♪~ 灯りをつけましょ 雪洞に お花をあげましょ 桃の花
今日は、雛祭りですね。今は女の子の成長を祝う行事というイメージですが、本来は、老若男女が春の訪れを祝うものだったようですね。
こちらは吊るし雛です。江戸時代、まだ高価な雛段飾りに手の届かなかった人々が大多数で、母親たちは子のために、家にある端切れなどで工夫して手作りした人形を、たくさん吊るして飾り付けたのが始まりとのこと。野菜や着物や動物、巾着などが多いのは、子が、衣食住に困らないようにとの願いが込められているのだそうです。
吊るし雛の飾られた、鎌倉明月院の円窓です。円の中の白梅の木は、2019年の超大型台風15号によって折られてしまったとのことで、残った枝には、ポツポツと可愛らしい数輪が開花していました。
雪洞だけでなく、世界中に灯りをつけて、いろんなことを願いたい春ですね。