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古代儀式の供物か?マヨルカ島で3200年前の青銅器時代の剣が偶然発見される(スペイン)

2019年10月02日 | 世界びっくりニュース
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image credit:Facebook

 地中海に浮かぶスペイン・マヨルカ島のプッチプニェントで、3200年前の青銅器時代の剣が発掘されたそうだ。

 剣が発掘された遺跡「タライオット・デル・セラール・デ・セス・アベージェス(Talaiot del Serral de ses Abelles)」は、紀元前1000~6000年のタライオットという巨石で有名な地。

 遺跡が最初に調査されたのは1950年で、その7年後に紀元前1200年頃の非常に保存状態の優れた遺構が発見されている。

 剣は先端以外は地面に食い込んでいたが、年代を考えると驚くほど保存状態が良好だとのこと。この遺跡から発掘された数少ない武器である。



https://www.facebook.com/diariodemallorca.es/videos/1051122118415840/

博物館の開設準備を進めていた専門家が予想外の大発見!


 じつは発掘場所は以前すでに調査されていたところで、博物館を開設するための準備を進めているときに発見されたとのこと。

 何かが見つかるなどまったく期待されていなかったので、予想外の大発見だったそうだ。

 タライオット文化の剣はわずか10振りしか見つかっておらず、いずれも農家や建築業者によって偶然発見された。

 今回の発見も偶然によるものだが、きちんとした考古学者によるものであるために、これまでとは一味違う。

 というのも一般人によって発見された遺物は、発見場所や発見方法が明確でないためにきちんとした研究ができないからだ。

 今回の剣であれば、そのような残念な点はない。なにしろ発掘直後の映像までしっかり撮影されているのだ。

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image credit:Facebook

タライオットで執り行われていた古代儀式の供物だった可能性


 研究者は、剣が意図的に置かれたものであることを確信しているそうだ。

 この点に加えてタライオットでは儀式が催されていたと考えられていることもあり、剣は供物だったのではと推測されている。

 タライオットには砦のような役割があったという学説もあるが、いずれにせよ剣が貴族のような位の高い人物のものだったであろうことについては、専門家の間で意見の一致を見ている。

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image credit:Facebook

 発見にまつわるどんな事柄であっても、当時のタライオット文化をうかがい知る手がかりになる。

 もしかしたらこの発見から、剣は伝統的な品であり、それゆえに正式な供物であった可能性が裏付けられるかもしれない。

 いずれにせよ、青銅器時代をおおっている分厚い霧を見通すチャンスにはなるだろう。

 タライオット時代の文化、彼らの宗教的価値観、あるいは当時の武器といったことまで、過去に埋もれてしまった事実を光で照らしてくれるに違いない。

 最終的に剣はマヨルカ博物館で所蔵されることになるそうだ。


Menorca Talayot

References:Facebook / All thats interesting / Whats new 2dayなど

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