8月に入ってもお天気の回復は望めなく、一向に太陽は顔を出してくれません。余震は毎日のように襲ってくるし落着かない毎日です。
7月28日、旅行は2日目になりました。
朝起きて直ぐに窓を眺めてみると外は土砂降りの雨が降っていました。
新穂高ロープウエーの乗り場までバスで送ってもらい、バスに備え付けの傘を借りて
ロープウエーに乗り込みました。しらかば平で第2ロープウエーに乗り換えます。そこからは
2階建てのロープウエーに乗り7分で終点駅の西穂高口駅に到着です。
しらかば平駅の乗り換え地点 ノリウツギノの花が辺り一面に咲いています。
ノリウツギ
山頂駅についても雨は降り続き、景色は何も見えません。
景色がみえれば上の表示板のように沢山の山が見えるはずでした。
少し外へ出てみましたがお花もシナノオトギリしか見られませんでした。
シナノオトギリ
この前きた時にはよく晴れていて、展望台からは槍ヶ岳・西穂高岳・奥穂高岳などよく
見えました。
私が始めて3000m級の山々が連なっている穂高連峰の山に登ったのが西穂高岳(2909m)でした。それも上高地側からの登りで、西穂山荘に1泊し、翌日山頂を目指しました。 とても急峻な山で、今でも穂高の中で一番厳しい山だと思っています。(新穂高ロープウエーを
使うとかなりの時間が省かれます)
その後、涸沢カールから眺めた穂高連峰の景色に魅せられて
何度も季節も変えて通うようになっていきました。
それから上高地へ向かいました。
相変わらず雨は降り続き、景色は何も見えません。
大正池・帝国ホテル前・バスターミナルの3箇所で自分の好きな所で下車します。私達は
最終のバスターミナルのところで下車しました。時たま小降りになるものの殆ど土砂降りの
雨が続いています。
バスターミナル
梓川と河童橋
河童橋からみた穂高連峰の吊尾根方面 雨が降っていて何も見えません。
五千尺ホテルロッジで用意されていた特製ランチボックスの昼食を頂き、河童橋を渡って
時間が余るほどある自由時間を五千尺ホテルでお茶を飲みながら時間をつぶしました。
ホテルでお茶を飲みながら外を眺めておりました。ホテルの前の通りでは山から帰ってきた人達が大きなリュックを背負って帰りを急いでいます。
かつての私達の姿が重なって見えます。
ヨツバヒヨドリ
クサボタンと梓川
サワギク
クガイソウ
キバナヤマホトギス?
オンダテ
キツリフネ
カラマツ
土砂降りの雨の中で写真は殆どピンボケになってしまいましたが、3時間の自由時間が
余り過ぎて、少し早めにバスターミナルに駐車してあったバスに乗り込みました。
こんな天候でも大型バスは50台ほど止まっておりました。
他の皆も寒さも増してきて早めにバスのところに戻ってきて、又安房峠を通り
早めに宿の方へ戻りました。
冷え切った体を温泉につかり、夕食の時を待っておりました。
翌日は雨は降らなかったものの、深い雲の中に入ってしまって視界も1mぐらいしかなく
気温7度と寒くて一歩も外へ出ることは出来ません。
期待していた高山植物は全く見ることも出来ず写真も一枚も写せませんでした。