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25枚の写真で時系列に振り返る、2014年に世界的を揺るがせた重要な出来事

2015年01月07日 | 世界びっくりニュース
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 さて今年はどんな年であっただろうか?誰もが自分の身の上に起きた出来事が最大の関心事である。覚えているいないは別としてうれしいことも腹の立つことも、悲しいことも楽しいこともあったはずだ。抗えない時の流れに巻き込まれながら、世界中でひとりひとりがそれぞれの運命を背負いながら2015年という、もう目の前に来ている未来へとつないでいく。そしてまた新しい1年がはじまるのだ。

 2014年、世界ではどんなことが起きていたのだろう?25枚の写真で今年起きた重要な出来事を振り返ってみることにしよう。

1. エボラ出血熱が脅威をふるう(1月)


 2013年の終わりに、ギニアから広まったエボラ熱は、あっというまにリビリヤやシエラレオネなど隣国へ広がり、2014年頭には西アフリカへ拡大していった。このような大規模な発生は、人類の歴史上最悪と言える。世界保健機関の発表によると、11月までに1万6000件の発症が確認され、7000人の死者がでたということだ。

2.2014年ソチ冬季オリンピック(2月7日)


 ロシアの同性愛者取り締まり強化に対する国際避難と、周辺地域の安全が懸念される中、2014年冬季オリンピックが開催された。プーチン大統領は自信満々にオリンピックは全て順調にいくと断言したが、開会式で五輪の一つの輪が開かないという失態が起きてしまった。この映像は全世界に流れた。

3. ウクライナ危機と独立広場での反政権抗議(2月24日~)


 前ウクライナ大統領のヴィクトル・ヤヌコーヴィチが、ロシアの圧力を受け、予定されていた欧州連合との政治・貿易協定への調印を撤回することを決定。これをうけ、独立広場で過激な反抗活動が繰り広げられた。2013年11月に、首都キエフにて始まった反政府デモは、2月21日に最高潮に達する。ヤヌコーヴィッチ前大統領は民衆の圧力を受け首都から逃亡、政権は崩壊した。

4. マレーシア航空370便消息不明に(3月8日)


 マレーシアのクアラルンプールから中国の北京へ向けて飛び立ったマレーシア航空370便が、239人の乗客を乗せたまま3月8日に消息不明となった。怒りで錯乱状態となった乗客の家族や関係者たち。南シナ海からインド洋までと、飛行機史上、最大の捜索が続いているが、未だに行方は分かっていない。

 当初、数週間の捜索が何ヵ月へと長引き、海に浮かぶ同機の残骸が浮かんでいるという報告も数多くあるが、一向に消えた飛行機の場所は不明のままだ。専門家たちも途方にくれ、370便が最終的に墜落した場所を見つけるのには何年もかかるかもしれないと言っている。

5.ロシア、罪の侵略 (3月21日)


 2月におきたウクライナ危機をうけ、ウクライナの政治的な見通しは急激に変化した。親米的な新政権を受け入れず、革命をクーデターと呼び、ロシアはウクライナのクリミア半島にある軍事施設を占領した。特定できない軍事部隊が政府関係の建物を占領したことから親ロシア派は権力を確固にする方法を探っている。そして、親露派のセルゲイ・アクショーノフが自らを新首相と名乗るようになる。(写真は、親ロシア派の防衛隊が新政権に宣誓しているところ)

 アクショーノフはロシアにクリミア半島の秩序を保つため助けを求めた。そして、ロシアは武装した軍を展開、3月21日にクリミア半島はウクライナから切り離され、完全にロシアの支配下となった。

6. インド史上最大の総選挙(4月2日~5月12日)


 4月2日から5月12日にかけて、10回に分けて実施された第16次連邦下院選挙は、8億1500万人が投票に行くというインド史上最大の総選挙となった。投票終了から4日後、インド自民党の主導権を握るナレンドラ・モーディー氏が、インド自民党が議席の60パーセントを獲得したとし、圧勝を宣言した。

