「ザ・クラウン」
原題 THE CROWN
2016年 アメリカ、イギリス
Nシリーズ
全10話
【Netflix】
原作 ピーター・モーガン
シーズン1では
1947年のエリザベス(クレア・フォイ)とフィリップ(マット・スミス)の結婚式に始まり、チャールズ王子とアン王女の誕生を経て、ケニア訪問中の1952年、父国王ジョージ6世(ジャレッド・ハリス)の突然の崩御による女王即位、1953年の戴冠式とテレビ中継の実施、妹マーガレット王女(ヴァネッサ・カーヴィ)と侍従武官ピーター(ベン・マイルズ)との恋と破局など、第3次チャーチル(ジョン・リスゴー)内閣からイーデン(ジェレミー・ノーサム)内閣のもとでの1955年までの女王の治世を描きます
イギリスが最も変化した時代にしっかりとした準備もないまま女王に即位せざるを得なかったエリザベスの困惑と苦悩はいかばかりのものだったのでしょう
驚いたのは、エリザベスが幼少期から一般的な学問を学んでいなかったということ
そちらは他の者にお任せください、だったのですね
マーガレット王女や夫フィリップとの不和も女王という立場では…
巷で高評価のドラマ
話半分で、と観始めたらすっかりハマってしまいました
出演者全員、実際の人物によく似せてあるのにも感心しました
シーズン2も目が離せません!
「すべての見えない光」
原題 ALL THE LIGHT WE CANNOT SEE
2023年 アメリカ
Nシリーズ リミッテドシリーズ
全4話
【Netflix】
原作 アンソニー・ドーア
伝説のダイアモンドを手に、盲目のフランス人少女マリー=ロール(アリア・ミア・ロベルティ)と彼女の父ダニエル・ルブラン(マーク・ラファロ)はドイツ軍に占領されたパリから逃亡
そのダイアモンドを我が物にしようとゲシュタボの将校が親子を執拗に追いかけます
やがて、2人は海辺の町、サン・マロに辿り着き、そこでラジオ放送を通してレジスタンス活動を行っているマリー=ロールの叔父エティエンヌ(ヒュー・ローリー)の家に身を寄せます
一方、違法放送を追跡するためにドイツ軍に徴兵されたヴェルナー(ルイス・ホフマン)は、マリー=ロールが電波に乗せて発する言葉に共感し、心密かに繋がりを感じていました
実は、マリー=ロールとヴェルナーは子どもの頃に、それぞれフランスとドイツで同じ“教授”のラジオ番組を聴いていました
“教授”のラジオ番組を巡って2人の運命が交差します
10年にわたって交差する2人の人生を通して、計り知れない人と人との絆の強さが描かれます
かつてはのどかで美しかった海辺の町で、絶望的な中でも絆が希望を持ち続けるための一筋の光となるのです
ラジオを通して、というのが上手いです
戦時下に雑音の中から聞こえてくる声はどれほどリスナーの心を励ましたことでしょう
映画でも良かったように思いますが、これはこれで満足
原作を読みたいです
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