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Tシャツとサンダルの候

サギソウ咲く


日曜日


梅雨が明けたと思ったら、早速、台風接近である。

そうとなれば今、晴れてるうちに、


「サギソウば見に行こうか?」


サギソウと言えば樫原湿原。

樫原湿原と言えば、天山登山もセットだ。

予報を見れば午後から雨となっている。


「てことは、天山から先に登った方がよさそうやな。」




登山口到着。

さっさと準備を済ませ、靴ひもを締めたら出発である。



アキノタムラソウ

緩やかな登山道を行く。



コオニユリ


ぬ、

ポツッと来たか?


ヤマホトトギス




シュロソウ



ザザザーーー



うひゃー、とうとう振り出しやがった。

雨具を出さなきゃ。



前を行くのは、セムシ男、、、いや、セムシ女ではない。

あの背中の瘤はザックである。

雨が降ると、ザックもろ共雨具を羽織るのが、ヤツの流儀なのだ。

こうすれば、ザックが濡れるのも防げて、


「一石二鳥じゃん!」


と言うのが、ヤツの主張だ。

なるほど。

合理的ではある。

人目さえ気にしなければね。


良い子は決して、真似などしてはいけない。



ザザザザーーー


こ、こりゃ、いかん。

本降りになってきたぞ。

どうせこの降りじゃ、カメラも使えないし、



撤退!!



残念ではあるが、とっとと登山道を引き返し、駐車場へ戻る事にした。




次の目的地樫原湿原の天気はどうであろうか。










なんとピーカンである。


標高1000m付近と700m付近では、こうも違うものらしい。

いずれにせよ、セムシ女の傍を歩かずに済むのは、神に感謝せねばなるまい。


では、湿原散策と行こうか。



オトギリソウ




コオニユリ



桔梗




ワレモコウ




ツチアケビ




恐らく先程までは、この辺りも降っていたのだろう。




キイトトンボ

雨のしずくが葉っぱを濡らしていた。



サワギキョウ




オミナエシ




サワヒヨドリ




カワラナデシコ







サイヨウシャジン




ヌマトラノオ




ナバンギセル




この日、湿原に目立ったのは、




キスゲと、




コバギボウシである。






そしてそして、この日の主役と言えば、何てったって、



サギソウだ。

羽を広げた無数の白鷺が、葉の間を飛び回っていた。



















完全に晴れ渡る青空となった。

午後から雨との予報は、一体全体何だったのだ。

もしかして、今から天山に向かえば登れるかも。

段取りが逆だったか。



いやいや、

どうせもうすぐ、アレが咲く季節がやって来る。

リベンジはその時だ。



直ぐに戻って来るぜ、天山。

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