7.ナイジェリアの女子生徒集団誘拐 (4月14日)


 非イスラム教に反対する反乱組織ボコ・ハラムがナイジェリア、チボクにある公立の女学校を襲撃、276人の女子生徒をトラックに押し込み拉致した。その後、生徒たちはカメルーンとの国境近辺にある、ボコ・ハラムの要塞化された拠点地まで連れて行かれた。

 この事件は国際的な反発を呼び起こし、少女たちを解放すべきだ、ボコ・ハラムを根絶せよ、との声が世界中から寄せられた。そんな世界中の抗議や度重なる交渉のかいもなく、拠点地から何とか逃れられたのはほんの一握りの生徒たちだけで、残りの生徒の行方はいまだに分かっていない。

8. 韓国フェリー「セウォル号」沈没事件(4月16日)


 韓国仁川の仁川港から済州島へ向かっていた韓国フェリー「セウォル号」が転覆し、沈没した。乗っていたのは一般客と乗務員をあわせた476名、304名がこの事故で命を落とした。船長や乗務員は乗客の避難誘導より自らの安全を優先し、甲板に留まるようにと言われた高校生の多くが主な犠牲者となってしまった。そんな船長や乗務員たちには批判が相次ぎ、船長を務めたイ氏には、特定犯罪加重処罰法違反として36年の刑が言い渡された。

9. ソマの炭鉱爆発(5月13日)


 トルコの西部マニサ県ソマの炭鉱で大規模な爆発が起こり、爆発や地下に閉じ込められ死亡した人など合計301人の死者をだした。これは、トルコ史上最悪の炭鉱事故となった。写真は事故で息子を亡くし泣き崩れる母親の姿。

10.タイのクーデター(5月22日)


 陸軍総司令官のプラユット・チャンオチャが暫定政権に対し混乱の原因となっていると非難し、平和と秩序を維持するためにクーデターを起こした。4日後、同氏は軍事評議会が国を統治すべきで、自分が最高権力者につくことに国王も祝福していると声明を出した。

11. 天安門事件25周年(6月4日)


 25年前に起きた中国の民主化運動に対する武力弾圧、天安門事件では2500人が死亡するという流血の惨事となった(犠牲者数には諸説ある)。25周年にあたり、その犠牲者を追悼するため、香港のビクトリアパークには何万もの人々が集まりキャンドルを灯した。

12. イスラム国の樹立(6月29日)


 アルカイダの分派であるイスラム教スンニ派過激組織「ISIL/ISIS」(日本語の直訳「イラクとレバント(またはシャム)のイスラム国」がシリアとイラクの一帯を占拠し、「イスラム国」の樹立声明を出し、世界の注目を集めた。リーダーはアブー・バクル・アル=バグダーディー、欧米ジャーナリストの斬首シーンを動画で公開するなど、その残虐さは一躍有名となった。

13. ガザ、イスラエル紛争(7月8日)


 イスラエル少年3人の誘拐・殺害事件をきっかけに、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム武装組織ハマスとイスラエルの衝突が勃発。イスラエルはハマスが3人のイスラエル人少年を拉致し殺害したと発表し、ハマスに対する弾圧を強化。それに対抗するため、ハマスがガザ地域からイスラエルに向けてロケット弾攻撃を開始。この衝突は7週間も続き、2200人以上の人が亡くなった。

14. FIFAワールドカップ ドイツ優勝(7月13日)


 ワールドカップの決勝戦、アルゼンチン対ドイツの試合は息の詰まる様な激闘だった。90分以上も無得点のまま試合が続き、ついにドイツがゴールを決め、1ー0でアルゼンチンを破った。

15.マレーシア航空機17便墜落(7月17日)


