佐賀の相知町の蕨野棚田がいいらしい。
教えたくれたU先輩の言によると、
「素晴らしかったですよ。石積みが大したもんです。」
との事。
「行ってみるか。見帰りの滝もすぐ近くだし。ついでに紫陽花も見れるぞ。」(私)
「行く。」(家内)
てな事で、先ずは見帰りの滝だ。
「見返り」ではなく、正しくは「見帰り」なんだそうだ。
滝から麓まで降りてきてさえも、もう一度立ち帰って、見てみたい滝との意味でつけられたとの由。
知らんかった。
「うひゃー、人が多いな。あ、しもた。今日は日曜日やんか。」
暇人のくせに、こういう場所は、平日に訪れるべきだった。
だが、来てしまったものは仕方がない。
登るとするか。
滝までの1km程の沿道には、びっしりと多種多様(約40種4万本)の紫陽花が植栽されている。
色とりどりの紫陽花を楽しみに、当然、歩いて登る。
但し、足腰に自信がない方には、シャトルバス(100円)も出ている。
滝が見えてきた。
落差100m。日本の滝100選にも選ばれている。
滝つぼの周辺は御覧の人出だ。
滝つぼ近くの岩の上に、ミヤマカワトンボ?が数匹、羽を休めていた。
メタリックグリーンの胴体と、琥珀色の羽を広げる様は、
「ガバイ綺麗かぁ。」(家内)
である。
川向こうには遊歩道もあるようだ。
帰りは遊歩道を通って帰ろう。
渓流添いを歩くこのコース。
ひんやりとした空気が実に心地いい。
遊歩道が終わり、車道の沿道に出て来ると、強烈な日差しが降り注いでくる。
一気にTシャツは汗びっしょりとなる。
沿道にある出店の看板に、『葛切り』の文字が。
「ちょいと休もうぜ。」
「お待たせしました。」
イエーイ
チュルチュルチュル
ちゅめたーーーーい。
あま----い。
生き返ったぜ。
そんじゃ、そろそろ次へ行こうか。
続く