カメラは思うように動かず、かつまたジタバタしたせいで、見たかった鳥はいなくなった。
何たる体たらく。
気持ちの切り替えが必要だ。
「志賀島に行って飯食うぞ。」
飯でも食って、カメラの事はしばし忘れよう。
海の中道をひた走り、30分ほどで志賀島に到着。
何を食うべきか。
そりゃ当然、海鮮だ。
近頃サザエ丼が有名のようだが、元祖と呼ばれる食堂は長蛇の列。
いくら人気店でも、並んでまで食べるのは真っ平だ。
さて、どうする。
目の前に、並ばないでいい店があるじゃないか。
断然ここが良い。
メニューをみると、ちゃんとサザエ丼もある。
フッ
干潟では上手くいかなかったが、どうやら昼飯ではついてるようだ。
家内の注文は、海鮮丼&天麩羅御膳。
ご飯少なめで頼んだ家内。
何となく見た目が貧相だが、無論これはヤツのせいだ。
この店の責任ではない。
「サザエ丼、お待たせしました。」
ほほう、こう来るか。
さしずめ、親子丼での鶏肉のポジションが、サザエに替わったと思えば間違いない。
画像では良く分からないが、
ふかふかの卵の中で眠るサザエに加え、コッソリ海老とかも混じっている。
まさに海鮮のゆりかごだ。
では、サザエまみれのレンゲをグイっと。
モグ
正しくサザエの親子丼版である。
違うのは、コリッとしたこの食感だ。
この食堂でよかった。