こんにちは、ロングです。
新型コロナウイルスが猛威を奮っていますね...。
いろいろ世間も騒がしくなってきました。
先日、大型ショッピングモールへ買い物に行ってみると従業員はマスク100%、来客も80~90%の人がマスクをしていて異様な雰囲気を感じました。
僕は普段あまりマスクはしないのでその日もマスクはつけていなかったのですが、ここまで周囲がマスクをしていると、つけていない僕は異端児のようななんだか申し訳ない気分で居心地が悪かったです。集団心理ってやつでしょうか。...
いや、自衛のためにマスクしないとね...。次からマスクします。
で、買い物ついでにマスクを探してみると、普通の価格帯のマスクってほとんど売り切れてるんですよね。その日は高いマスクしか残っていませんでした。
こういうのは困りますよ...最近FRPやカーボンの加工が増えてきたのでこちとらマスクが欲しいっていうのに。...ったく、迷惑千万であります。
各地で行われる予定だったイベントも次々に自粛されているということですので、今年の目標である「どこかの大会へ出場しイイ線までいく」が実現できるのか少々心配です。ミニ四駆の大会も中止になったりするのかな。オリンピックや毎年行われる伝統行事等もどうなるのでしょうか...。早期の終息を祈りたいと思います。
我が家には「抵抗力たったの5か...ふっ、ゴミめ」とか言われても反論できない生まれたばかりの次男(0歳)がおります...。細心の注意を払っていきたいと思います...。
以下ミニ四駆活動です。
前回、マスダンパーをつけた車体を落下させて安定性を検証してみたところ、ほとんど力を発揮しないことが分かりました。
検証結果をもう一度おさらいしますと、
1.車体が着地してバウンドする時、マスダンパーは車体に持ち上げられて一緒に上がっており、2回目のバウンド時にようやく働き出すので挙動が遅い。
2.マスダンパーを増やせば増やすほどかえって不安定になり逆効果となる。
(バウンド後、宙に浮いている時に車体が傾くとマスダンパーが傾きを助長させ、横転につながる)
というものでした。
...挙動が遅いといっても、2回目のバウンドで発揮するんだから付けないよりはマシじゃん、と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
確かに、つけないよりかは付けたほうがマシかもしれないけど...1回目のバウンドで効果を発揮してもらいたいものですよね。
そもそも、タミヤが紹介するマスダンパーとは
こんなふうにビスを立ててマスダンパーが上下可動するものを指しており、これは「ハンマーコング式マスダンパー」とも言うそうです。
このハンマーコング式、手で触ってみた感じマスダンパーはスムーズに可動していますが、もしかしたらマスダンパーの穴の中では抵抗が発生しているかもしれません。
例えばバウンド時に車体が数度でも傾いていると、ビスと穴の中で擦れが生じるハズ...。つまり、真っすぐ垂直に動かないと100%の力を発揮していないのかもしれない(だから挙動が遅い?)
見れば見るほど、このハンマーコング式は少し不都合があるように感じてきました。
そして僕なりにマスダンパーを色々セッティングしてみて検証を繰り返してみた結果、ある形に注目しました。
それはズバリこちら...
「スイングアーム式マスダンパー」というものです。
こちら、ネットで紹介されている通称「東北ダンパー」というもの。
(東北地方の大会で初めて登場したから東北ダンパーと呼ばれているのかな?名前の経緯は不明です...)
いろいろネットを参考にしながら作ってみました。
MSフレキに比べ紹介されているサイトや動画が少なく、皆さんデザインもバラバラで画一されたものはないようなのですが、東北ダンパーとは、アームが弧を描くように回転可動してブレーキプレートを叩く...というものです。
あるサイトでは上下可動より、回転可動のほうが強力に叩ける...と紹介されていました。
上下ではなく、スイング(回転)と...なるほど、物理の世界はよくわかりませんが、例えば野球のバットだって上下に振るより、勢いをつけてスイングしたほうが威力は強いような気がします。
果たしてこのスイングアーム式だと効果はあるのでしょうか?