 ウクライナ情勢の悪化により犠牲となった民間機。オランダ、アムステルダムからマレーシア、クアラルンプールへ飛行中のマレーシア航空17便がウクライナ、クレス付近で爆撃を受け墜落、乗員乗客298人が全て死亡した事件。詳しい事は判明していないが、親ロシア派武力勢力が戦闘機と間違え誤って撃墜した可能性があるとされている。

16.ファーガソン黒人少年射殺事件に対する抗議活動(8月9日~)


 米ミズリー州、ファーガソンに住む黒人少年マイケル・ブラウン君が丸腰なのにもかかわらず、警察に射殺され死亡した事件はアメリカ全土に波紋を呼び、各地で抗議デモや暴動が起きている。同州の大陪審は11月24日、警官を不起訴とする判断を示した。これを受け、デモや暴動はさらに激しくなり、各地で社会的不安も招いている。

17.香港の民主化運動(9月26日~)


 9月初旬、香港で学生などの若者を中心とする民主化運動が始まる。民主化の改革を求める若者が香港のメインストリートを占める。平和的な不服従運動の「雨傘革命」と呼ばれいてるこの運動の原点は、中央政府である中国政府が、香港と区別行政区の香港に認めた普通選挙の実施方法をめぐるものとされている。警察との衝突もあったが全体的に平和的なデモが行われている。

18.恋人殺害で有罪判決を受けたオスカー・ピストリウス(9月12日)


 写真は、両足義足のランナーとし、史上初めてオリンピックに出場した南アフリカの英雄、オスカー・ピストリウス被告が裁判所で涙ぐみ姿だ。恋人でモデルのリーバ・スティーンカンプさんを殺害したとして禁錮5年の刑を言い渡された。

19.スコットランド独立ならず(9月18日)


 日本の北海道の面積・人口とほぼ同じ国、スコットランドは、イングランド、北アイルランド、ウェールズと共に連合王国イギリスを構成している。そんなスコットランドでイギリスから独立する動きが強まっていた。テレビでは連夜「賛成派」と「反対派」によるディベートが放送されたり、白熱した選挙キャンペーンが繰り広げられたが、住民投票の結果、スコットランドはイギリスに留まることとなった。

20.シナブン山の大噴火(10月5日)


 インドネシアのスマトラ島にある活火山、シナブン山の噴火活動が再び活発化。噴煙の高さは上空約2キロまで到達したという。シナブン山は2013年の9月から噴火活動が続いており、犠牲者も出している。

21.マララさんとサティヤルティ氏がノーベル平和賞を獲得(10月10日)


 今年のノーベル平和賞を受賞したのは2名。パキスタンの女子学生、マララ・ユスフザイさん(17)と、インドの児童労働問題の活動家カイラシュ・サティヤルティさん(60)だ。(マララさんは、2012年、女子の教育権利を主張し、イスラム過激派に頭を撃たれ殺害されそうになった。運良く一命を取り留めた彼女はなんとその後も恐れることなくその活動を続けている。

22.カナダの国会議事堂で乱射事件(10月22日)


 カナダの首都オタワの中心部にある戦没者記念碑で、マイケル・ゼハフビボー容疑者が警備中の兵士に発泡。その後、国会に駆け込み警備員たちと撃ち合いとなった。この撃ち合いに終止符を打ったのは普段は議会を象徴する金の杖を議場内に運ぶ役を担っている騎馬警官出身の58歳の守衛管、ケビン・ビッカーズ氏。次の日、彼が通常勤務に戻ると、議内からは満場の拍手がわき起こった。

23.ワン・ワールド・トレードセンターがオープン(11月3日)


 2011年の9.11事件で破壊された世界貿易センタービルの跡地に建ったワン・ワールド・トレードセンターは104階あり、全米一の高さを誇る。総工費は39億ドル(約4210億円)。テナント企業の入居が始まり、ビルは約60パーセントが埋まっている。

24.史上初、彗星表面に着陸(11月12日)


