週末の3連休は姪孫がお泊りである。
この風変わりな姪孫は、遊び相手もいないのに、我が家が大のお気に入りで、
「久留米に遊びに行きたい。」
と、ずっと義姉にせがんでいたらしい。
理由は解っている。
犬猫と戯れながら、尚且つ、我が家のコミックを読み耽る事ができるからだ。
私らのする事は、姪孫を放牧しているだけである。
誠に手間要らずなのだ。
とはいえ、2泊3日の間『放牧しっぱなし』という訳にも行くまい。
「鳥類センターにでも行こうか。」
私が幼少のみぎり、市役所近くに三本松動物園と言う動物園があった。
よくお袋に連れて言って貰ったのを覚えている。
但し、動物園とは名ばかりで、象やキリン、ライオン等のメジャーな動物がいた訳ではない。
当時から孔雀等の鳥類がメインで、あとはタヌキやイタチ程度の動物しかいなかったように思う。
それがいつの頃からか、この地に移転し、
《鳥類センター》と名を変えて存続している。
実を言うと私らは、久留米人でありながら、この《鳥類センター》には、まだ一度も行ったことが無いのだ。
場内に入ると、思いのほか人出が多く、たくさんの子供連れで賑わっていた。
何てったって、入場料250円なのだ。
実に手軽な市民憩いの場と言えよう。
場内のスペースの半分は、極小規模な遊園地にもなっている。
「観覧車に乗ろう!」(家内)
お前、姪孫より、よっぽどワクワクしてないか。
観覧車に乗った事など、何時以来だろう。
遠くに背振山系が見える。
いつもなら雪を被っている季節だが、どうやらここにも暖冬の影響が出ているようだ。
三本松動物園と呼ばれていた頃から、ここの主役は孔雀だった。
孔雀舎でしばらく眺めていたら、
おっと、
気を利かせて、羽を広げてくれたぜ。
お前って、空気が読めるヤツだな。
パシャリ
直接触れ合えるゾーンもあったりする。
中に放たれている亀が、ミドリガメなのが気になるが。
おや。ペンギンもいるのか。
可愛かー
檻の中に通路を設けて、間近で観察できるようになっているが、
やっぱりこうなるか。
爆撃機二機発見!
ふれあいコーナーで、モルモットを膝に抱いて、ご満悦な姪孫。
おっと。
そろそろ、博多に帰る時間だな。
姪孫よ。
また遊びにおいで。