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おうち映画(海外)・それから/ブラック・スワン

2022年05月23日 | 映画(海外)
「それから」
原題 THE DAY AFTER
2017年 韓国
【Amazon Prime Video】

小さな出版社で働くことになったソン・アルム(キム・ミニ)が社長(クォン・ヘヒョ)の妻から社長の浮気相手と間違えられたことから起こる騒動をモノクロ映像に綴った人間ドラマ

社長と妻の家庭でのぎこちない様子から始まり、社長が本当の浮気相手、イ・チャンスク(キム・セビョク)と抱き合うシーン、独り夜道を歩くシーン、アルムの面接のシーン、いくつかの時間軸が描かれます
チャンスクが海外に行きたいと言って出版社を退社し、新たに採用されたのがアルムです
有能なアルムの入社により仕事が上手く回り始めますが、突然チャンスクが戻ってきて…
会社に妻が乗り込んできて罵られるは、社長からはチャンスクが戻ってくるから辞めてくれと言われるは、踏んだり蹴ったりのアルムです
が、彼女は感情的になることもなくサラリと退社します
もっと抗議すれば良いのにと思いますが、不条理な扱いに対して、気持ちよく抗うアルム
人間が出来てるのかな、なんて思いました

シンプルだけど何故か惹き込まれます
独特な時系列も面白かったです
社長のいい加減さには呆れますが…

最後に夏目漱石の「それから」が出てきます
深い関わりは無いと思うのですが、映画タイトルにもなっているし何か意図があるのでしょうか?
     




「ブラック・スワン」
原題 BLACK SWAN
2010年 アメリカ
【WOWOWプラス】

ニューヨークのバレエ団に所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は元バレリーナの母親に厳しく育てられ、人生の総てをバレエに注ぎ込んでいます
そんなニナに「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが巡ってきます


白鳥を躍らせたら誰にも負けないけれど、暗黒面の黒鳥を表現できず、監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)、ライバルのリリー(ミラ・クニス)、母親からのプレッシャーや、憧れだった前のプリマ(ウィノナ・ライダー)の幕引きなどを受け、次第に精神に変調をきたすニナ
追い詰められてからのナタリー・ポートマンの演技は凄まじく、まるでホラーでした
でも、黒鳥を踊り切る姿の美しいこと!
アカデミー賞主演女優賞は当然です

バレエのことは全く知りませんが、本作を観て、かなり強靭な精神力が求められる芸術なのだろうと思いました
     





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