 時速13万5000キロで旅を続けること10年、欧州の彗星探査機「ロゼッタ」の着陸機「フィラエ」がチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の地表に到着した。家庭用洗濯機ほどの大きさのこのフィラエ、「弾丸より早い惑星に洗濯機が着陸できた」とドイツ、ダルムシュタットにある欧州宇宙運用センターでは歓声や拍手がわき起こった。

25.メキシコ、イグアラ市学生集団失踪事件(11月20日)


 今年の9月、メキシコ南西部ゲレロ州イグアラにて、地元の警察に発泡され学生6人が死亡、43人が行方不明になる事件が勃発。諸説あるが、その後行方不明者たちがどうなったのかは謎に包まれている。行方不明者ノ消息、事件の背景の解明を求めて活動を行っていた人たちは、ついにエンリケ・ペニャニエト大統領の辞職まで促すようになり、政権を揺るがす事態となっている。多くの人が改革を求めたり、国立宮殿の正面玄関が放火されるほど改革熱は高まっているが、メキシコに大々的な変化が訪れる様子はまだない。

via:memolition

☆ほとんど、知らん事ばっかりじゃ!

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2014年に成し遂げられた偉大な20の科学的前進

2015年01月05日 | 世界びっくりニュース
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 2014年、今年も科学・宇宙の分野ではいろいろなことがあった。無人探査機が初めて彗星に着陸を果たし、移植した子宮から子供が生まれ、化石化した貝が人間の文化について再考を求めてきた。

 海外サイトにて2014年度の20の偉大な科学的達成、革新、進歩がまとめられていた。こういった科学技術が、更なる発展的未来へとつながっていくのだ。

1. 現生人類登場以前に描かれた貝の模様、世界最古の芸術作品であることが判明


 2007年、博物館が収蔵していた貝の化石を調査していた考古学者が偶然、意図的に掘られた抽象的なパターンを発見した。この貝は50万年以上前のもので、1890年にヒト科の祖先ホモ・エレクトスの最初の化石が発見された場所で、道具に加工された貝とともに発掘された。このことから、ホモ・エレクトスはこれまで考えられてきたよりも、ずっと洗練されており、表象的思考が可能であったことが推察されていた。

 今年、それから7年間の調査に基づき、出土した貝は世界最古の芸術作品と道具であることが確認されたと発表された。この遺物の本来の目的について反論する学者も存在するが、この発見により、人間の認知機能、すなわち文明が非常に長い期間をかけて発展してきた可能性が投げかけられた。

2. ビッグバンの証拠に待ったをかけた宇宙ゴミ(スペースデブリ)


 2014年3月、あるプレスカンファレンスを視聴しようと世界中からアクセスがあったため、ハーバード大学のサーバーがダウンするという事態が発生した。そのカンファレンスのテーマは重力波についてである。しかし、まったく新しい事実を知るチャンスなど滅多にあるものでないのだから、それも当然だったかもしれない。科学者たちはついに宇宙マイクロ波背景放射において、Bモード偏光という特定のパターンを観測することに成功したのだ。これはビッグバンから10~34秒経った原初の宇宙でピークに達すると予測されていたものである。

 しかし、この発表から間もなく、この発見は実験によるノイズである可能性が高いことが明らかとなった。そして、その数ヶ月後に、観測されたBモード偏光の原因はどうやら宇宙塵であることが確認される。科学において大発見が定着するまでにはしばらく時間がかかるものだが、この事例では塵が全てを台無しにしたのだ。科学者たちは、真のBモード偏光を検出すべく、既に次の観測を予定している。

3. 移植した子宮から生まれた世界初の赤ちゃん

出産直後の赤ちゃん(出典:Brannstram et al.)

