みつばちマーサのベラルーシ音楽ブログ

ベラルーシ音楽について紹介します!

2009年3月8日コンサート 2

2009年03月12日 | トーダル
 さて、「さくら」の前の前の曲が終わったとき、すぐに私は舞台袖に小走りで移動。クセニヤちゃんも、その次の曲は自分の出番がないので、舞台袖に・・・
 そして大急ぎで着替えを手伝いました。
 この格好、少々変なのですが、構想段階でいろいろ考えたのです。
 いくら浴衣の模様に桜の花が使われていても、遠くから見たら何なのかよく分からんし、そうすると単に青いキモノを着ているだけにしか見えないでしょ?
 そうすると、どうもあの「さくら」の持つ曲のイメージに合わない・・・
 この歌専用のクセニヤちゃん専用のキモノ(舞台衣装)を縫っている時間は全然なかったので、苦肉の策として、笠をかぶせることに・・・

 この笠はトーダルの日本公演のときに倉敷へ行ったときに土産物屋で購入した踊り用の笠でございます。
 こういうときにこそ、使わなくては! 
 しかし、やっぱり「さくら」の持つ曲のイメージに合わない・・・
 それで、透けている白い布を笠の周りにマーサが縫いつけたのです。
 これでちょっとは神秘的な感じに見えないこともない・・・か?(^^;)

 着替えも着ていた服の上から羽織ったので、短時間で終了! このように舞台袖で記念撮影する余裕すらあったのでした。
 クセニヤちゃんは大喜び! しかし出番直前には十字を切ってお祈りしていた・・・。

 トーダル君が舞台袖に引っ込み、クセニヤちゃんが登場すると、パチパチと拍手、そしてフラッシュもパチパチ!!!
 舞台袖からトーダルと見守りましたが、トーダルはご満悦でございましたよ。
 終わった後は、またまた大急ぎで浴衣を脱ぐのを手伝いました。
 クセニヤちゃんは歌い終わった後
「ちょっと首の紐がじゃまになって口が大きく開かなかった。」
と言っていたので、この点は改善しなくては・・・。
 しかし、一番心配していた着替えが予想以上に早くできて、私はほっとしました。クセニヤちゃんも
「変身よ。歌舞伎みたい!」
と言っていました。

 私も裏方に参加できてうれしかったです。が、「さくら」が終わるまでは着替えのことが気になって、他の曲が集中して聞けなかった。(^^;)
 見に来ていただいたお客さんたちにも楽しんでもらえたかな・・・と思います。

2009年3月8日コンサート 1

2009年03月12日 | トーダル
 毎年恒例のトーダル「国際婦人デー(3月8日)コンサート」で、日本の歌「さくら」がベラルーシ語で歌われました。
 ベラルーシ語で歌う日本の歌「月と日」について詳しくはこちらをご覧ください。(HP「ベラルーシの部屋」内)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/songs/index.html

 
 コンサート2週間前、トーダルから電話がかかってきました。
「今年も国際婦人デーにコンサートをするんだけど、会場は大ホール(約1200席)! で、婦人デーだから『さくら』を歌うクセニヤに着物を着せたいんだけど・・・。」
 おお! それはすごい! と思いながらも
「着物・・・着替えるに40分ぐらいかかるよ・・・。」
と話すと、トーダルは
「そんなに? それは困る。」
なぜなら、「さくら」のときだけ着物をきてほしいのだとか。そりゃそうだ。クセニヤちゃんが他の歌を歌ったり、バイオリンを弾いたりするときもずーっと着物を着ていたら、笑っちゃうよね。
 でもまあ、お客さんに楽しんでもらおうというトーダルのアイデアなので、そのままやめてしまうのも、もったいない。
 3月8日の本番までに何とか考えときましょう・・・ということになりました。

 とにかく着物は着付けに時間がかかるので問題。
 トーダルの話によれば、「さくら」の前に演奏する曲にはクセニヤちゃんは登場しないので、その間に着替え、「さくら」が終わった後、すばやく元通りになって次の曲に間に合うようにする・・・ということだった。

