そろそろ、あれはどうだろう?
気になって、五ヶ瀬町のウエブサイトを開いてみた。
「おっ、見頃らしかぞ。行くぞ。」
「いつ?」
「明日。」
我々の日程が唐突に決まるのは、いつもの通りである。
向かった先は五ヶ瀬の二上山。
標高を上げるつれ段々と霧が深くなり、展望台入口付近ともなるとご覧の通り。
「ちゃんと天気調べたとね。」(家内)
「まあ、ほれ。今日の目的はあれじゃけん、ガスってても関係なかたい。」(私)
木段を登り詰めると・・・
すぐにそれは、目の前に現われた。
アケボノツツジ
正に見頃と言っていい。
木々には、昨夜来の雨の滴がまだ残る。
こちらは三つ葉ツツジ。
三つ葉ツツジの少し紫がかったピンクと、アケボノツツジの仄かなピンク。
微妙に違うグラデーションが楽しめる。
野鳥の声がしきりに聞こえてくる。
「ヤマガラいた!」(家内)
こちらは画像が不鮮明で、判然としないが、
「ヒガラじゃない?」(家内)
「ふーーん。」(私)
ずっと鳥を探して上を見上げていたら、ピンクの天井である事に気づく。
首が痛くなった。
鳥探しは止めて、先に進もうぜ。
霧の中に浮かぶピンクの水玉模様。
「これはこれで幻想的で良いやんか。なっ。」
「・・・・・・」
山頂展望台到着。
無論眺望はゼロである。
淡い期待を込めて、30分近く山頂に待機するも、
晴れるどころか、小雨まで降ってくる始末。
「・・・降りるぞ。」
登山口まで降りてきた。
林道脇には、
ツチグリがそこかしこに。
ここはお決まりの、
パシュッ
胞子拡散のお手伝いである。
続く