 9月下旬、世界で初めて子宮の移植手術を受けた女性が赤ちゃんを出産した。このことは、子宮の問題で悩む女性に大きな希望を与えることになるはずだ。見事出産を果たしたのは、先天性障害のために子宮を持っていなかった36歳の女性で、2012~2013年に生体子宮移植を受けた9人のスウェーデン人女性のうちの1人だ。子宮のドナーは、既に7年前に閉経を迎えた61歳の女性だったそうだ。

4. 若い血液によって若返った年老いた脳


 数年ほど前、スタンフォード大学の科学者が若いネズミの血液を注射することで、老ネズミの認知機能の衰えを回復できることを発見した。この時点においてその仕組みは不明であったが、今年発表されたいくつかの研究により、若返りのメカニズムの解明が進んだ。

5. 宇宙船オリオンが懐疑論者を一蹴

2014年12月5日7時05分、オリオンを先端に乗せ発射するデルタIVヘビー型(出典:NASA/Bill Ingalls)

 NASAが深宇宙へ人類を送り込むと発表したとき、多くの嘲笑と懐疑論の洗礼を受けた。オリオンの開発にあたっても、そのような嘲りが止むことはなかった。この宇宙船が月のその先へ人類を送り込む性能を持つと信じる者であっても、莫大な予算やスケジュールの遅れなど、失敗に彩られた政府プロジェクトとなると見ていたのだ。

 12月、NASAはこうした懐疑論が誤っていることを証明した。最初で最後となる無人飛行テストでオリオンは、フロリダから完璧な打ち上げを成し遂げ、ヴァン・アレン帯まで上昇した後、太平洋に着水した。これはただのテスト飛行に過ぎないが、それでも夢が現実へと変わった紛れもない瞬間であったのだ。次回のオリオンの打ち上げは有人飛行であり、その次には小惑星への有人飛行が待っている。

6. 史上最大のロボットの群れ

大規模な自律的スワームを作り出し、プログラムすることが可能。限定的かつちょこまかした個々のロボットが協調することで、総体として複雑な挙動を示す

 8月、マーク・ルーベンシュタイン氏らのチームが史上最高に印象的なロボットスワームを発表した。低コストで製造される、数センチほどの大きさしかない”キロボット”と呼ばれる1,024体が自律的に集合し、様々な2次元パターンを描き出すのだ。それは迅速とは言い難いが、互いの側をカタカタと動き回りながら、全体で複雑な行動を成し遂げる。しかもこれは自律的に行われるのだ。アリが1億匹以上のコロニーを作り出すことを考えれば、1,024体のキロボットは非常に恥ずかしがり屋と言えるかもしれないが、群衆ロボット工学においては大きな一歩である。

7. 居住可能地帯に地球とほぼ同じ大きさの惑星を発見

ケプラー186fのイメージ(出典:NASA Ames/SETI Institute/JPL-CalTech)

 4月、ケプラー186fが発見されたと発表された。地球とほぼ同じ大きさであり、親星との距離も液体の水が存在しうる適切なものだ。NASAと共同で研究を進めるトム・バークレー氏によれば、本研究の究極の目的は、「我々は孤独な存在なのか?」という疑問に答を出すことだそうだ。その目標の前段階として、「地球のような惑星は他にも存在するか?」という疑問に答える必要がある。そして、答が「イエス」である可能性は非常に高くなった。

8. 地球の奥深くに海に匹敵する水が存在?


 数々の実験を経て、地質学者は衝撃的な結論を下した。地球の地下深く、液体金属殻とその外部地殻の間にある高圧のマントル層には、海に匹敵する水が存在するというのだ。過去数十年間、地球の膨大な海の水の発生源は大きな謎だった。通説では、氷の彗星が地球に衝突し溶けたことで、海が形成されたとされている。

 しかし、地球が形成された時点で既に水が含まれていたという説もあり、今回の発見で信憑性が高まることになった。この説によれば、塵と岩石が結合して地球が作られる過程で、地殻の内側に存在する岩石に水が閉じ込められたらしい。

9. ラニアケア超銀河団


 我々が存在する超銀河団は、これまで考えられていたものの100倍の体積と質量を持っていた。革新的なマッピング技術により作成された超巨大な区域は、ラニアケア超銀河団と名付けられた。この研究が超銀河団同士の境界を明確にしたことで、銀河をとりまく環境をまったく新しい視点から見ることが可能となったのだ。