 マーサがいろいろ考えた結果、桜模様の入っている浴衣と簡易帯(どちらも日本文化情報センターに寄付されたもので、着物展で展示してある。)で何とか時間を短縮することに・・・
 当日は開演1時間前に会場に行って、楽屋でクセニヤちゃんと着替えの練習をしました。浴衣もそのまま舞台袖に残し、時間のロスを減らしました。
 で、私が座る席も通路に面した席にしてもらい、「さくら」の前の前の曲が終わったら、通路を通って着替えの手伝いに走ることになったのであります。

 で、コンサート開始。世界的経済危機真っ最中にもかかわらず、ほぼ満席! 
 そして世界的経済危機真っ最中にもかかわらず、スポンサーがいっぱいついていました。(スポンサーになった自動車会社からは、トーダルが会場で言った「合言葉」を覚えていて、プラス名前が「アレクサンドル」で、しかもこの会社の車に乗っている人は、車のメンテナンス1回無償、というプレゼントをしていた。本当にこの国ではどうなってんだ、不況?! と思いましたよ。)

 トーダルは客席で薔薇を配ったり、スポンサー提供のチョコを配ったりと大サービスでございます。(画像参照)
 本人の格好もすごい。(^^;)ペテルブルグの貴族風?
 ひげを夏から伸ばし始めて、ついこの間までは熊みたいだったんだが、ストレートパーマ当てた?
 (熊トーダルの画像はこちら。画面右。熊って言うより、ライオンかな?)

http://westrecords.by/artists.asp?artid=93&subid=1&id=1401


 今回のコンサートの様子はこちらの画像でも見られます。(着物姿のクセニヤちゃんも登場させてほしかった・・・。)

http://generation.by/doc14-245.html

 
 この↑画像を見ても分かるように舞台にはスクリーンが張られ、お花の映像や、トーダルのアップや、CDのジャケットが映し出されたのです。
 

山猫

2008年07月19日 | トーダル
 ユニセフが創立60周年を記念して、ベラルーシで発表したアルバム「子守歌」の収録曲のうちの1曲「お休み、私の小さな花」のプロモーションビデオが製作されることになった。
 小人、うさぎなどいろいろな登場人物(動物)が出てくる。
 そのうちトーダルは山猫の役をしたのだが、そのときの様子がこれ。(画像参照。)

 最初見たとき、ロシア民話によく出てくる「灰色オオカミ」だと思った。
 猫じゃなくて山猫なので、かわいくない・・・ とても不機嫌そうである。
 しかも、プロモーションビデオを見たら、口の端からどういうわけか血を流しているのである。
 ユニセフが制作費を出したはずだが、この着ぐるみが安っぽい作りに見えるのは私だけ? (あわてて作った感がある衣装。)
 将来、トーダルには音楽だけじゃなく、歌って踊れる俳優になってほしい・・・と思う今日この頃。彼ならできる。
 
 しかも、このプロモーションビデオ、見てもさっぱり意味が分からない・・・のですが、解説がついていて、それを読めばよく意味が分かる作品になっています。
 でも、その解説が全部ベラルーシ語なんですよ。
 仕方ないので、ここで日本語に訳して作品解説します。詳しくはこちら。

http://blog.goo.ne.jp/mitsubachimasa/e/c683b6f291bfd32b1cd5865fa5b2850b


「子守歌」(2007年)

2008年07月19日 | トーダル
ユニセフ創立60周年を記念して、製作されたアルバム。ベラルーシ語の子守歌が収録されている。トーダルは収録曲のほとんどを作曲。自身も歌っている。
 このCDについてはユニセフが製作した記念アルバムであるため、一般のCD店では販売されていない。
 トーダルのコンサート以外では、トーダルのオフィシャルサイト内で、試聴できる。収録曲15曲のうち11曲が試聴できるので、聴きたい方はぜひ、こちらをクリック。

http://www.todar.net/


 ところが2008年1月のトーダルのクリスマスコンサートへ行ったら、どういうわけか、このCDが会場内で売られていたので、早速買った。でもCDのケースは無地の紙の封筒だった。(もしかして・・・海賊版?)

