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Tシャツとサンダルの候

胸像のある風景


髙良山へと向かう道中に、最近、生垣と庭の植え込みが取り払われた建物がある。



暫く前から無人になっていたが、この先、建物の方も解体されるに違いない。

敷地内が見通せる様になり、初めて目に触れた物がある。


これだ。



路地の方から。



ミイラ男の胸像である。



って、

そんな訳無かろう。


敷地内にちょっとお邪魔して、しげしげと眺めてみることにした。

台座には《〇〇翁喜寿之像》と刻まれている。

恐らく、戦後すぐの頃に設立された、地元中堅企業創始者の名である。

だとすれば、この胸像が作られてから、既に数十年が経っている。

この家の住人は、長年この胸像のある風景の中で、暮らしてきたようだ。


家屋解体までの間、人目に晒される事を嫌ったのかどうか。

胸像をぐるぐる巻きにした覆いの意図は定かでは無いが、

それにしても、もう少しどうにか出来なかったのだろうか。

いくらなんでもガムテープじゃねえ。


そもそも何で自宅に胸像?

創始者なら、普通会社じゃない?





また謎が増えてしまった。

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