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Tシャツとサンダルの候

雨の訪問者


ピコーン


スマホから、去年の今日の行動を知らせる通知音が鳴る。

どれどれ?


「へえー。去年の今日、あれば見に行っとる。今から、ちょいと行くか。」

「行く。」



ブイーーーーン




で、ここにいる。


時折、小雨が降る生憎の天気。

こんな日に自生地を歩く物好きは、どうやら私達だけのようだ。



いた。




ご多分に漏れずこの花も、今年は開花が早かったようだ。

既に見頃を過ぎており、色褪せた株が目立つ。



とは言え、誰憚ることなく、二人でゆっくり見るには十分な数である。













代わって、草叢を飾る白色は、シライトソウである。










他には、ヒメハギ




ナルコユリ




サワオグルマ




反対側の斜面は、イブキトラノオの大群落だ。







また雨がパラついてきた。

「次に移動するぞ。」



ブイーーーーン




ビジターセンター休館日と言う事もあり、こちらも人影は皆無である。

では早速散策してみよう。


蛙の卵。

あちこちに無数にある。



モスラの兄弟発見!





そして、

肝心要の、あれはどうかな?





やった!

咲いてたぜ。



スマホを向けるヤツの足元には、


「黒焦げになっても知らんぞ。」


とは、ならないと思うが、

園内全域にわたり、昨年と比べても、より厳重に電線が引かれていた。

絶滅危惧ⅠA類(環境省第4次レッドリスト)のこの野草。

昨年ここを訪れた際、ビジターセンター職員から、深刻な盗採被害に合わせ、イノシシの被害にも悩んでいる由を聞いた。

対策が進んでいる事に期待したい。



ワーイ!












せっかく来たのだ。

展望台まで登ってみよう。



ジャノメチョウの仲間。



スジグロシロチョウ?




イチモンジチョウ?

さっき見かけたモスラの二匹の幼虫も、いずれはこんな姿になるのだろう。

(↑モスラは蛾だ!)



根子岳の雄姿が見えてきた。



展望台から。

奇妙な姿をしたこの山は、その名もラクダ山。

そう聞けば、ラクダの背中にしか見えなくなる。



て、ところで、


「両方とも見られたし、ドピューーンって帰るか。」(私)

「おう。」(家内)




ドピューーン!

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