 後からトーダルに尋ねたら、こういう事情だった。
 CD「子守歌」は販売されていないし、複製して販売するのも禁止されている。(見つかるとユニセフに叱られる。)
 しかし、多くの人に聴いてもらうことが目的であるため、複製するのはかまわない。複製したら自分で視聴する。あるいは無料でプレゼントするのは、逆に奨励されている。
 なので、みなさん、じゃんじゃんコピーしてじゃんじゃん友達にあげ、じゃんじゃんベラルーシ語の子守歌を聴きましょう。(^^;)
 
 さて、このCD収録曲である「お休み、私の小さな花」はPVが作られている。
 また「お休み、私の小さな花」は2011年に世界文化社が発行した「自分と子どもを放射能から守るには」(筆者はベルラド)の製作した宣伝用動画のコマーシャルソングとして採用された。詳しくはこちら。

http://blog.goo.ne.jp/mitsubachimasa/e/c683b6f291bfd32b1cd5865fa5b2850b


 

トーダル初来日・ベラルーシのマスコミのインタビュー記事 5

2008年07月15日 | トーダル
 ベラルーシの旅行雑誌にトーダルの日本公演インタビュー記事、そしてこれから日本へ行こうと思っているベラルーシ人へのアドバイスが4ページに渡り掲載されました!

 雑誌のタイトルは「Pro отдых 2008年第2号」
 日本語に訳すと「休みについて」あるいは「休みのプロ」ってとこでしょうか。

 とてもきれいな旅行専門誌で、カラー写真も多数掲載されています。
 普通は専門のカメラマンが取材した写真を掲載するのですが、トーダルの日本旅行記事については、トーダル本人、あるいはわれわれ日本人が撮影した画像が載りました!
 素人カメラマンのわれわれが撮影した画像にもかかわらず、印刷されたのを見ると、何だかとれもきれいな日本の風景・・・(自画自賛か?)
 しかも、風景写真だけではなく、編集部の意向により、日本人が写っている写真がたくさん採用されました。
 記事本文中に氏名が出てくる私だけではなく、オルケステル・ドレイデルの樋上さん、白石さんのご主人と娘さん、室生のマーサ大叔父さん、大叔母さん、はちのこや捨平、うさぎさんまで登場している・・・!
 これでみんな一挙にベラルーシでは有名な日本人になりましたね。(^^;)
 画像を選んだのはあくまで編集部です。
 どうやら、風景はもちろん、日本人にも興味津々のベラルーシ人なのだな。

 添付した画像は最初の見開き2ページです。個人的には室生寺の五重塔が載って、感動しました。


・・・・・
  
 「トーダル『日本へ行くときは心は開いて、頭は空っぽにして。』」

  記者 リュボーフィ・ガブリリューク

トーダル
「今回日本へ行くことになったきっかけは、まず日本文化情報センター代表のマーサと知り合ったことに始まります。CD『月と日』には日本で有名な10曲の歌をベラルーシ語に翻訳して収録しました。
 それまで東欧においては、このような形で日本の歌を紹介する作品は発表されていません。
 これは日本の伝統的なメロディーをベラルーシ人の目で見た音楽作品なのです。
 『日本へ行くことになった。』と言われたときでさえ、僕は信じていませんでした。でも日本人は何か言ったら、必ず実行するんです。すぐに実行できないときもあるかもしれません。でも最終的には全てうまくいきました。」


<日本での滞在>

トーダル
「京都では2回のコンサートを行いました。南のほうへ旅行にも行って、その移動距離は1000キロにもなりました。
 見たものは日本という国が持つ経済基盤、高速道路、橋、洞窟、寺、聖なる山である富士山、町・・・全てヨーロッパ人の心に響くものばかりです。
 日本は地震のため常に震えている国です。それで日本人はみんないつも何かしようと動き回っているんです。まあ、信じられないような国ですよ。
 でも一番印象深かったのは日本の自然です。僕は出発前、わざと日本の建築やランドマークについて調べませんでした。それは日本について自分自身の感想を形作りたかったからです。
 大事なのはこれが僕にとって新しい印象になることでした。

 この作業を続けたいと思っているんです。今考えているのは3人か4人のメンバーで大きな日本の都市に行くことです。東京とか大阪とか。
 日本人は日本の文化を他の国の人が知って、尊敬しているかどうかを重要視しています。日本人は外国人が日本のことをどう受け入れたのか、日本についてどんな感想を持ったのか、注意深く見ていて、マスコミが記事にします。
 僕はいろんな国に行きましたが、最も多く行ったことのあるポーランドですら、僕のCDの宣伝のために、日本ほど真剣に取り組む国はありません。」


