「ちょいと行ってくる。」
家内にそう告げ、
朝まだき空の下、独り車に乗る。
目指すは阿蘇『古閑の滝』である。
この季節にしか見ることが出来ない氷の花を見に行くのだ。
ここまで早く出発したのは、もしかしたら、午後から気温が上がり、僅かでも溶けだすのを心配してのことだ。
阿蘇盆地が見えてきた。
調度その時、阿蘇五岳の方から朝日が昇ってきた。
かへりみすれば
・・・月傾きぬ
である。
古閑の滝駐車場到着。
正面には当然だが、外輪山が広がる。
こんな時間でも、もう数台が止まっていた。
阿蘇盆地には、帯状の白い靄がかかっていた。
駐車場からは、600m程歩かねばならない。
山道を登る。
凍結を心配していたが、全くそういう場所はなかった。
豊肥線かな?
トンネルの上に道は続き・・・
二つの滝が見えてきた。
右が雌滝。左が雄滝。
展望所に到着。
雌滝全景
雄滝全景
こちらの方は、水量が少ない。
雌滝最上部。
すごくない?
岩に当たって、飛び散ったままの格好で凍ってるんだもん。
これも、水の動きそのものが見えるようだ。
これは確か雄滝のツララだったかな。
分からなくなってしまう。
雌滝滝壺
氷の内側を僅かな水が通り、滝壺に落ちていく。
いやいや、ばっちりだったぜ。
んじゃ、帰るか。
移動時間、片道2時間半。
滞在時間、30分の旅である。
なにか?