと提案していかないといけないなあって思いました。

今日は、機嫌の悪い子どもが寝そべっていて、よいしょって持ち上げると腰が痛い。激痛が走るほどではなかったけど、念のため湿布をしています。

丁度昨年も日本の幼稚園で足をケガした子どもを抱っこしようとして、腰を痛めたことがありました。

用心しないと。

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園児失踪事件?

2007年02月05日 | ミクロネシアの幼稚園
もうあったいう間に2月。

パソコンのセキュリティーも更新できたので、これからはどんどん書かないと。

今日は幼稚園で一大事件。

10時過ぎに自由遊びが終わるといつも来ている保護者の1人が「私の子どもがいない」と言い出しました。

子ども達は円形になって座っていたので、見渡すと確かにその園児はいません。

急いで庭や学校の校庭を探すことに・・・

校長先生にも声を掛け、校長は学校から出て外を探し始めました。

確か自由遊びの最中に本人のお姉ちゃんと遊んでいるのをみたんだけど。

保護者がお姉ちゃん(自分の娘)に話を聞きに行っても、居場所は分からず。
学校の先生も心配して探し出した矢先に、他の園児から「いるよ」っている声。

なんと保育室のおもちゃの陰にずっと隠れていたようです。
コーナーになっていて、子どもが隠れても分からないのですが。

日本でもこのようなことがあったのですが、まさかポンペイでも同じ事があるなんて。

確かに隠れていた子も、ちょっと心配する要因があります。
なかなか母子関係が上手くっていないみたいで、すぐに怒ったり泣いたりすることが気になっていた子どもなのですが。

ここではそういうメンタルな部分をどこまで教師が掴んでいるか不確かなのですが。

でもよかったです。何かいざこざがあって怒って帰ってしまったのかな?と思いましたが。

先生達もこれを機に子どもが自由に遊んでいるときに子どもと一緒に遊んでくれる
と良いのですが、その道は険しいです。

でも子どものすることってどこでも同じだなって思いましたし、やはり教師としての観というか、気になる点は見逃さずに捉えていかなくてはいけないなあってつくづく思いました。
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早くも表彰状

2007年01月24日 | ミクロネシアの幼稚園
先週のポンペイの幼稚園の会合に出ると、なんと様々な表彰の時に僕の名前が・・

海外からポンペイの幼稚園に働いてボランティアをしていることに対しての表彰状をくれました。

僕の活動はまだまだこれから続くのですが・・・ってかんじですが、

正直嬉しいです。

日本ではなかなか賞状はもらえないですからね。

僕がもらった賞状で一番凄かったのは、「コウノトリ賞」といって地元の県で、長年青少年育成や地元貢献している人が県から表彰してもらうのですが、何故か僕がもらいました。

周りはお年を召された方ばかりで、「なんで若造がいるんだ」っていう目で見られたのを覚えています。

僕が「コウノトリ」ってのが傑作です。コウノトリは子どもを運んできてくれるのに、僕には幼稚園には可愛い子どもがいっぱいいますが、実生活ではいないので。

まあそれはさておき、この賞状をもらったことを機にますます頑張らないといけないなあって思っています。

そして賞状という形より、記憶に残る活動を目指して頑張ります。
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とうとう日本人がポンペイ語の文字教えます

2007年01月24日 | ミクロネシアの幼稚園
2007年がスタートしてはや3週間が過ぎました。

ブログの更新が1週間に1度になってしまい、まずい書きたいことがないわけではないのですが、先週は、ポンペイの先生を対象にしたワークショップに算数向上プロジェクトとして4日間出たので、朝は幼稚園、昼からタクシー飛ばして、いろいろな場所に行っていました。

僕の仕事はと言えば、相変わらずです。なかなかポンペイ語が上達せず、単独で日本のような授業をするのは、難しいです。
それに僕は、あくまで現地の先生におこがましいですが、僕の姿を見て何か感じてもらうことが出来ればと思っているので、僕が進んでどんどん日本式の幼稚園の授業を見せるだけに終始しないようにしたいと思っています。

今まで幼稚園で取り組んできた幼児への算数指導は、まだ完璧ではないのですが、1-10までがわかったり、多くの子どもが書けたりできるようになってきているので、現地の先生は安心しているようです。

今現地の先生達が気に掛けているのは、「A・E・I・O・OA・U・H・・・・」と20あるポンペイ語の発音を言えるようになることとそれが書けるようになること。

こちらの先生は、せっかちというか、子どもが少しずつ分かるということを感じ取ることが難しいようです。
つまり、早くたくさん教えたい。それも子どもがどう感じているかは、あまりじっくり考えずに。なので今までも何度もこの発音の文字(ポンペイ語の文字)については、現地の先生が指導しているのですが、一向に子ども達の理解が進みません。また、子どもが文字を書く紙も何のヒントや興味もないただの白紙だったり、ちょっと工夫していて線が引いてある程度なので、子どもはすぐに退屈してしまいます。

