今年も松本が1年で一番輝く季節がやってきました。
街中の街路灯にはサイトウキネンの旗とおひさまのポスターがあちこちに下げてあり
サイトウキネン一色に染まっていました
サイトウキネンとは
桐朋学園の創始者であり偉大な教育者であった斉藤秀雄氏の没後、世界各地に散る教え子達の志が一堂に集い、メモリアルコンサーとが生まれました。
小澤征爾が総監督となって毎年松本で開かれ、今年は20周年の記念すべき年です。
サイトウキネンオーケストラはこの時の為にだけに編成されるメンバーです。
今年の演奏曲は バルトーク バレエ「中国人の不思議な役人」
オペラ「青ひげ公の城」
でした。殆ど馴染みのない曲です。
難しくて私にはよく理解できませんでしたが演奏に合わせて、バレエの踊りが
入ったり、オペラが歌われたり今までと違ったコンサートでした。
会場となったまつもと市民・芸術館の看板と内部のエントランスホール
小澤征爾さんの指揮を期待して出掛けたのですが、体調が悪く急遽代理の人が
指揮をしました。余りの急な出来事に手書きの挨拶状が張り出してありました。
急遽張り出された指揮者変更のお知らせです
ホールは5層になった立派なホールでした。私達は一階の直ぐ上のとても見やすい S席 が用意されていました。
演奏が終わった後、音楽に詳しい主人も
「難しい曲だったなー」と話していました。
何にでも凝り性の主人は、昨年行ったときに小澤征爾氏やスタッフの人達が
着ていたポロシャツを買って今日の為にとっておきました。
もしかしたら最後に小澤征爾氏が舞台に立って挨拶するのではないかと
思いましたが、とうとう舞台に立つことはありませんでした。
ポロシャツ サイトウキネンのロゴマーク
今回はJRの「大人の休日クラブ」のツアーに参加しました。
指定日の9時からの受付で S席 の関係で人数にも制限があり、申し込みの
段階から容易でない思いもしました。東京駅に集合して長野新幹線で上田まで
行き、待っていたバスに乗り込んで松本郊外にある美ヶ原温泉の宿までいきました。かなり高台にあって松本市内が遠くに見渡せます。
翌朝は未だ雨も降ってなく遠くに北アルプスの遠景が見られました。
ホテルの8階の部屋から見た北アルプスの景色です。
朝は景色は見えていたものの、お天気は不安定で雨が降ったりやんだりの
一日でした。
7月下旬にも訪れた「大王わさび園」の見学に行きました。雨が降ってきていましたが大勢の観光客であふれていました。
安曇野の地に沢山見られる道祖神
次に訪れたのが「碌山美術館」でした。
やはり雨が降っていてシンボルの蔦の絡まる教会の建物もかすんでいました。
碌山美術館は日本の近代彫刻の扉を開いた荻原碌山の作品と資料を保存
された建物が何箇所にもありました。
雨に濡れて外に展示してあった彫刻です
その後松本市内に戻り昼食を済ませてから、高速道にのって途中高原に広がるワイナリーを見学後、又上田駅より新幹線に乗って東京へ戻りました。
都内は激しいゲリラ豪雨が各地を襲ったそうで、帰りの中央線もかなり遅れていました。帰宅後テレビを見ると豪雨の激しさを放映していました。
昨年の様子はこちらです。