早速検証....の前に、まずは僕なりの東北ダンパーの作り方をご紹介します。
1.HG MAシャーシ カーボンサイドステー(1.5mm)を用意
2枚セットでお値段700円程度です。こちらを加工していきます。
2.ヤスリで加工
プレートをこんな感じに加工します。
違うアングルから。こんな感じです。
プレートは真っすぐでもいいのかもしれませんが、弓形にしたほうがいい感じに弧を描けるかな?という妄想から、カッコつけて削ってみました。
曲線部分の加工には、丸型 棒ヤスリを使用しました。(ダイソーで100円)
角型の棒ヤスリでは曲線はできませんが、この形のヤスリなら簡単にできます。
プレート2枚とも加工していきますので、このように2枚重ねてビスとナットで止め、ヤスリを当てていけば左右均等にできると思います。
3.マスダンパーとプレートを組み合わせる
今回はスリムマスダンパーなるものを用意しました(約350円)
樽型の長い方を使います。重量は2個で約6g。
上図のように並び合わせ、ビスとロックナットで止めます。
おきあがり小法師...ではないけれど、これを転がすだけでちょっと面白い動きをする東北ダンパー...。何かの可能性を感じます。
4.モーターピンを使って繋ぎ合わせる
こちら、以前しめ縄君が使っていた片軸ノーマルモーター。
ブレークインを手がけ、18000回転まで出力が上がった思い出のモーターですが....これをぶっ壊してモーターピン(真ん中の棒)なるものを取り出したいと思います。さらばノーマルモーター...。
何故モーターピンを取り出すのか...。
以前、アンビ君とのミニ四駆談話の中で
「ミニ四駆の部品で一番頑丈なものは何か」という題目から、
アンビ君「おそらくモーターの軸じゃないかな。これは製品的に曲がっちゃいけないものだからね。コースアウト程度の衝撃で曲がるわけにはいかないし、長い時間高速回転にも耐えなければならない棒だから...かなりの強度と高精度の素材だと思う」
という話を思い出したので、今回の東北ダンパーで採用してみようと思います。
解体して取り出すのに30分くらいかかってしまいました...。結構手こずった><
(この話はまた別の機会でご紹介できればと思います...)
手に取ってみると、なるほど確かにとても硬い。しかもツルツルしてるのでカーボンプレートの穴に通して回転運動させるのにはもってこいの素材かもしれません。
このようにモーターピンを通します。
5.アルミシャフトストッパーを取り付ける
最後に、こちらを使って組み合わせます(約400円)
本当にミニ四駆のアイテムには様々なものがありますね...。
この東北ダンパーを作成するにあたって、最近このアイテムの存在を知りました...。
モーターピンの両端に取り付けて、これで完成。あとは車体に取り付けるだけです。
...というわけで、こんな感じで作成してみました。
早速、車体に取り付けてみましょう。
今回、検証するにあたり、MSシャーシ(黒)を1台用意しました。
こちらはノーマル状態に、前後のバンパーを切り取ったものです。
前後のバンパーの代わりに、「リヤブレーキステーセット」なるものを2つ用意。
黒い方はFRP製の350円。シルバーの方はカーボン製で900円です。
相変わらずカーボンは高えぇ...(´;ω;`)ウゥゥ
コジマ電機を訪れた際、色も素材もバラバラで1個ずつしかなかったのですが、今回の検証のために渋々この2つを購入...。
プレートを前後それぞれに取り付け、東北ダンパーもそれぞれに取り付けます。
(東北ダンパーも2つ用意しました)
ちなみに、このセッティングは全長16cm。
大会ルールの16.5cmに収まっております。
いい感じでスムーズにアームが可動します....。
それでは、車体を落下させて検証してみましょう。
おっ 割と安定してない?
いい....いいぞ....割と車体は跳ねない....
安定しててOKなんだけど....
アームのダンパーって強く叩いてるというより....
おっ...これは理想的な着地...
やっぱりそうだ...。
これは強く叩いてるんじゃない。
衝撃を受け流してるんだ。
スイングアーム式にすることで、マスダンパーが衝撃を受け止めて代わりに動いてるように見えます。衝撃を散らす、とも言うのかもしれない。
衝撃を受け止め、代わりに....