Laniakea: Our home supercluster

10. 99.999%の精度でリチャード3世の遺体を確認


 史上最古の法医学検査と呼ばれていた案件に決着がついた。最新の遺伝子分析法により、英レスターにある王族領地であった土地の駐車場から発見された人骨に、疑問の余地のない証拠が突きつけられた。これによってリチャード3世の容姿や一族に関する新事実が明らかとなったのだ。

11. エンケラドゥスに隠れた海が存在。生命は存在するのか?


 2005年、NASAの探査機カッシーニが土星の衛星エンケラドゥスの表面にある、”タイガーストライプ”と呼ばれるひび割れから水蒸気が噴出していると思われる映像を撮影した。今年4月、カッシーニによる重力測定を分析した結果、氷の衛星の地下には大量の水が存在することが確認された。さらにエンケラドゥスは、氷の外層とケイ酸塩の岩石殻という2つの層で構成されていることも判明した。

 これらの事実から推測すると、エンケラドゥスはどうやら生命が存在する可能性を秘めているようなのだ。それから4ヶ月もしないうちに、カッシーニのチームはエンケラドゥスの間欠泉は地下の海と直接繋がっていることを示す証拠を見つけた。まさに記念すべき発見である。現在、同チームは太陽系内に第二の生命の故郷があるのか調査を進めている。

12. 水中洞窟で発見された頭蓋骨が示すアメリカ大陸最初の移住者の手がかり


 アメリカ大陸先住民の祖先パレオ・インディアンはおよそ15,000年前にアメリカ西海岸へ進出したが、インカ帝国やマヤ文明のような長期間に渡って隆盛した文明を生み出すことはなかった。

 パレオ・インディアンとネイティブ・アメリカンが有する顔の特徴から、これまで両者は異なる祖先を持つと考えられてきた。しかし、今年、メキシコ沿岸の水中洞窟で発見された頭蓋骨から、ベーリング地峡に住んでいた共通の祖先を持つことが明らかとなっている。両者の顔つきの違いは、どうやら生活習慣の違いがもたらしたものらしい。

13. 超巨大恐竜ドレッドノータス


 ドレクセル大学の古生物学者ケネス・ラコバラ氏のチームが草食性ティタノサウルス類竜脚類と推測するドレッドノータス・シュラニは、体長26mに達すると推定されている。尻尾は9mあり、90cm以上ある椎骨が連なる首は11mの長さだ。ラコバラ氏の子供が並んで写る写真の肩甲骨は、1.7mの高さを持つ。まさに最大のティタノサウルス類である。

 1.8mある大腿骨を分析した結果から、ドレッドノータスはおよそ7700万年前に生きていたと推測されている。生前の体重は65トンであり、これまで最大だった47トンのエラルタイタンを大きく上回っている。まさに空前絶後の巨大さと言えよう。

14. 木星の衛星エウロパが活発な地質構造を持つ証拠

北半球に線が走るエウロパのフォールス・カラー画像。沈み込み帯の存在が推測される(出典:NASA/JPL/University of Arizona)

 エウロパで実施された最新の地質調査では、惑星上で20,000km2もの表面が消失していることが判明している。9月、エウロパのプレートテクトニクスが隣接プレートの下にある表面の古い部分を動かしていることを示唆する証拠が発表された。これが事実であれば、エウロパは地球を除けば、太陽系で唯一活発なプレートテクトニクスによって未だに形作られている天体であることになる。 

15. 糖尿病1型治療に光を当てる肝細胞

β細胞から抽出された肝細胞(出典:Douglas Melton)

