『土曜しょ~と劇場』
2024年12月放送分
【BSトゥエルビ】
たった10-20分の物語が、人生を変えることもある
アカデミー受賞作をはじめとする珠玉の短編(しょ~と)映画を放送!
「一本の電話」
原題 PHONE CALL
2013年 イギリス
悩み相談の電話オペレーターとして働くヘザー(サリー・ホーキンス)の元に一本の電話がかかってきます
すすり泣く相手に優しい声をかけ励まそうとするヘザーでしたが、この電話は彼女の人生を大きく変えることになります
ほとんどがサリー・ホーキンスの顔のアップ
何とかして電話の相手を助けたいという思いともどかしさ、もう手遅れかもしれないと悟るまでの変化や表情が素晴らしかったです
人生の哀しみと温かさが凝縮されていました

「ヘリウム」
原題 HELIUM
2013年 デンマーク
病院の清掃員のエンツォは深刻な病気を抱えるアルフレッドに、天国とは別の「ヘリウム」という夢のような世界の話をしはじめます
アルフレッドはヘリウムの世界を夢見ることで、徐々に日々の幸せ、そして楽しみを感じはじめるも、エンツォは罪悪感に苛まれていきます
「ヘリウム」という死後の世界を信じる少年の話
少年は信じることで死への恐怖を乗り越えられたのでしょうか
反して、生きているエンツォの苦悩が切ない…

「ナイト・オブ・フォーチュン」
原題 KNIGHT OF FORTUNE
2022年 デンマーク
亡き妻の遺体に、最後の別れをしに来たカール
妻の姿を見るのを拒むカールの前に、同じく妻を亡くしたという男性トーベンが現れます
だが、トーベンはどこか様子がおかしい
そんなトーベンに隠された真実とは
大切な人を亡くした二人が寄り添う、心温まるストーリー
常識からするととんでもないことをしている2人
大切な人の死に向き合えないカールと正面から向き合いたいと願ったトーベン
こんな心の通わせ方もありでしょうか

「アイリッシュ・グッバイ」
原題 AN IRISH GOODBYE
2022年 アイルランド、イギリス
母の訃報を受け、アイルランドの実家へ帰ることになったトゥーロッホは、疎遠になっていた弟ローカンと再会します
1 人では生活ができないローカンを叔母に預けようとしますが、亡き母の「100 の願い」を叶えるまで実家を離れないと駄々をこねだします
亡くなった母のやりたいことリスト100を仲の悪い兄弟が叶えていくうちに許し合うようになるドラマ
兄弟を心配するフランクな神父がいい味を出しています
ありふれた良い話
それだけなのがちょい残念でした

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