そこで、先生と話し合って、大文字と小文字(Aの場合、Aとaの両方を教えます)を教えることは難しいこと、そしてなにより、毎日5-8文字を一度に時には一度に20文字を教えることは、子ども理解につながらないことを話しました。

そして、20文字だから、1文字ずつ教えていくと、週5日×4週間=1ヶ月で全ての文字を教えることが出来ることを伝えました。
実はこのことは前にも話したのですが、現地の先生は「たくさん教えたい」という気持ちが強く、納得してもらえませんでした。

今回は、今子どもがあまり興味を持っていないこと、理解が深まっていないこと、それに僕との信頼関係が少しずつだけど構築され始めていることなどなどがあって、「それならやってみる」と言ってくれました。

といっても教え方が急に変わるわけではないので、一日一文字を教えるワークシート(本当はこんな形は僕の望むところではないですが、書けるようにするためにはやはり実際に書かないとね)を作成しました。

昨日はその初めての授業で「Aとa」を教えました。

「A」は最初の文字なので、子どもも知っている子が多く、また最初にAの書き方、Aはaramasという人という意味の言葉の「A」ということ、そして大文字と小文字を一度に書いていたのを改め、大文字と小文字を別々に書くようにしました。

Aの罫線を引いて3行書きます。内容は
1行目は、僕がAの点線を引いているのをなぞる。
2行目は、半分は僕がAの文字を書いているところをなぞり、後は罫線に自分で書く。
3行目は、全部罫線の上に自分で書く。

その後は小文字を同じように。

今まで殆ど書けなかった子もやってみようとしたり「先生これどう書くの?」と興味を持ったり、「出来た」と嬉しそうに持ってくる子もいて、もちろん間違いなどもありますが、全員が一枚の紙にぎっしりAとaを書くことが出来ました。

早く終わった子どもは、僕がARAMASとして書いた人間や大きく書いたAの文字を色で塗りました。

子どもが書いた紙を先生が集めてなにやら・・・

ワークシートにセロテープを張り、1人1人の子どもに壁に張るように言っています。
これって子どもが楽しくできたクリスマスの飾りと一緒。

それって今日の授業はうまくいったって事かな?
明日からもこのやり方でやってくれると良いなあと思っています。
凄く遠回りのようですが、今現地の先生が求めていることに対して、教育的意図をもちながら、しっかりとサポートしたり、ファシリテート(導く)したり出来ればと思います。

いくら僕が「日本のこんなこといいよ」と先頭を切って走っても、現地先生が興味を持ってくれなければ、先生達が必要としていなければそれは単なる独りよがりだと感じます。

でもそんな中にも「子どもに愛情を持って接すること」「1人1人をしっかり見て、ここの発達状態に応じて接すること」「活動をする度に子どもが自信と喜びをもつこと」などは、どんな授業であれ、伝えることができるし、実践できると信じています。
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子どもの成長が見えるクリスマスツリー

2006年12月11日 | ミクロネシアの幼稚園
12月に入って、島はクリスマス一色。

そして幼稚園の子ども達の心の中も。

幼稚園の部屋に大きなクリスマスツリーの形をつくってそこに子ども達が切った(いやちぎった)紙を貼っていますが、今度はここの制作に挑戦。

日本のように1人1人の子どもに丁寧に準備することの伝えたいので、1人1人にクリスマスツリーの形を切った紙を用意して、そこに子ども達が絵の具を指型で押しました。

ただそれだけですが、子ども達はクリスマスツリーになることがうれしくてしかたないようです。

そしてその中でもこの写真の子どものように、いつもは集中力がなくてすぐに「もう出来ない」って言ってしまう子が、他の子どもが終わってもずっとクリスマスツリーの飾りの色を隙間がなくなるくらいに塗り続けていました。

「これが子どもの成長なんだ」って思うのですが、今の同僚に伝えても上手く伝わるはずもなく・・・・

こんな子どもの姿をみて子どもの成長が感じ取れるなあって先生が思える日が来ることを願っています。
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車から大声で

2006年11月23日 | ミクロネシアの幼稚園
今日、学校の1時間半にも及ぶ長い現地語の職員会議でぐったりしていた後、道を歩いていると僕の名前を呼ぶ声がトラックから。

そう僕の生徒で友達に何か言われるとすぐ涙ぐむCOBEYの姿が見えました。
何度も僕の名前を幼稚園では見せない大声で言っていました。

僕の姿が遠くに見えなくなりそうになってもトラックでおかあさんに僕の名前を何度も行っているのが聞こえました。

日々活動を送りながら、なかなか同僚に上手く技術移転はもちろん、気持ちが上手く繋がらずに「空回りしているなあ」「いったい何が悪いんだろう」と悩むことも多いですが、子ども達は僕のことをしっかりと受け止めてくれているのだなと嬉しくなりました。

最終目的は現地の子どもではなく、同僚の先生への技術移転ですが、それを支えてくれるのは間違いなく子どもたちです。
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