 β細胞はインシュリンを産生する細胞であり、血糖値の調整を助ける膵臓で発見された。糖尿病1型の患者のβ細胞は、自身の免疫によって破壊されてしまう。そこで破壊された細胞を人工的に培養した細胞で置き換えることによって、この治療が行えるかもしれない。10月、ハーバード大学の研究者が未発達の肝細胞を、細胞移植が可能になる量のβ細胞に転換させる手法を発表した。この合成細胞を自己免疫から守る方法はまだ明らかではないが、細胞由来のβ細胞を使った動物実験は既に開始されている。

16. 遺伝子アルファベットが拡張された生物


 あらゆる生命の遺伝情報は、アデニン、チミン、グアニン、シトシンの4種類で構成されている。A、T、G、Cで表されるこの構成単位には無数の組み合わせが存在する。ところが今年5月、世界で初めてATGC以外の文字を生きた大腸菌の遺伝子に組み込むことに成功したと発表された。この再構成された大腸菌は2つの人工DNA構成単位を持っている。当然、DNAであるために次の世代に遺伝されてゆく。

17. 人工酵母染色体をゼロから作成


 世界初の人工ウイルスが作られたのは20年前のことだ。それから8年後、バクテリアの合成ゲノムが作成された。2012年までには、完全な生体コンピューターモデルまで開発されている。そして、今年3月、国際チームが完全に機能する合成酵母染色体を再現することに成功した。この7年越しのブレイクスルーは、将来的に人間の器官も含めた、カスタム有機体の作成を可能とするだろう。

18. 新種の生殖器官 ”Gynosome” を発見


 ブラジルの科学者ホドリゴ・フェレイラ氏は、スイスの昆虫学者チャールズ・リーンハルト氏に数匹の昆虫標本を送った。後にこの昆虫は完全に新しい属に属することが判明し、トリカヘチャタテ(Neotrogla属)と名付けられた。この昆虫のメスは”陰茎状”の交尾器を有しており、これは”Gynosome(メスの陰茎)”と命名された。

 洞窟を主な生息地とするトリカヘチャタテのメスはこの生殖器をオスに挿入して、精子を受け取る。動物界では初めての例であり、従来の性淘汰理論に大きな難問を突きつけるだろう。

19. ストーンヘンジで2つの大発見


 考古学者は長い間、ストーンヘンジに建てられた新石器時代の巨石はかつては完全な円環形だったのではなかいと推測してきた。これまで、この説を証明する決定的な証拠を欠いていたが、この9月、ストーンヘンジが円形に並べられていたことを示す乾いた草の区画が見つかった。

 それから2週間もしないうちに、地中レーダーによる調査で、未発見の古墳や祭壇らしきものが検出された。特筆すべきは、およそ330mに渡ってC字に並べられた50個以上の巨石からなる記念碑である。この発見によって、ストーンヘンジが何もない辺鄙な土地に作られたという説は完全に覆された。

20. 彗星探査機フィラエが彗星に着陸


 今をさかのぼること10年前、欧州宇宙機関の科学者は無人着陸機フィラエを搭載した彗星探査機ロゼッタをミッションに送り出した。このミッションはチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星のデータを収集することである。

 今年11月、ロゼッタは彗星周囲の軌道に到達し、フィラエは彗星に向かって切り離された。想定外のバウンドを2回繰り返した後、フィラエは崖の影が差す地点に着地した。これは人類の宇宙探査史初となる、無人探査機が彗星表面に着地した瞬間である。ここから得られたデータによって、宇宙の理解はさっそく塗り替えられている。

via:io9

☆4.の若返り、頑張るのじゃ~!

