僕は僕なりの“マイ”Life

死ぬ前に読みかえして「クスッ」と笑ってみたい

コップとフトン

2012年03月26日 22時52分13秒 | 中国散歩道
中国語でコップを杯子(Beizi: 1声)、フトンを被子(Beizi: 4声)と言う。
同じBeiziでも声の抑揚が違う。
杯子はBeiが→という感じ。被子はBeiが↓という感じ。
でもBeiziである事には変わりない。

この発音が異なると驚くほど中国語は通じない。
「ちょっと抑揚が違っても文脈から推測できるだろ!」
と思うのですが、そんな事はまったくないらしい。
例えば、レストランで「Beiziがほしい」と言ったとする。
仮にここで発音が間違っていて"コップ"が"フトン"になっていたとしても、レストランで"フトン"を頼む人なんていないのだから、
「コップがほしいのかな?」
と推測できるはずだ!と思う。
ところが実際は通じない事が多い。
(ただしこれは抑揚ではなく単純に私の発音が悪い可能性は大)

理由は何かと考えた。
おそらく中国の人にとって発音の違いは、日本人が考える以上に違った言葉なのだろう。
超極端な例だが、あなたがウェイターでお客が「墨汁がほしい」と言ったとする。
多分まったく理解できないだろう。
しばらくあなたが悩んでいるとお客は「さっきのは間違え。醤油と言おうと思った」と弁明。
続けてお客は言う「墨汁も醤油も同じ黒だから分かるでしょ。レストランで墨汁頼む人なんていないでしょ」。
まあ、実際にこんな事は有り得ないのだが、中国人にとっての発音というのは、そんな感覚なのかと勝手に想像してみた。

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