<日本への旅に必要なもの>

トーダル
「旅行者のみんなに僕はたくさんアドバイスできますよ。ただ、11時間という長時間のフライトはきついので、それに対する心構えは必要です。
 可能であれば、ボーイングの飛行機を選んでください。アルコール飲料の摂取には注意が必要です。これは飲み物全般に言えることですが。機内のトイレの行列には限りがあります。
 イギリスのように日本は島国です。なので、ユーモアの感覚は独自のものがあります。日本人に冗談を言うとき、超えてはいけない一線にはそっと触れましょう。人物についてふざけたことを言うのは禁物です。日本人はあなたのことを理解してくれず、出国できなくなるかもしれません。こういう事態が起こったこともあるんです。」


<観光ガイドは必要>

トーダル
「早めにガイドを予約するほうがいいです。あるいは日本人は外国語、英語ですらほとんど話せないという事実を認めておくべきでしょう。
 あなたの英語が下手でも、何も話せないよりはましです。日本語の会話集を持っていくほうが、何か日本人に説明しなければならないときに役立ちます。
 車をレンタルすることはもちろん可能です。それに道路には行き先の案内などが英語で表示されています。でもやっぱり、初めて日本へ行くのなら、ガイドを頼んでおくほうがいいでしょう。
 早めに旅行のプランを立てておくことも大事です。日本では南のほうへ行くと何でも物価が安いことを覚えておいてください。」


<日本人から学べるもの>

トーダル
「たくさん学べます。自国の文化や象徴するシンボル、母国語を敬うこと、などなどよいことが学べます。これ一つとっても価値あることですよ。
 日本には10世紀に建てられた寺がありますが、日本人は誰も『これは古い。』と言って驚きません。日本人は自分の先祖についてよく知っていて、それも普通のことなんです。
 日本人の物事に対する用意周到な面、細部にいたるまでの具体化、などについて学ぶことはベラルーシ人にとって役立ちます。
 日本人はお年寄りと子どもを尊敬しています。これもベラルーシ人が受け入れたらいいのではないでしょうか。
 公衆トイレが清潔なことも羨ましく思っていいですよ。
 そして日本人は常に約束を守ります。」


<日本人は学ぶことを怖れない>

トーダル
「日本人は学ぶことを怖がりません。この特性は生活のさまざまな面に表れています。もし日本人に何か質問したとします。すると日本人自身がそれについて話すことを、おもしろい、と感じるのです。ですから、質問すればするほど、客も主人も心穏やかになります。
 でももし、あなたが日本でどうしたらいいのか分からなくなったり、理解ができないことが起こったら、周りの日本人がしているようにやってみてください。」


<ホテルについて>

トーダル
「ホテルの中にはヨーロッパスタイルのものと、和風の伝統的なものがあります。京都では僕は普通のヨーロッパスタイルのホテルに泊まっていました。
 ベラルーシ人が日本映画で見るようなホテル、つまりがらんとした部屋に畳がしいてあって、障子がある・・・といったタイプのものは南へ旅行に行ったときに泊まりました。そのホテルは太平洋の海岸にあって、温泉の湯を引いたあまり大きくない浴場がありました。」


<食事について>

トーダル
「日本料理はとても気に入りました。いろんな種類の米の料理、甘酸っぱい梅の実、有名な寿司や刺身もいろんなタイプのものがあるんです。滞在中の2週間、ナイフとフォークは手にせず、箸だけを持っていました。
 今、僕はよく日本料理のことを思い出します。
 ベラルーシに来たことのある日本人はベラルーシ料理をおいしいと言っています。日本人はイタリア料理も好きなんです。フォークを使って料理を食べる、というのは日本人にとって特別な思い入れがあるんです。」


<宗教と開いた心>
 
トーダル
「宗教に関しては日本は全く異なる文明を持っています。ここで信仰されているのは神道と仏教です。神道には800万の神がいるそうです。とにかく、ベラルーシとは違う、内部に秩序を持った美しい生活ですよ。
 日本へ行ったとき、僕は心を開いて、頭は空っぽにして行きました。つまり、事前に何も知識を仕入れていなかった、ということです。国とそこにある生活についてあるがままに受け入れられるからです。」
 
・・・・・

日本のラジオ番組で「月と日」が紹介されました!

