お正月明けに、初めてお焚き上げなる神事を撮影した今年ですが、燃え~と炎の写真再びです。東京八王子市の高尾山。小学校四年生の時に、遠足で初めて登った599メートルの山ですが、2007年にミシュランガイドで三つ星を獲得すると、世界一登山者の多い山になったそうです。その高尾山にある大本山薬王院の火渡り神事に行ってまいりました。
1時間前到着で、観覧エリアギリギリ端っこを確保したものの、フェンスと、撮影スタッフ十数人がウロウロする後方から、隙間を縫っての撮影です。
燃え盛る炎が最高潮の時は、後ずさりするほど顔が熱く、見上げた空が白煙で覆われるほどです。風に任せて火の粉が降り注ぎ、帰宅後に、ダウンジャケットに無数の穴が開いていることに気づくなんてこともあるそうで、隣り合わせたご婦人曰く、いい服は着てこられないのよ~とのこと。
日本の祭りや神事って、勇壮な分、危険を伴うことも多いですよね?と私が言いますと、「だから神事なのよ。小さなリスクで大きな厄を落とすの。」とお教え頂きました。なるほどです。
国土安穏・震災復興・世界各地の紛争の終結・・・・そして、火を渡ることもせず、シャッターだけ切って帰る私。ささやかな個人的祈願もそーっとつぶやいてみましたが、もちろん届かないでしょうね(笑)