昨日。
「久しぶりに、宝満山に行ってくる。」(私)
「んじゃ、私も行く。」(家内)
え?
お、おう。
有料の駐車場(400円)に車を置き、竈門神社へ進む石段を登る。
「暑いー!」(家内)
ふん、へなちょこめ。
このくらいの暑さで。
お前なんか、俺が熱中症になった時の古処山に、一緒に登ってたら即死だな。
祝詞が上がる拝殿に向かい、山登りの安全を祈願。
神社裏の登山口から、正面登山道で山頂を目指す。
ヒヨドリソウ
今回、スマホしか持ってきていない。
ブレブレ画像ばかりであると、最初に断っておく。
登り慣れた山道。
とっとこ登って行くも、、、
四王寺山を振り返る事が出来るこの辺りまでくると、
「あれ?おかしいな。古処山の時みたい。なんか・・・きつい。」(私)
「止めてくれ!オッチャンなんか、オンブしきらんぞ。」(家内)
竈門神社では偉そうに家内を叱咤していたくせに、この辺りまでくると、私の方があきらかにバテている。
み、水。
水飲まなくちゃ。
ヤマジノホトトギス
「おお!!ホトトギスやん。いっぱい咲いとるぅ。テンション上がってきちゃったよ、わーい!」
ヤツは、やたらと元気である。
下を向き息を切らしている私とは、完全に立場逆転である。
バテた体を更に鞭打つ、鬼の石段が続く。
ヒーーーー
アキノタムラソウ
鬼の石段を登りきると、中宮跡にでる。
ほんのちょっとだけだが、平坦な道となる。
ここで、呼吸を整えねば。
ミズヒキ
キンミズヒキ
ヤブラン
オオバギボウシ
中宮からは、花崗岩の岩場となる。
もうすぐ頂上だ。
頂上の上宮への階段。
山頂到着。
今思い出した。
このTシャツ、
あの時、古処山で熱中症になった時に、来ていたTシャツじゃないか!
以後、この呪われた横縞Tシャツは、永遠に封印する事に決めた。
ご神体の巨岩。
花崗岩からなる山頂は、四方は切り立った断崖となっている。
?
そういえば、先程からヤツが居ない。
辺りを見回すと、断崖にそそり立つ巨岩に取りついているヤツが居た。
どうやら、身の程知らずにも、天辺まで登ろうとしているらしい。
暫く観察していると、、、
・・・怖気づいたらしい。
中途半端な位置で、振り返った。
最初から止めとけばいいのに。
ゲンノショウコ
タカサゴユリ
「これ外来種よ。こんな山頂にまで。引き抜きたか。」(家内)
やめとけ。
今回、
中盤で少しバテてしまったが、早めの給水のお陰で事無きを得た。
古処山での経験が生きた。
還暦過ぎて、少し賢くなった私である。