アレですよ。代表的なものとして振り子が思い浮かびます。
こちら、ニュートンの揺りかごと呼ばれる有名な実験装置。
左側の金属球がぶつかってきたとき、4個が動くのと思いきや、衝撃波が音速で物質の中(真ん中の3個)を通り、反対側の右の金属球が衝撃を受け継いで飛び出す、というものです。
もう一度確認...。
バウンドするはずの車体は、ダンパーが代わりに衝撃を受け止めて動くことで、バウンドを抑えてもらっていることが分かりました。
振り子とは形が違いますが、おそらくこういう理屈なのではないでしょうか。
また、ハンマーコング式とは違い、着地した瞬間にダンパーが動くのにも注目です。
しっかりした説明はできませんが、おそらくアームの片側が車体に固定され、もう片側が固定されていないことで衝撃を受けた時に揺れやすいのでしょう。
また、これを見る限りダンパーが強力にブレーキプレートを叩いているのかは定かではありませんが...あまりそんな感じはしません。
ダンパーのブレーキプレートを叩くというのは2の次であり、実は大した意味をなさないのかもしれませんね...。あくまで僕の感想ですが...。いや、衝撃を受け流した後も車体が弾んだ時は、ダンパーの動きが助けになるのでしょう。多分。
最後に、MSフレキ+ペラタイヤのシルバーと、東北ダンパーの黒とで比較してみます。
おっ...東北ダンパーのほうが優秀!?これマジか...
いや...互角といったところでしょうか...
どちらも、なかなかいい感じです。
本当に、互角と言っていいくらいの性能...!
ちなみに、実際の速度の映像だとこんな感じです。
すごいぞ東北ダンパー!!
シルバーの方はMSフレキとペラタイヤの2加工を施されているのに対し、
黒の方は東北ダンパーを設置しただけです。
しかも跳ねやすいノーマルタイヤを装備していましたので、着地の安定力だけで言えば東北ダンパーのほうが有能???
東北ダンパー....これはかなりの有効な改造と言えそうです!
まてよ....このスイングする動き....
そうか....これの最たるものが、もしかしたらあのボディのパカパカになるのでしょうか...。
う~ん...そうか~...そうだとしたら、これは理にかなっているかもしれないなぁ。
これな~...ダサいんだよなぁ...どうしよう...
さて...、ここまでで「MSフレキ」「ペラタイヤ」「東北ダンパー」という安定のための3改造を検証してきました。
これでかなりの安定力を得たのではないでしょうか。
この3つを合わせた車体で検証もしていきたいのですが、まだ新車体の構想がまとまらないので、ひとまずここで止めます。
次ですが....
またまた安定する改造の検証をします。
安定ばかりで少々味気ないですが、やるからには徹底的にです...。
おわり
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ミニ四駆の改造について調べてたらこちらに辿り着いて、面白かったので時間と何を調べようとしてたのかを忘れるくらい没頭してしまいました。
僕も小学生時代にハマってて半年ほど前から本格的にハマり出した35歳です(笑)友達の影響で復帰したのは3年前ですけど。
苦戦するポイントが似ててとても参考になってます。
ブログの続き楽しみにしてます。頑張って下さい!
はじめまして!僕と同世代ということで嬉しい限りです!
余計な文章が多いこんな糞みたいなブログに没頭していただけるなんて...恐縮でありますm(_ _)m
本格始動が半年前とはいえご復帰が3年前ということは、僕より色々ご経験もされていると思いますので、何かいいアドバイスがありましたら是非ともよろしくお願い致します><
僕の最近の悩みは、ボディのパカパカをするかどうか...であります。
のんびり更新ですが、時々ご覧いただければ幸いです!
ダンパーとシャーシはどうやって固定しているのでしょうかッ?
はじめまして!コメントありがとうございます!
参考にして頂けて幸いであります。
アルミシャフトストッパーはモータピンを差す穴とは別に、外周にビスを差すネジ穴があります。
記事のものは、シャーシの下からビスを差し込み(少しシャーシから突き出す長さ)、上からアルミシャフトストッパーを載せて固定している形です。
アルミシャフトストッパーを手に取ってみてみるとすぐに分かると思いますので、どうぞご確認下さい!
今後ともよろしくお願い致します。