2018年劇場公開
スタッフ・キャスト
解説
中古で買った車がかつて目撃した交通事故に関わった車であったことから、主人公が思いがけない事態へと陥っていくさまを描いた台湾製サスペンススリラー。
主人公のジャーナリストが以前目撃した衝突死亡事故と、その関係者たちの思惑が入り乱れるさまを映し出す。
カイザー・チュアンが主人公を演じ、『TOP GUY トップガイ』などのシュー・ウェイニンが魔性の上司を好演するほか、アリス・クー、クリストファー・リー、メイソン・リーらが出演。
台湾のアカデミー賞といえる第54回金馬奨で主演男優賞ほか5部門にノミネートされるなど、高い評価を得た
ストリー
ある嵐の夜、新聞社の実習生シャオチーは、2007年のある晩郊外の山道で当て逃げ事故を目撃する。


雨の中、シャオチーが駆けつけると被害者の男性は死亡し、助手席の女性もひん死の状態という重大な事故で、シャオチーは現場から逃走する車を撮影する。
現場から車で逃走した加害者は誰なのか。
瀕死の重傷を負って病院に運ばれ、後日行方不明となった被害者の女の子はどこへ消えたのか。

乗り物事故を起点とするミステリーは少なくないが、加害者と被害者の双方に解かれるべき重大な謎が配されたパターンは珍しい。
おまけに、同じ日に発生した身代金目的の幼女誘拐事件

しかし事故が記事になることはなく、犯人も捕まることはなかった。


それから9年後、敏腕記者となったシャオチーは、買ったばかりの中古車を取材の帰りにぶつけてしまう。

その車を修理工に見てもらったところ……。
車の元の持ち主が9年前の事故の被害者だったと知り、事故の真相究明に乗り出すが、その最中に不可思議な事件が巻き起こる。


この世の闇にさまよい込んだ主人公が行き着く果てには、罪深き欲望と妄執に取り憑かれた人間たちの暗黒面が広がっている。


いつしかサスペンス・ミステリーがサイコ・スリラーへと変貌する。
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