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おうち映画(海外)・マイ・ブラザー、マイ・シスター/エリザベス

2022年08月23日 | 映画(海外)
「マイ・ブラザー、マイ・シスター」
原題 MIO FRATELLO, MIA SORELLA
英題 MY BROTHER, MY SISTER
2021年 イタリア
【Netflix】

20年間疎遠だった兄・ニコラ(アレッサンドロ・プレツィオージ)と妹・テスラ(クラウディア・パンドルフィ)が父親の葬儀で再会
父親の遺言書にはキャンピングカーをテスラの娘・カロリーナに、チェロを息子・セバスティアーノに、自宅をテスラに、そして共同所有者にニコラを指名します
物件は両者の意向に沿って平等に処分できるとし、法的な義務はありませんが1年間一緒に住むのが条件となっていました
20年前に突然家を出ていき音信不通だったニコラを許せないテスラは同居に納得できませんが、自由気ままなニコラはどこ吹く風といった体で自分のやり方を持ち込みます
母親を呼び捨てにし母親と思っていないカロリーナはニコラの同居を機会に家を出ます
ところが、統合失調症を患うセバスティアーノはニコラの闖入を受け容れ心を開き始めます

8年前に夫に捨てられたステラは、自分が頑張らなければ、という気持ちが強すぎて知らぬ間にカロリーナやセバスティアーノ、そして自分自身を追い込んでいました
そこにニコラという異分子が入り込んだことで元々不安定だった家族関係が一気にバラけてしまうのですが、そこはやはり家族
終盤でニコラが家を出た理由が明かされ、テスラとニコラの溝が埋まり、テスラと子どもたちとの距離が縮まり再出発への道が見えてくるのでした

親子、兄妹の関係性と家族の在り方についてシビアに描かれていますが、確固たる家族愛が感じられる作品でした

父親は天体物理学者で子どもにニコラとテスラと名付けました
お茶目じゃないですか?





「エリザベス」
原題 ELIZABETH
1998年 イギリス
【Amazon Prime Video】

イングランドの女王エリザベス1世の数奇な半生を、ケイト・ブランシェット主演で描く歴史ドラマ
先に「ゴールデン・エイジ」を観ており、前日譚として鑑賞しました

16世紀、カトリック派の女王メアリーは王位継承者であるプロテスタント派の異母妹エリザベスをロンドン塔に幽閉します
しかし、メアリーが病で崩御するとエリザベスは新女王として即位
陰謀と裏切り渦巻く宮廷内で絶対君主の女王となります

エリザベスが王位に就くまでに30分が費やされます
可愛いくて恋に夢中な王女様
これで女王が務まるのか不安だらけ
最初から女王らしい女王ではなかったのです
ところが、様々な陰謀に立ち向かい、愛する人を切り捨て、国民のため生涯夫を持たず国と結婚することを選ぶのです
エリザベスが女王としての覚悟を決めたのは宗教統一の演説あたりからでしょうか
見応えがありました
徐々に女王としての威厳を身に着けていくところはさすがケイト・ブランシェットです
笑い方が豪快なのは親近感が持てて良かった^^

最後までエリザベスに仕える側近にジェフリー・ラッシュ
この人がいつか裏切るのではないか気が気ではありませんでした
そんなハラハラもよいエッセンスになっており中弛みもなく最後まで目が離せませんでした

最後のエリザベスの表情が最高です!






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2 コメント

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「エリザベス」 (小米花)
2022-08-28 21:50:38
ケイト・ブランシェットの演技、ただ物ではない!という印象でした。
最近、彼女の作品見てないですねぇ。
返信する
小米花さん (こに)
2022-08-30 08:27:07
ケイトさん、素晴らしかったですね~。
私も映画館へ行くことがなくなってしまい新しい作品を観ていません…。
返信する

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