第81回 アカデミー賞受賞作品
作品賞
スラムドック・ミリオネア
作品紹介・・・・インド・ムンバイのスラムに住む18歳の孤児ジャマルは、人生最大のイベントを迎える。
全国民が注目するインド版「クイズ$ミリオネア」に出場し、順調に難問をクリアしていくが……。
秀逸な構成と映像美によって、主人公の“愛と喪失”を爽やかに描いている。
監督賞
ダニー・ボイル監督『作品 スラムドック・ミリオネア』
主演男優賞
ショーン・ペン『ミルク』
作品紹介・・・・70年代、アメリカで初めて同性愛者であることを公にする者として公職に就いたハーヴェイ・ミルク。
偏見に怯えていた同性愛者たちに勇気を与え、人間の尊厳を主張しながらも銃弾に倒れた彼の生き方とは?
ミルクが生きた70年代のサンフランシスコの人々、町並み、そして文化をそのまま再現した本作品。
伝記映画として貴重な記録を見せながら、現代のアメリカが抱える問題とも呼応する同性愛者の人権問題は、08年11月の大統領選でも争点となったように多くの人々の心に強く訴えかける。
主演女優賞
ケイト・ウインスレット『愛を読む人』
作品紹介・・・・ ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」を映画化。
第2次世界大戦直後のドイツを舞台に、戦時中の罪を問われる女性と、10代の頃、彼女に本を読んで聞かせていた青年が、時間を経て再会する悲恋の物語。
製作の遅れから08年内の公開が危ぶまれたものの、製作会社ワインスタインCo.の強力なプッシュにより、ダルドリー監督が急ピッチで編集作業を終え、アカデミー賞レースに参戦となった。
助演男優賞
ヒース・レジャー『ダークナイト』
作品紹介・・・・08年世界最大のヒットとなった『バットマン』シリーズ最新作。全米興収は5億ドルを突破し、歴代2位を記録(1位は『タイタニック』の6億80万ドル)。
前作『バットマン ビギンズ』の監督・主演コンビにより、宿敵ジョーカーとの激闘がよりダークなタッチで描かれている。
撮影を終えて間もなく急死したレジャー(ジョーカー役)の鬼気迫る演技が大きな話題となり、観客動員に火をつけた。
助演女優賞
ペネロプ・クルス『それでも恋するバルセロナ』
作品紹介・・・・知的なヴィッキーと奔放なクリスティーナのアメリカ人女性2人組が旅行に出かけた先はバルセロナ。
そこで出会ったセクシーなスペイン人アーティスト、フアンと彼の元妻を巻き込んだひと夏のアバンチュールが語るものは……。
外国語映画賞(滝田洋二郎監督)・・・・・「おくりびと」 日本
作品紹介・・・・・楽団の解散により職を失ったチェリストの大悟は、故郷・山形で納棺師の仕事に就く。とまどいと少しの嫌悪感。
それでも、遺体を棺(ひつぎ)に納める厳粛な儀式を重ねていくうちに、仕事に誇りを持ち始める。
だが、周囲の理解は得られず、妻の美香は「汚らわしい」と言い残し、家を出ていってしまう。
日本の風土に根ざした、地味にも映るテーマと真しに向き合い、独特のユーモアを交えて温かみのあるエンタテインメントに昇華させた滝田洋二郎監督の手腕は見事。本木雅弘、広末涼子、山努らの好演も光る。モントリオール世界映画祭グランプリ受賞。日本での興行収入は30億円を突破した。
短編アニメーション賞(加藤久仁生監督)・・・・・「つみきのいえ」
長編アニメ大賞・・・・「ウォーリー」
作品紹介・・・・ 人間が去った地球で700年間も働き続けてきたゴミ処理ロボット・ウォーリーと、宇宙からやって来た最新型ロボットの関係を通じて、人類と自然への愛を描く。
ディズニー/ピクサー作品として過去最高のオープニング興収を記録。
随所に見られる『2001年宇宙の旅』へのオマージュや最新のCG映像技術に、つくり手の意欲が感じられる。
アニメーションの枠を超えた感動大作。
作品賞
スラムドック・ミリオネア
作品紹介・・・・インド・ムンバイのスラムに住む18歳の孤児ジャマルは、人生最大のイベントを迎える。
全国民が注目するインド版「クイズ$ミリオネア」に出場し、順調に難問をクリアしていくが……。
秀逸な構成と映像美によって、主人公の“愛と喪失”を爽やかに描いている。
監督賞
ダニー・ボイル監督『作品 スラムドック・ミリオネア』
主演男優賞
ショーン・ペン『ミルク』
作品紹介・・・・70年代、アメリカで初めて同性愛者であることを公にする者として公職に就いたハーヴェイ・ミルク。
偏見に怯えていた同性愛者たちに勇気を与え、人間の尊厳を主張しながらも銃弾に倒れた彼の生き方とは?
