佐賀七山の山間に形成された樫原湿原。
希少な植物や昆虫の宝庫である。
広い駐車場には、赤口号一台きりである。
駐車場から少し歩けば、小さな沼が右手に見えてくる。
水鳥遊ぶこの沼を、横目に見ながらもう少し進むと、
樫原湿原に到着する。
やはり、誰もいないようだ。
ジュンサイが咲いている。
ヒツジグサ
未の刻(PM 2:00)に咲き、夕方しぼむことから、この名がつけられたと言う。
午前中のこの時間、確かにどれも半開きである。
シズイ?
今日のお目当てはこれである。
トキソウだ。
名の由来は、トキの羽の色に似ているからだそうだ。
佐賀県では、絶滅危惧I類の指定を受けている。
これは絶滅希望種の、
・・・じゃなかった。
撮影に余念がない、ただのしがないオバサンである。
ヒメミクリ
ソクシンラン
ナワシロイチゴ
モウセンゴケ
ホウチャクソウ
モノサシトンボ
カワトンボ?
しばらく動かずにいてくれる大サービスだ。
アオイトトンボ
アザミの蜜を吸いにくる、各種の蝶。
今年もまた、樫原湿原詣でが始まる。
この後は、お定まりのあの山へ。