先日、出かけた岐阜の宿。
「養老の滝」で知られる養老町の
「千歳楼(せんざいろう)」です。
2014年に有形文化財に登録された、
このあたりでは、もちろん、
岐阜県でも屈指の老舗旅館だとか。
(朝日を浴びています。冒頭画像は夕方。)
なんせ、開業の年(1764年)が「元正天皇御臨行」↓から
千年だったので
「千歳」と名付けられたそうで・・・
元正天皇って、
私が夢中になっている、奈良・平城京に遷都した
美貌の女帝・・・ご縁かしら♥
(お宿のすぐ隣に碑がありました)
↓車寄せ。
貴人が到着の折り、
お車から、そのままお上がりになれるようにの
気配りです。
↓玄関には広い階段がド~ン!
左奥に薬草風呂があります。
薬草は養老産だとか・・・
ヒノキづくりの新しいお風呂なので、良い香りでした。
↓ロビーはリニューアルされていて、
明るい日差しがふりそそぐ、
お洒落な空間です♫
ありがたいことに、
「全国旅行支援」が使えたので、
竹内栖鳳(タケウチ セイホウ)デザインという「袖の間」をチョイス♫
(竹内栖鳳といえば、ベタですが「アレ夕立に」♥)
踏み込みの奥が、10畳の和室。
天井が高いっ!
書院造りですっきり。
書も栖鳳の「翠嵐香」(画像は切れていますが・・・)
障子の向こうは、ぐるりとガラス窓。
窓が和室を取り囲む造りは、
鎌倉・藤沢などの別荘建築と同じです♫
踏み込み側を撮影。
欄間は雲のデザインかな。
襖に描かれた扇面も栖鳳さんの絵でしょうね~
↓棚の引き戸にも、鳥の絵があしらわれ・・・
この引き手の金具が鶴の立ち姿でしょうか、
鳥づくしが洒落ています。
皇族の皆さまはじめ
教科書に登場するような名前が
宿泊したことが、HPにも紹介されています。
当時は、華やかでまぶしかったことでしょう。
(朝、濃尾平野を一望)
今は・・・
古びた味わいの宿です。
でも、
そういうもんだと、わかっていないと
お嫌かも・・・
正直、維持が大変なんだろうなぁと
しみじみしてしまったので・・・
意外だったのは、
木造の古い建物だからと、
寒さを覚悟していましたが、全然!
ガンガンに暖房をつけてくださっていたからです。
ありがたや~
意外というと、もうひとつ!
食事が、おいしくてビックリでした。
(そのお話は、またいずれ・・・)
本日も、最後まで
おつきあいいただき、どうもありがとうございました。
どうぞ、良い週末を😊
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