ミルクが生きた70年代のサンフランシスコの人々、町並み、そして文化をそのまま再現した本作品。
伝記映画として貴重な記録を見せながら、現代のアメリカが抱える問題とも呼応する同性愛者の人権問題は、08年11月の大統領選でも争点となったように多くの人々の心に強く訴えかける。
主演女優賞
ケイト・ウインスレット『愛を読む人』
作品紹介・・・・ ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」を映画化。
第2次世界大戦直後のドイツを舞台に、戦時中の罪を問われる女性と、10代の頃、彼女に本を読んで聞かせていた青年が、時間を経て再会する悲恋の物語。
製作の遅れから08年内の公開が危ぶまれたものの、製作会社ワインスタインCo.の強力なプッシュにより、ダルドリー監督が急ピッチで編集作業を終え、アカデミー賞レースに参戦となった。
助演男優賞
ヒース・レジャー『ダークナイト』
作品紹介・・・・08年世界最大のヒットとなった『バットマン』シリーズ最新作。全米興収は5億ドルを突破し、歴代2位を記録(1位は『タイタニック』の6億80万ドル)。
前作『バットマン ビギンズ』の監督・主演コンビにより、宿敵ジョーカーとの激闘がよりダークなタッチで描かれている。
撮影を終えて間もなく急死したレジャー(ジョーカー役)の鬼気迫る演技が大きな話題となり、観客動員に火をつけた。
助演女優賞
ペネロプ・クルス『それでも恋するバルセロナ』
作品紹介・・・・知的なヴィッキーと奔放なクリスティーナのアメリカ人女性2人組が旅行に出かけた先はバルセロナ。
そこで出会ったセクシーなスペイン人アーティスト、フアンと彼の元妻を巻き込んだひと夏のアバンチュールが語るものは……。
外国語映画賞(滝田洋二郎監督)・・・・・「おくりびと」 日本
作品紹介・・・・・楽団の解散により職を失ったチェリストの大悟は、故郷・山形で納棺師の仕事に就く。とまどいと少しの嫌悪感。
それでも、遺体を棺(ひつぎ)に納める厳粛な儀式を重ねていくうちに、仕事に誇りを持ち始める。
だが、周囲の理解は得られず、妻の美香は「汚らわしい」と言い残し、家を出ていってしまう。
日本の風土に根ざした、地味にも映るテーマと真しに向き合い、独特のユーモアを交えて温かみのあるエンタテインメントに昇華させた滝田洋二郎監督の手腕は見事。本木雅弘、広末涼子、山努らの好演も光る。モントリオール世界映画祭グランプリ受賞。日本での興行収入は30億円を突破した。
短編アニメーション賞(加藤久仁生監督)・・・・・「つみきのいえ」
長編アニメ大賞・・・・「ウォーリー」
作品紹介・・・・ 人間が去った地球で700年間も働き続けてきたゴミ処理ロボット・ウォーリーと、宇宙からやって来た最新型ロボットの関係を通じて、人類と自然への愛を描く。
ディズニー/ピクサー作品として過去最高のオープニング興収を記録。
随所に見られる『2001年宇宙の旅』へのオマージュや最新のCG映像技術に、つくり手の意欲が感じられる。
アニメーションの枠を超えた感動大作。