「おはようございまーす。」
今日も元気な声と共に、ボランティア受付室のドアが開きます。

↑プログラムの確認をするボランティア参加者
毎日さまざまなプログラムが各ボランティア団体により組み込まれています。
○毎回当ブログを見ていただいている皆さん。 初めまして。
私は、大分県日田市社会福祉協議会の地域福祉係で勤務している小田です。
2月14日より宮古市社会福祉協議会で災害復興支援について研修を受けています。
本日はその最終日です。 今回の研修で感じたことを少しご紹介します。
笑顔で受け入れてくれる各地区の談話室
最初に訪問させていただいたのは、鍬ヶ崎地区の「ODENSE2」でした。
まず、その集会所の形にびっくりしました。立命館大学の協力により建設されたそうです。
当日はオープンカフェを行っており、高齢者の方だけでなく、
近くのお店の店主や町内会の役員さんなど、ふらっと立ち寄って、世間話をしつつ、珈琲を飲んでいました。
私が大分県から研修に来ているとわかると、笑顔で「よーおいでたねー」と歓迎してくれました。
後日、訪問した二中仮設談話室では、管理をしている自治会役員さんが直々にこだわりの珈琲をいれてくれました。
そして、震災後から現在に至るまでの苦労話や各ボランティア団体が訪問してくれることの嬉しさなどを、私にわかりやすく紹介してくれました。

↑二中仮設談話室(保健師による健康相談会)
宮古市で研修を受けるに際し、「震災の話題に触れてはいけない」のだろうと思っていましたが、
談話室で、「あのときは大変だったのよー」と話をしている方が多く、私の思い違いであることを感じました。
※(その時々の空気を読む必要があるとのこと)
今後の支援とは・・

↑仮設住宅の入居者を対象として住民懇談会を開催。
生活問題だけでなく、住民同士が助け合って生活してくことの大切さも話題となりました。
仮設住宅である以上、いずれ整理縮小されていくそうです。
しかし、なかなか進まない復興計画に、ほとんどの方が将来への不安を持って生活しています。
仕事や住宅のことは、生活する上での基盤です。その基盤がいまだに安定せず、揺れ動いている方が多いことに気づきました。 こうした中、精神面での支援がとても重要になっていることを強く感じました。
震災から2年が過ぎようとしています。現在の被災地がどうなっているのか、被災者はどう感じて生活しているのかを絶えず発信していくことが必要です。
1週間の研修で得たことを、地元で生かしていきます。
大分県の中津市社会福祉協議会の島元といいます。
上記の小田さんと同じく、ご縁あって、研修という形で宮古市社協さんに一週間お世話になりました
初めての岩手県、九州とは寒さが違いますね。
大分ではめったに積もらない雪を見て、「岩手に来たんだなぁ~」としみじみ実感しました
この一週間の間にいろいろな場所に連れて行っていただき、たくさんの出会いや発見がありました。
地元の方々から知らない方言も教えてもらったり、ご当地スイーツや文化の違いなど、知らないことがいっぱい

「同じ日本でも、こんなに違うんだねぇ」と、皆さんと笑いながら話したのが心に残っています
昨年の7月、私たちの故郷は集中豪雨によって大きな被害を受けました。
今もまだ復興に向けた取り組みを行なっている中、今回の宮古市での経験を持って帰って、
日々の活動に活かしていきたいと思っています。
ところで、大分弁に「よろうち」という言葉があるのですが、どういう意味か分かりますか
「一緒に」とか「集まって」という意味です

人が集まれば出会いが生まれ、出会いを通じてつながりが生まれる。
助けあったり、笑いあったりできる。
宮古はそんな出会い・つながりがあふれている町だと、短い期間の中ですごく感じました。
大分に帰ったら「素敵な出会いがたくさんあったで
」とみんなに自慢しようとひそかに思ってます。
そして、地域のみんなで助けあったり笑いあったりできる「つながり」を作っていくことを目指して頑張りたいと思います

未来に向かって、「よろうち行こうえ
」
明日の活動予定
・カフェ
・学習支援
・写真洗浄
・レク体操