思い出の子猫

８年くらい前でしょうか。
迷い猫と出会ったことがあります。

当時、私は住んでいたマンションから少し離れたところに
駐車場を借りてました。
酒屋さんの裏の一角だったのですが、反対側は私の身長くらいの
崖のようになってました。

車を止めて、マンションに帰ろうとした時に、その崖の方から
「ミーミー」とか細い泣き声が･･･。

声がした方を探してみると、子猫（生後２、３ヶ月くらい？）が
崖を登ることも降りることも出来なくて、鳴いていたのです。

尻尾の長いキジ猫ちゃんでした。

そして抱き上げてしまった私。もう後にはひけません。
かといって、ペット禁止のマンションに連れて行くことも出来ず、
（連れて行っても、当時の私は仕事が忙しくて家に居られない）

文字通り途方にくれて、その場に立ち尽くしてしまいました。
地面に下ろした子猫は、私の傍を離れようとしません。

３０分程そうしていたでしょうか。（恐ろしく長い時間だった）
酒屋の隣の電気屋さんの車が駐車場に入ってきて、
（駐車場が共同だった）車から降りた若い店員の人が
「あれ？猫拾ったんですか？」と声を掛けてくれました。

「そうなんですが、どうしていいかわからなくて」と言ったら
「じゃあ、もらってくれる人を探しますよ」と、子猫を抱き上げて
「大丈夫ですよ」と笑って歩いていってしまいました。

あとで、その店員さんから、店の裏の家の人が引き取ってくれたと
聞きました。
そのお家は、他に２匹の猫を飼っていたので、
快く引き取ってくれたそうです。

私は、店員さんに何度もお礼を言いました。

随分たった今でも、あの時の子猫の顔が忘れられません。
マンションじゃなくなったら、絶対猫と暮らすんだと
心に誓った日でもありました。

***長文スミマセン***

微妙

私に寄りかかって寝ていた時の顔。

な、なんか、ビミョーな顔してない？？？
クシャミの直前みたいな･･･（笑）
『んふ～？』