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文化財に泊まる♫~「輪中の城」へ

2023-01-21 | 旅行
先日、出かけた岐阜の宿。

「養老の滝」で知られる養老町の

2014年に有形文化財に登録された、
このあたりでは、もちろん、
岐阜県でも屈指の老舗旅館だとか。


(朝日を浴びています。冒頭画像は夕方。)


なんせ、開業の年(1764年)が「元正天皇御臨行」↓から
千年だったので
「千歳」と名付けられたそうで・・・

元正天皇って、
私が夢中になっている、奈良・平城京に遷都した
美貌の女帝・・・ご縁かしら♥


(お宿のすぐ隣に碑がありました)


↓車寄せ。

貴人が到着の折り、
お車から、そのままお上がりになれるようにの
気配りです。




↓玄関には広い階段がド~ン!

左奥に薬草風呂があります。
薬草は養老産だとか・・・
ヒノキづくりの新しいお風呂なので、良い香りでした。




↓ロビーはリニューアルされていて、
明るい日差しがふりそそぐ、
お洒落な空間です♫




ありがたいことに、
「全国旅行支援」が使えたので、
竹内栖鳳(タケウチ セイホウ)デザインという「袖の間」をチョイス♫

(竹内栖鳳といえば、ベタですが「アレ夕立に」♥)



踏み込みの奥が、10畳の和室。

天井が高いっ!
書院造りですっきり。
書も栖鳳の「翠嵐香」(画像は切れていますが・・・)



障子の向こうは、ぐるりとガラス窓。

窓が和室を取り囲む造りは、
鎌倉・藤沢などの別荘建築と同じです♫




踏み込み側を撮影。
欄間は雲のデザインかな。
襖に描かれた扇面も栖鳳さんの絵でしょうね~



↓棚の引き戸にも、鳥の絵があしらわれ・・・
この引き手の金具が鶴の立ち姿でしょうか、
鳥づくしが洒落ています。



皇族の皆さまはじめ
教科書に登場するような名前が
宿泊したことが、HPにも紹介されています。

当時は、華やかでまぶしかったことでしょう。



(朝、濃尾平野を一望)


今は・・・
古びた味わいの宿です。

でも、
そういうもんだと、わかっていないと
お嫌かも・・・

正直、維持が大変なんだろうなぁと
しみじみしてしまったので・・・



意外だったのは、
木造の古い建物だからと、
寒さを覚悟していましたが、全然!

ガンガンに暖房をつけてくださっていたからです。
ありがたや~

意外というと、もうひとつ!
食事が、おいしくてビックリでした。
(そのお話は、またいずれ・・・)


本日も、最後まで
おつきあいいただき、どうもありがとうございました。

どうぞ、良い週末を😊 

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