この夏の私達の命題は、『避暑』。
この2文字に尽きる。
今日も今日とて、暑さを逃れてこんな所にやって来た。
菊池渓谷である。
渓谷に一歩足を踏み出せば、すぐにひんやりとした空気が私達を包み込む。
「やっぱ、涼しかあ。」
「全然違うね。」
だがしかしである。
渓流からある一定の高さを遊歩道が越えると、
端的に言えば、
渓流のミスト帯を越えると、突如として蒸し暑くなる。
こうなると、普通の遊歩道と何ら変りはない。
結局、汗みどろになるしかないのだが。
オオキツネノカミソリ
ハグロソウ
岩を抱え込む巨樹
ベニシュスラン
今回の探し物の一つだ。
ハクウンラン
どうにもこうにもピンボケだが、これしかないので掲載する。
広河原で昼飯。
ここなら、渓谷クーラーの温度設定は最強だ。
たちどころに汗が引いていく。
キンミズヒキ
誰が積んだのか。
ふっと息を吹きかけただけで、倒れてしまいそうな危うさだ。
名人芸である。
イワタバコは今が見頃。
ウバユリ
ムラサキニガナ
ツチアケビ
実になっている。
探していた夏エビネは、蕾しか見つけられなかった。
「あー残念。」
「また来ればよか。」
暑さにはからっきしの私。
どうせこの夏、毎日「暑い、暑い」と騒ぐのだ。
嫌でもまた来るさ。
この日、何故か鳥の鳴声が聞こえてこない。
全くと言っていい程である。
前回のオオルリの不始末も、結局リベンジ成らずである。
ツルアジサイ
キツリフネ
結局、
涼しかったのか、暑かったのか・・・