2008年07月13日 | トーダル
 日本の二つのラジオ番組でCD「月と日」が紹介されました!

 1回目は3月11日CBCラジオの番組「ツー快! お昼ドキッ」です。

http://hicbc.com/radio/tsu-kai/tue/index.htm


 紹介してくださったばんばひろふみさん、ありがとうございました! そして聞いてくださった方もありがとうございます!
 この番組では「村祭」が紹介され、番組サイト内では、放送後このような感想が掲載されました。(今はもう読めなくなっているみたいですね。)

「しかしあのトーダルの『村祭り』はすごいインパクトでしたね。決して秋の村祭
りって印象じゃないですよね。日本の村祭りもベラルーシに行くとああなるのか。みなさんからもリアクションいただきましたが、またばんばんの選曲にも期待しましょう。」

 うーむ、やっぱり日本人にはインパクトがありますよね、「村祭」。(他の曲もそうだけど。(^^;)

 2回目の放送は3月27日、ABCラジオ「元気イチバン 芦沢誠です」のばんばひろふみさんの音楽紹介コーナーで『月と日』CDの紹介がありました。
 この番組のサイトはこちらです。

http://abc1008.com/genki/frame.html


 この番組では「村祭」と季節柄、「さくら」が紹介されました。この放送は私も録音したものを聞くことができました。さすが、ばんばさんはミュージシャン、二つの歌の対比を解説してくれました。
 トーダルのことも詳しく紹介してくださって、とってもうれしかったです。
 
 「さくら」については
「この歌は日本人の『花見をしながらドンちゃん騒ぎ』するさくらではなく、日本人が本来持っていたはかないさくら、愛でるさくらについてのイメージが出ている。」
「アレンジがいい。日本人が歌う『さくら』とは違う感覚がある。」
「日本人とは違う不思議な世界感が出ている。」
「女性が歌って正解ですね。妖艶な感じがします」
という感想が出ました。
 私からすれば、最高の褒め言葉です!(感涙)

 「村祭」については
「男性ボーカル(トーダル)の歌い方が、いかにも村の収穫を喜んでいる感じが出ている。秋祭りになると元気になる人物像が浮かぶ。」
「アレンジがポップでテンション上がりますねえ。」
 トーダルのことを「ジリドンのおっちゃん」とも言っていました。(^^;)(いや、もうジリドンのおっちゃんでもいいです。日本でのあだ名はこれからこれでいこうか。)(^^;)

 ありがとう、ばんばん!!! いつかトーダルとジョイントコンサートを・・・!!! (^^;)
 
 それから、これはこのラジオ番組を聴いて「村祭」が収録されたCD「月と日」を捜し求めた方、関西在住のパーカッショニスト・木村和人さんのブログです。
 こんなに必死になって探してくださってありがとうございます!!!

http://ameblo.jp/kazutokimura/entry-10083443588.html



http://ameblo.jp/kazutokimura/entry-10083518385.html



http://ameblo.jp/kazutokimura/entry-10083738031.html


 さらには「Vesna!」店舗までわざわざお越しくださりました。

http://ameblo.jp/kazutokimura/entry-10085907161.html


 こういう人がいると知るだけで、幸せです。今までの苦労が報われます・・・。
 木村さんからはその後、とてもとても丁寧な「月と日」のご感想をいただきました。プロのミュージシャンの方の貴重なご意見、翻訳してトーダルに伝えておきますね。
 とても喜ぶと思います。

 他にも以前ラジオ番組(NHKなど)で紹介してもらったときも、放送後に反応が大きく出まして、CD「月と日」の売り上げもあがるのですが、その後ブログなどで紹介してくださっている方がいることが分かりました。(今まで全然知りませんでした。)

「くるめ発 福○家(ふくわうち)日和」2006年5月21日

http://blogs.dion.ne.jp/fukuwauti/archives/cat_11913-1.html


 長い間「月と日」を探しで下さってありがとうございました。

「ペグを抜く」2005年12月30日

http://d.hatena.ne.jp/laggnugg/comment?date=20051230


 laggnuggさん、申し訳ありません。CD「月と日」は「タワーレコード渋谷店の、ロシア棚」を探してもありません・・・。

「わたしの日誌」2005年12月24日

http://pg.xrea.jp/blog/archives/2005_12.html


 「日本人的には意味がわからないところがかっこいいような。」というご感想、ありがとうございます! 
 日本人にとってはよく分からない国、ベラルーシのベラルーシ人がベラルーシ語で歌っているのが、「月と日」のいいところだと私は思っています!

