時の栞

何を見て、何を思い、どう表現したのか。
私の欠片であるコトバで綴った、私自身の栞です。

福島、千葉で降下物の測定値が上昇した件

2012-01-12 01:06:40 | ナニゲな日々

文部科学省は平成23年12月27日以降、毎日調査、公表していた定時降下物について、調査、公表の頻度を月1回に変更するという発表をしました。

福島第一原発の事故が完全に収束したわけでもないのに、公開はともかく調査を月1回にするというのはいかがなものかと思います。

幸い、福島県では当面、下記の表のように毎日降下物を調査し公表するとしていますので、今後はそちらのデータをチェックするしかなさそうです。

同時期、千葉市稲毛区の日本分析センターが分析した降下物の数値も上昇していたので、ちょっと警戒しなければいけないかな?ということでデータを調べてみました。

上の表でわかるように、新年早々福島市、千葉市で降下物の数値が上昇していたので、ここ数日は素人ながら何が起きたのか調べ、データを分析する日々でした。

福島市でいちばん数値が大きい2日、放射性セシウムは432MBq/平方キロメートル(セシウム134が180MBq/km2とセシウム137が252MBq/km2)。

単位がメガベクレルですから少ない数値ですが、よく聞くベクレルに換算すると4億3,200万ベクレルです。

同じように千葉市稲毛区では54MBq/km2、つまり5,400万ベクレル。

平方キロメートルだとイメージしにくいので、平方メートルに換算してみます。

1平方キロメートルは100万平方メートルなので、2日の1日だけで福島市は1メートル四方あたり432ベクレル、千葉市では54ベクレルのセシウムが蓄積されたことになります。

こりゃまた何か起きたのかと疑いたくもなる数値ですが、発表されている内容が全て事実だと仮定すると、福島第一原発で多少のトラブルは起きているものの、そのどれもが数値上昇の原因とは考えにくいので、もっと別のことが原因なのかもしれません。

風向き、風力との関連もデータからは、あまり関係ないという感じです。

それでも、降下物の数値が上がるということは、計測の数値に表れなくても大気中にあるわけなので、内部被ばくを少しでも避けるためには、今のところ、マスクは必須ではないかと思います。

 



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