髙良山へと向かう道中に、最近、生垣と庭の植え込みが取り払われた建物がある。
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暫く前から無人になっていたが、この先、建物の方も解体されるに違いない。
敷地内が見通せる様になり、初めて目に触れた物がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/33/9d7eb776d64c1924255a9abda2f6f664.jpg)
これだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ca/e1e4f06601d6724e60e25d308d96ecc5.jpg)
路地の方から。
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ミイラ男の胸像である。
って、
そんな訳無かろう。
敷地内にちょっとお邪魔して、しげしげと眺めてみることにした。
台座には《〇〇翁喜寿之像》と刻まれている。
恐らく、戦後すぐの頃に設立された、地元中堅企業創始者の名である。
だとすれば、この胸像が作られてから、既に数十年が経っている。
この家の住人は、長年この胸像のある風景の中で、暮らしてきたようだ。
家屋解体までの間、人目に晒される事を嫌ったのかどうか。
胸像をぐるぐる巻きにした覆いの意図は定かでは無いが、
それにしても、もう少しどうにか出来なかったのだろうか。
いくらなんでもガムテープじゃねえ。
そもそも何で自宅に胸像?
創始者なら、普通会社じゃない?
また謎が増えてしまった。