・・・・・・・・・・・・・・・

 でもばんばんだけに限らず、日本人のリスナーの方々の感想がネットを通じてベラルーシでも読めるというのは、本当にありがたいことです。


ベラルーシミュージシャンのビデオ映像

2008年07月12日 | ベラルーシ音楽全般
 ここのところ、本業の仕事が忙しくて、自由な時間がなく、ブログの更新が滞りがちです・・・
 なので、↓この動画サイトでも見てくださいませ。
 

・・・・・・・

 ベラルーシ人ミュージシャンのプロモーションビデオやライブ映像が見たい方へ。
 サイト「ベラルーシ・ライブ」で、いろいろな動画を見ることができます。
 
 とりあえず、↓をクリックすると、見られるトーダルの動画一覧にアクセスできるようにしておきました。(うまくいかなかったらごめんなさい。)
(トーダル以外のベラルーシ人ミュージシャンの動画も、このページからアクセスできます。)

http://belarus-live.tv/component/option,com_seyret/task,videodirectlink/Itemid,18/id,1492/


 私のお勧めはクリヴィ(Kriwi)の「Za tumanam」(霧のかなたに)のPVです。(ただし、「クリヴィ」のカテゴリーは作成されておらず、「トーダル」のカテゴリーの中に分類されています。)


トーダルがミンスクのコンサートで日本の歌をはっぴを着て歌いました。

2008年06月08日 | トーダル
 3月8日にトーダルがミンスクのコンサートで日本の歌「村祭」「さくら」を歌いました。
 そしてもちろん
「ギターを日本で買いましたあああ!!!」「きゃーーー!!!(観客)」の叫びからステージは始まりました・・・
 
 日本帰国後初のベラルーシでのコンサート、すごくおもしろかったです!
 画像はホタテ貝を持って踊るトーダル。(^^;)どうしてホタテ貝を持っているかと言うと・・・

 日本滞在中、マーサ父の友人Aさんが北海道土産で送ってきてくださったホタテ貝。トーダルをはじめ、ベラルーシ隊は鍋に入れてさんざん食べた・・・(^^;)その貝殻がもったいなかったので、ベラルーシへ持って帰ることにしたのですが、うっかりトーダルがギター代の借金を返しに家に来たときに、貝がらを渡すのを忘れていたのです。
 それで3月8日のコンサートに貝がらを持って行きました。
 で、3月8日は国際婦人デーで、女性にお花をあげる日なので、WZ-オルキエストラのクセニヤちゃんに、はちの子(好きなアニメ:ゲゲゲの鬼太郎)からお花を渡し、トーダルには貝を渡したのです。
 観客席からはなぜか
「何をもらったんだ? サンドイッチ?」
という声が上がりました。(^^;)(ゆかいなベラルーシ人・・・)

 トーダルはステージ上で、いきなりほたて貝をもらって「え・・・」と思ったらしく、アンプの上にそれをぽいっと置いてしまいました。
 「『トーダルの新しいギターで大騒ぎ』の新聞記事 」にくっつけた画像にアンプが写っていますが、それをよく見ると、ほたて貝が写っています。

 その後、日本公演で人気があった「海」という曲も歌ったのですが、海つながりからか、トーダルは間奏部分で突然、ホタテ貝をつかみ、それを持って踊りだしました。そのとき撮ったのがこの画像なのです。

 それだけではなく、マトリョミンの物真似もしていました。でも会場に来ていた人でその意味が分かったのは、たぶん日本人の私とはちの子だけ・・・(^^;)
「アリガトゴザイマシタアアア・・・!!!」
とも叫んでいたトーダル・・・。(^^;)
 
