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新国立競技場のその後

2015年12月23日 | 新国立競技場・豊洲問題
B案に決定して発表された新国立競技場
余り話題にならないのが気になる。
当初の案で既に支払った金額
ハディド氏のデザイン監修が約14億7千万円。
日建設計、梓設計、日本設計、アラップ設計共同体の設計業務が36億5千万円。
施工予定業者で設計にも携わった大成建設、竹中工務店の技術協力が約7億9千万円。

14億7千万円も払ったザハさんが協力するどころか、
実現可能な案を提出できなかった事で解かる様に、
当初のデザインでは工費・工期全ての面で不可能。
おっしゃる通り、今後の世界コンペには大きな影響を与えるだろう。
根本的に当初から、オープンコンペにした政治家、組織委員会の思い違い。
審査員・応募規定の甘さ・公募した段階の総工費1300億円を審査できなかった審査委員。
相変わらず完全な情報提供、開かれた審査状況はまだまだ・・・
当初のデザインコンペなら、選んだ以上何が何でも完成させるのが常識。
有名な「シドニーのオペラハウス」なんて、ほんの簡単なスケッチで選ばれ、
大変な費用・工期を経て完成されたのは誰もが知っている有名な話。
今回の様な、期日・予算の決まっているものを、
デザインコンペにした事に一番の問題があったのだ。
日本の有名建築家が日本ではなく、
世界のお金持ち(オイルマネー・独裁国家等)の仕事ばかりに向いている。
金にいとめをつけられずに、好きな様にデザイン・設計できる。
素人でも知っている、亡くなった丹下健三・黒川紀章を始め、
今回のザハさんも、A・B案提出者もその方向にある。
今回の共同提案者のゼネコン各社もその方向にあるのだ。
これを肝に命じて、これからの公共建築・デザイン募集等のコンペはしっかり行ってほしい!

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