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Tシャツとサンダルの候

大雨の爪痕


昨日まで降り続いた未曽有の大雨は、九州地方に甚大な被害をもたらした。

我が街久留米も例外ではない。

新聞やテレビの報道からは、何カ所も浸水被害や土砂崩れがあった事が聞こえてくる。

幸い私が住む西国分校区は、取り立てて被害も無いようで、早くも普通の日常に戻りつつある。


この二日間、家に閉じこもっていた私。


「高良山ば走ってくる。」


自宅から高良山までは、体慣らしを兼ねてウオーキングだ。



参道鳥居に到着。

ここからは車道を走って行く。


タッタッタッタ



途中、右に折れ林道に入る。

この道路は、殆ど車が通る事は無く、実に走り良いのだ。


タッタッタッタ



あれだけ激しい雨だった割には、落石は無数にあったが、土砂崩れはここだけ。

意外と、高良山は被害が少なかったようだ。



この先は、去年の9月の大雨の後、大規模な道路崩落が起こった箇所である。



これは去年の崩落直後の様子。

道路だった部分は、根こそぎ土砂が流れ落ち、ガードレールとU字溝が宙ぶらりんだった。



ここの復旧も先月末に終わり、全面開通したばかりなのだ。




真新しくなったガードレールと法面が見えてきた。




法面の下には、ある筈のない池が出来ている。

本来あの場所は、この道路の復旧工事のために作られた重機用スペースである。



路面上にも数か所、側溝から溢れた水が溜まっていた。




くるぶしまで水につかる始末。

以後暫くは、足を踏み出すごとに、グチャグチャと音を立てて走る羽目に。



漱石句碑から進路を変え、高良大社方向へ。




高良大社展望台から。

そこには、今まで見た事が無い景色が広がっていた。

大雨被害の生々しい爪痕だ。

水没している箇所の大半は農地である。

農業被害だけを考えてみても、それが甚大である事は、容易に想像がつく

今現在、雨は上がってはいる。

だが、また明日からは、激しい雨との予報も出ている。

これ以上、我が街久留米に、被害が広がらない事を祈るのみだ。



ここから先は、神頼みしかなかろう。

高良の神に、その一点をお願いしたら、


あれを食べようかな。


「トコロテン頂戴!」

「へーい。」


走り疲れた体に、酢酸注入は理にかなっているのだ。


ズルズルズルー

ゲフッゲフッゲフ


酢に咽返る事もお約束なのだ。



あー、美味しかった。


「300円置いとくよ。」

「あざーす。」


疲労回復も出来たし、また走るとするかな。




タッタッタッタ
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