 アンコールでは日本土産であるあの、祭のはっぴを着てくれましたよ。(^^)
「マーサ!!! この背中に書いてある漢字はどういう意味だーい!」(←知ってるくせにきくんだよね。)
「祭だあ!」
とベラルーシ語で叫び返しておきましたよ、私は。(^^;)
 そいて「村祭」でまたまた盛り上がりました。
 でもクセニヤちゃんが「さくら」を歌ってくれたときは、日本公演のときの苦労が思い出され、涙が出ました。

 ベラルーシのマスコミがこのコンサートについての記事を書いていますので、こちらをクリック。
 記事はベラルーシ語ですが、画像(なぜかマーサ&はちの子も登場。)や動画(「トーダル☆ロックスター」とタイトルをつけたい。)が見られますので、クリックしてみてください。

http://generation.by/news2215.html



トーダルが公式ブログ内でギターの画像を公開しています。

2008年05月17日 | トーダル
 トーダルが日本で買ったギブソンのギターの画像を、自分の公式ブログ内で公開しています。

http://todar-vojt.livejournal.com/9836.html#cutid1

 撮影したのは新聞「ソビエツカヤ・ベラルーシ」のカメラマン。このうちの一枚の画像が、同紙に掲載されました。(掲載記事については、このブログ内「『トーダルの新しいギターで大騒ぎ』の新聞記事」を参照。)

 うんうん、どうぞ自慢してください。>トーダル
 ベラルーシのトーダルファンはびっくり&そして喜んでください。
 うらやましいと思う人は、どうぞうらやましいと思ってください。(^^;)




「トーダルの新しいギターで大騒ぎ」の新聞記事

2008年05月15日 | トーダル
 3月21日付の新聞「ソビエツカヤ・ベラルーシ」の文化面を開いた私はあっと叫んだ。
 見開き2ページを使って、
「トーダルの新しいギターで大騒ぎ」
という特集記事がどーんと載っているではないか!!!
 そこには高松で買ったギターを持って、Vサインをするトーダルのカラー写真が・・・!
 この記事は現在ネット配信されています。写真を見たい方はこちらをクリック。記事本文はロシア語です。 

http://www.sb.by/post/strunoy_serdtsu/


 他にも4人の有名ベラルーシ人ミュージシャンの写真がどどどどーんと掲載されている・・・。
 これは一体何事か? あわてて記事を読んでみた。

 ・・・つまりは、こういうことだった。
 トーダルが日本でギブソンのギターを買ったことが、ベラルーシ音楽界で大きな話題となり、新聞記者が
「お、そうだ、そういや、ベラルーシ人のミュージシャンはどんなギターを使っているのかな? 一度にたくさん載せたら、おもしろいネタになる。今までこういう記事、載ったことないもんね。」
と考えたらしく、さっそくベラルーシの有名ギタリスト4人に
「どんなギターを使っているか?」
「どのギターが一番のお気に入りか?」
「そのギターにまつわるエピソードがあれば、ぜひ。」
といった質問をしているのである。
 「トーダルのことがうらやましいか?」などという質問まである・・・!

 全部翻訳するのは大変なので、大事なところだけ、ご紹介します。
 まず、記事の冒頭。
「日本へ公演のため滞在していたトーダルは、そこで高価なギブソンのギターを買った。噂によれば、その値段は3000ドル以上。
 このギターを持ったトーダルのミュージシャンとしてのステイタスは一気に上がった。
 それではトーダル以外のベラルーシ人ロックギタリストはどんなギターを持っているのか? 高価な楽器が売られていないこの国の現状をどう見ているのか?」
 
 最初にミュージシャンのアトモラビにインタビュー。
「僕が使っているアコースティックギターはマーティンのD-15で、1100ユーロしました。この系では最も安いものです。」
「トーダルがギブソンのギターを買ったことをうらやましく思いますか?」
「ギブソンのアコースティックギターなら、僕も買いたいと思うよ。音楽にとって楽器の音は重要でしょ?
 しかし、この国ではそういう大事なことに関心が払われていない。だから、トーダルの新しいギターのせいで、大騒ぎになったんですよ。
 こんなギターは、今までベラルーシのステージでは使われることがなかったんです。
 ベラルーシの楽器屋についてはノーコメント。15年間、ギターやそのほかの楽器を探しているけど、いい楽器はミンスクでは買えません。
 モスクワに住んでいるミュージシャンなら、何とかいい楽器を手に入れることがでるだろうけど・・・。何もかも貧困が原因です。」

