文春文庫
2013年6月 第1刷
197頁
燦シリーズ第4弾
圭寿の戯作者デビューが具体的になってきたかと思った途端、挿絵画家に思わぬ災難が…
刺客、暗殺、陰謀
田鶴藩後嗣・圭寿の周囲で起こる物騒な事件の裏にあるものは?
そんな中、燦は黒幕の手がかりを掴み始めます
名君の器と目される圭寿
飄々とマイペースを崩さない燦
圭寿を守るため命を賭す覚悟ながら藩内の確執に振り回される伊月
三者三様、陰謀に立ち向かう様子にハラハラドキドキ
そして、初登場の圭寿の亡き兄の側室・静門院の動きからは目が離せません
嫌な予感しかないラスト
さて、次巻はどんな展開になるのでしょう
「おいち不思議がたりシリーズ」「えにしや春秋」「縫箔屋事件帖」などあさのあつこさんの時代物を遡って読んでいます
本シリーズは年1冊のペースで発刊されていますが、1冊がこの薄さで年に一度では物足りませんね
シリーズものはある程度まとまってから読むほうが精神的に楽かもしれません
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