みつばちマーサのベラルーシ音楽ブログ

ベラルーシ音楽について紹介します!

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 16 「屋島寺」

2008年03月23日 | トーダル
 四国に上陸して、まず向かったのが屋島である。
 屋島というのはもちろん、源平合戦で那須与一が扇の的を打った有名な古戦場のことである。
 マーサと捨平は前から行きたいと思っていたので、ようやく夢がかなうことになった・・・しかし、連日の疲れのため、車中でマーサは寝てしまい、このあたりの記憶がない。
 屋島に着いたから起きろ! と言われて目を覚ますと、そこには本当に屋根の形をした島(実際には半島)である屋島の姿があった。

 まずそこで、第48番霊場である屋島寺にお参りした。(屋島寺についてはこのサイトをご覧ください。)

http://www2.neweb.ne.jp/wd/yashima/tera.htm


 ここでもまた弓矢の形のお守りを買ったりするマーサと捨平。(^^;)
 お遍路さんも大勢いて、巡礼のようなものである、とトーダルに説明したら、仏教にもそういうものがあるのか、と感心していた。(厳密にいうと、四国八十八箇所めぐりとキリスト教などの巡礼の旅はだいぶ違うが。)

 トーダルはやはりお寺の門の屋根や、灯篭などを写真に撮っていた。とにかく建築とインテリアに(実用的な)興味があるらしい。

(この場所で撮影した画像は写真共有サイト「フォト蔵」内、「トーダルが撮ったニッポン 142」などで公開しています。ここをクリック。)

http://photozou.jp/photo/top/180896



トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 15 「大鳴門橋」

2008年03月23日 | トーダル
 2月25日、レンタカーで7人乗りの車に乗り込み、四国旅行へ出発した。
 マーサ両親の予定では、まず京都から高知県まで行って、桂浜の国民宿舎に泊まって、太平洋を見て、翌日香川県へ行って、屋島見物などをして高松市内に宿泊し、翌日瀬戸大橋を渡って帰るプランだった。
 しかし天気予報によると、25日は晴れだが、26日は雨という予報だったので予定を変更し、四国に渡ったら、すぐに香川県の観光をし、それから高知に入ることにした。
 
 高速道路を走り続けると、トーダルはトンネルの多さに驚いていた。ベラルーシには山がないので、トンネルがないのである。
 外の景色を見て、日本は山がきれいだと、言っていたら、明石海峡大橋を渡って、瀬戸内海を見て、日本は海がきれいだと言っていた。(どちらもベラルーシにない。)

 淡路島に上陸。南下して、今度は大鳴門橋を渡った。
 渡ったところで、休憩することになり、車を降りて、お茶園展望台に上がった。
 天気がよくて、見晴らしは最高。ベラルーシ隊は特に大はしゃぎである。写真を取りまくった。(画像参照。)
 
 海が見えるお店で鯛めしセットを食べる。はちの子はゆずソフトクリームまで食べられて喜んでいた。(これもベラルーシにはない。)
 お店にテレビがあって、ワイドショーが流れていたが、トーダルは三浦一義さんを指差して
「どうして日本のテレビはこの人ばかり放映してるの? 有名な人?」
皇太子様の映像が流れると
「マーサ一家のご親戚ですか?」
と尋ねていた。(^^;)

 残念なことに先を急がないといけなかったので、有名な渦潮は見られなかった。(でも海面に前兆のような複雑な形の波が立っていた。)

 そして旅の目的地の一つ、屋島へとわれわれは進んだのである。 


(この場所で撮影した画像は写真共有サイト「フォト蔵」内、「トーダルが撮ったニッポン 141」などで公開しています。ここをクリック。)

http://photozou.jp/photo/show/180896/16261962



 
 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 14 「お好み焼き」

2008年03月23日 | トーダル
 2月24日は、特に予定を入れていなかった。
 外は雪がまだ降っていて、金閣寺に観光客が押し寄せたそうである。
 マーサ実家に泊まっていた親戚と記念写真を撮ったりしたが、天気もあまりよくないので、親戚は早めに帰宅の途に着いた。