 次にミュージシャンのセルゲイ・プクスト(トーダルの友達)にインタビュー。
「あなたのグループのメンバーからきいたんですが、あなたが使っているギターは安かったそうですね。楽器にお金をかけないんですか?」
「それは違うよ。今、僕が使っているスクワイア・ストラトカスターは、高いギターと言っていいよ。・・・会場によって、音が変るんだよね。」

 次に人気グループ「J:モルス」のギタリスト、ロマン・オルロフにインタビュー。
「僕が持っているのは、フェンダーのストラトカスター・カスタムボディです。
・・・このギターはモスクワでは3500ドルすると思います。このギターを買ったのは音がいいからです。それ以上のことは言えません。
・・・ワインと同じでギターは古ければ古いほどいいものです。」

 最後に(たぶんこの5人の中で一番ベラルーシ人の間で人気がある)グループN.R.M.のリーダー、リャヴォン・ヴォリスキーが登場。
「僕はギターを一つではなく、四つ持っています。
 一番大切にしているのはN.R.M.結成時に、友達からもらったイバニーズ(アイバニーズ)のジャズギターで1974年製のもの。このギターには僕自身は値段はつけられません。
 フェンダーの安いギターも持っています。値段は700ドルから800ドルあたりかな。
 ・・・アトモラビはちょっと言い過ぎてるよ。コンサートに来た観客にとっては、そんなに音の良し悪しは重要じゃないと思うよ。大事なのはミュージシャン自身が気分よく演奏することさ。そういうのが観客に伝わるからね。
 いい音がする高い楽器を持っていても、ミュージシャンが自分自身を信じていなかったら、だめなんだ。
 ・・・でも最近、ベラルーシのギタリストが一斉に高い楽器を探し求めるようになったね。いいことだよ。成長するのをやめていないんだから。」
「あなたにも夢のギターがありますか?」
「トーダルが日本で買ったのは珍しいモデルのギターだから、少しばかりトーダルのことがうらやましいね。ギブソン、これが夢だよ。
 キエフにとてもいいギターがあるって知ってね。友人のグループ『リャピス・トルベツコイ』が近いうちに、そのギターを買ってきてくれることになっているんで、楽しみに待っているんだ。」

 ・・・以上です。
 ・・・これを読んだ捨平は
「ベラルーシの新聞の文化面は、他に載せるようなニュースはないのか。」
と少々呆れ気味・・・。
 ちなみにこの新聞「ソビエツカヤ・ベラルーシ」は発行部数、約40万部で、ベラルーシでは発行部数が多い新聞の一つである。
 
 ところで、この投稿自体にくっつけた画像はトーダルの公式ブログから許可をもらって、添付したものです。(トーダル、浮かれポーズだな・・・)
 これは3月8日にミンスク市内で行われたコンサートを取材したベラルーシのマスコミからの提供です。その記事はこちら。
 記事はベラルーシ語ですが、画像や動画が見られますので、クリックしてみてください。

http://generation.by/news2215.html


 3月8日のミンスクコンサートについては、別に投稿した記事「トーダルがミンスクのコンサートで日本の歌をはっぴを着て歌いました」をご覧ください。

・・・・・

 おまけ

 7月18日付の新聞「ソビエツカヤ・ベラルーシ」にまたトーダルがギターを持った写真が載っていた。(これしか編集部にトーダルの写真はないのか・・・?)

http://sb.by/post/slushay_pesnyu_vetra/


 今年で3回目になったベラルーシエトノ音楽祭(エトノとは、エスノ・ミュージック、つまり民族音楽のこと。)の記事で、出演したトーダルやトロイッツァというベラルーシのエトノ音楽の草分けグループ「トロイツァ」のイワン・キルチュークの画像が載っています。
(もう一人写真で載っているのはロシア人の著名音楽評論家。しかし音楽祭1日目、ずっといねむりしてらしい。ばかもん。)
 インタビューを受けたトーダルはエトノ音楽について「風の歌の聴け」とか答えていて、それがそのまま、この記事のタイトルになっているんだけど、もしかして、村上春樹の本、読んだ? (^^;)