文春文庫
2012年7月 第1刷
205頁
燦シリーズ第3弾
田鶴藩江戸藩邸に暮らす後嗣・圭寿が屋敷内の庭で男に襲われます
同じ頃、吉倉伊月は、藩邸の不穏な動きを探っていた石崎文吾の無残な死体を前に愕然としていました
さらに女掏摸・お吉が世話をしていた少年が侍の紙入れを掏ったことで切り殺されます
そして、燦は昔、田鶴藩を出て江戸に根を下ろした『闇神波』の存在を知ります
そんな中、圭寿の父・常寿が燦に襲われて落馬した時の怪我が元で亡くなるのでした
少年が掏った紙入れから見つかった薬包の中身は何なのか
燦が圭寿に抱く恐れ
闇神波は今後、どのような動きに出るのか
圭寿の命を狙うのは誰なのか
伊月、燦、圭寿
3人を取り巻く環境は次々と変わっていきます
圭寿とは一体どのような人物なのか、出生の秘密があるのか、
あちこちに散りばめられているであろう伏線を見落とさないよう次巻に期待大です
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