 その後は、こういう時間のあるときにお土産を買っておこう、ということになった。
 トーダルに何をお土産に買いたいと思っているかきいていたのだが、
「3本線の入ったアディダスの服。フードがついているのがいい。」
と言っていた。
 ところが、ベラルーシ人は体が大きくて、日本人用サイズの服は入らない。しかも春物が売り出される時期になっており、フードがついているタイプのものは店頭から消えていた・・・そのため、京都中を探し回ることになった。
 この日もまたジャスコ京都五条店へ行ったが、ちょうどいいのがなかった。
 トーダルは日本からベラルーシに帰って1週間後にはフランス公演に行くことになっていたので
「いっそのこと、大きいサイズのあるフランスで買ったほうがいいのではないか。」
と提案したが、日本で買うから意味があるのだ、と拒否された。確かにそうだけどさ・・・。自分の体が入らない服を買ってどうするんだ・・・

 同じくジャスコで捨平がLLサイズの長袖シャツを試着せずに購入したら、お腹の部分が入らなかった。(笑)ベラルーシに帰った後で自分よりスリムなお兄さん(でも双子。似てない・・・)に土産としてあげていた。

 トーダルは試着するたびに
「入らない・・・やせなくては!!!」
と口癖のように言っていたが、実際には日本滞在中、ご飯を食べまくっていた。
「ベラルーシに帰ってから、ダイエットする。」
と、これもまた口癖のように言っていた。
 しかし、日本食がいたく気にいったトーダル。ジャスコの食料品売り場で
「ベラルーシに帰ったら、日本料理を作りたいから。」
と、米やら、さまざまな調味料やら、日本酒やらをせっせと買っていた。
 
 そしてお昼ご飯は、ジャスコに入っているお好み焼き屋さんへ。
 またまた日本料理の世界の広さに感動し、その感動の渦の中に吸い込まれていくトーダル・・・
 こういうふうに目の前で作ってくれたりする料理がベラルーシには少ないので、驚いてしまうんだよね。
 作り方を覚えようと、自ら実況中継しながら、デジカメでビデオ撮影していた。
(本当にやせようという気はあるのか・・・)

(Vesna!店内で撮影した画像は写真共有サイト「フォト蔵」内、「トーダルが撮ったニッポン 137」などで公開しています。ここをクリック。)

http://photozou.jp/photo/show/180896/9755960


 その後、別の店へアディダスを探しに行ったが、混んでいて車を止められそうになかったので、あきらめて100円ショップに寄った。
「ここにある商品、一つどれでも100円です。」
と言ったら
「うん、それはいい店だね。」
と言っていたが、あまり買い物はせず、自転車のライトとなわとびぐらいしか買わなかった。何でもネマンやしきで乗っている自転車のライトが壊れたのと、帰国後なわとびをして、ダイエットしようと思ったからだそうだ。

 それから、一旦家に戻り、樋上さんにお借りしていたアンプを返しに行く。昨日のお礼をし、さらに次回のライブ公演でもお世話になるので、ふたたびいろいろとお願いしておく。

 さて、前日のコンサートには日本人だけではなく、ベラルーシ人やそのほかの旧ソ連の国出身のお客さんも聞きに来ていた。
 そのうち東京の留学生が、コンサート当日の晩は大阪に泊まっていたので、コンサートの翌日、京都でトーダルに会うことになっていた。
 そのため、その日の夕方、トーダルは待ち合わせ場所である北野白梅町のイズミヤ前に向かった。
 残ったマーサ家では、来賓(トーダルのこと)がいないので、安心して冷蔵庫の残り物を食べる夕食にした。(^^;)
 というのも、次の日からみんなで2泊3日の四国旅行に行くことになっており、痛んでしまいそうなものは全部食べてしまいたかったのである。
 
 トーダルのほうはベラルーシ人留学生とイズミヤの斜め前にある串八に入ったものの、なぜか串料理を誰も頼まず、手巻き寿司セット(10本入り)を食べたそうだ。
 しかし、串八にはまた別の日に行くことになる・・・
 (どうも食べ物の話ばかりで申し訳ない。これ、トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記じゃなくて、"ゴチソウサマア!"日本滞在記にすればよかったかも。)

 ところで、この日トーダルはホームシックになったことを、帰国後のマスコミのインタビュー内で明かしている。あれだけお好み焼きを食べていたので、ホームシックになっていたとは、誰も気がつかなかったぞ。
 何でも「急に家族に会いたくなった。」とか、インタビューで話している。しかし
「でも翌日から国内旅行に行って、寂しさなど感じる暇はなくなってしまった。」そうだ。
 そう、トーダルの人生を変えたと言ってもいいほどの旅が、もうすぐ始まろうとしていた・・・。