時の栞

何を見て、何を思い、どう表現したのか。
私の欠片であるコトバで綴った、私自身の栞です。

泣きながら目覚めた

2009-09-07 15:19:32 | 心の処方箋
泣きながら目が覚めた

亡くなった母の夢だった

その場所は、なぜか介護施設

政治評論番組が好きだった母に

何か雑誌を買って来ようかと聞くと

「いらない」と言う

「一緒に暮らせなくてごめんね」

私はうつむいて謝っていた

顔を上げると車椅子にのった母は

施設利用者の皆さんと楽しそうに笑っていた

寂しいであろうにもかかわらず

苦労をかけまいと笑顔を見せる母に

私は嗚咽をもらして泣いていた

その声と涙で目が覚めたのだった

生前、介護施設も車椅子も使っていないのに

今なぜこんな夢をみたのだろうかと考えた

先週、お通夜で会った親戚から母の話しを聞いたから

もうじきお彼岸だから

私がちょっと疲れてたから

ん…たぶん全部


お母さん、会いたいよ

少しでいいから

会って話したいよ


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