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人間の脳は美しい・・・神経細胞を墨絵に見立てアートとして表現した神経学者

2015年01月02日 | 世界びっくりニュース
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 脳というのはこの世で最も複雑で美しい構造を持っている。神経学博士であるグレッグ・ダン氏はある日を境に、この脳という物質を描くアーティストになろうと考えた。

 彼が初めて顕微鏡で見た枝分かれする神経は、これまでに見たこともない美しさを秘めていたという。それはまるで彼が日頃から崇拝していたアジアン・アートのようだった。その後、ダン氏は神経を墨絵という方法で模写する事を思いついた。

 「顕微鏡で見える世界はアジアン・アートの世界に通ずる。林の木々を描くのと、脳の神経細胞を描く事は非常に良く似ているのです。」とダン氏は語る。

皮質柱

アルミ製の板に21K、18K、12Kの金・インク・雲母

 ダン氏の初期の作品の多くは非常に精密で細かい色彩が目立つ。彼は自らの手で、顕微鏡で見た神経を絵画に描いていくのだ。「この枝分かれのすばらしさと来たら、禅の素晴らしさに通ずるものがあります。私はこれを人々に伝えなければならない、そう確信しました。」

バスケットとピラミッド

22Kの金の上にインクで描かれた

 神経の枝分かれはランダムに行われているのか、枝分かれのパターンが毎回違う。「手で神経を描くとなると無意識で描けるかどうかがカギになってきます。ストローから息をインクに吹きかけるテクニックを使う事で、この不規則な枝分かれを自然に表現できるのです」。彼は自身のテクニックについて語る。

皮質柱電子盤


スチール板に付けられた、マイクロエッチングされた金

 ダン氏の新しい手法であるマイクロエッチングは、彼の同僚であるブライアン・エドワード氏の助けを借りて完成した。まず、最初にダン氏は、全ての神経を手描きで描き、完成した絵画を写真編集ソフトに取り込む。その後、ダン氏とエドワード氏は細い線から高画質の写真を作成する。これにより、細い線の角度によりけりで画像の光の反射などが変わったそうだ。

マイクロエッチング法による電子顕微鏡写真


 まずは、フォトリソグラフィというマイクロチップを生み出す為に使用される技術を使い、画像を金属にエッチングした。彼等は半透明のシートに画像をプリントし、それをスチール板の上に乗せられた光感応シートの上に乗せた。半透明のシートに黒いインクでプリントされた部分は光を吸収する為、光感応シートに光を通さないのだ。

 次に、紫外線をスチール板に当てる事で、黒いインクによって光が遮られた箇所を削った。最後に、緊迫をそのスチール板の上に押し付ける事でマイクロエッチング法による皮脂電子盤が完成した。

青い海馬

スチール板にマイクロエッチングで金を施した物

 2人は絵画の額縁に光やシャドーボックスを施す事で、色彩を生み出した。光が絵画にあたる角度によりけりで、絵画は全く違った色合いを見せるのだ。

 上の写真はブレインボウ・プロジェクトという発光するタンパク質を用いる事で、隣接した神経細胞に色彩をもたらす神経学の一つのテクニックに影響を受けて作成したものだ。

ブレインボウ・バリエーション


 同じ写真でも光を違った角度から当てる事で全く違う色彩を放つ。「この画像の表面には色がありません、なので光を当てる角度で無限の色彩を放つ事が出来るのです」とダン氏は語る。

グリア細胞と血管

22Kと12Kの金・染料とステンレススチールを用いた物

 ダン氏のほとんどの作品は神経を題材にしているが、彼の興味の範囲は神経だけでなく筋肉組織にも及ぶ。例えばグリア細胞はニューロンを持たない脳細胞だが、神経を守り・サポートする役割を担っている。この細胞は脳の環境に重要な役割を持っているのではないか、と最近の研究では言われている。

グリア・フレア

22Kと21Kの金・染料・アルミニウム板

 グリア細胞の写真二弾目

脊髄

2K金・インク・染料とステンレススチール

 ダン氏が最も気に入っているのは脳の神経細胞ではなく脊髄を水平に切った時の物だ。ダン氏は彼のアートを通して、本来あまり語られる事のない、科学者のアート的一面を世に広めようとしている。そう、科学は、学術であるとともに、美しいものなのだ。

via:livescience

☆脳って書いてなかったら、何の絵かわからへんでぇ~!

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