おはようございます。
歌舞伎座の「六月大歌舞伎」第二部に行ってきました。
幸様こと、松本幸四郎丈のご出演はありませんが・・・
市川染五郎・松本白鸚が親子を演じられる話題の公演です。
ずっと楽しみにしておりました♫
その感激録いえ、観劇録に、どうぞ、おつきあいくださいませ。
染五郎・白鸚共演の「信康」。
昭和49年、田中喜三作のお芝居は「新作歌舞伎」、
いわゆる「歌舞伎」ではないので、
どなたがご覧になっても、楽しめる、お芝居です。
ーーー織田信長に信康の命を奪うよう、命じられた家康。
信康が優秀な若武者に成長、信長は、危機感を感じたのです。
天下統一を目前にする信長には逆らえず・・・
かといって我が子の命を奪うなど・・・
葛藤する家康。
信康は、全てを呑み込み、自らの命を差し出しますーーー
徳川家康と嫡男の悲劇的な史実を基に描かれた芝居を、
実際の祖父と孫が演じるのですから
これは話題になって、当然♫
しかも、信康役・市川染五郎丈は、
「鎌倉殿の13人」の源義高で、
その美しさに大注目されていますから・・・
舞台でも、その美しさを余すところなく堪能です。
お小さいときから拝見してきた「金太郎ちゃん」が
こんなにご立派になって・・・
17歳にして、このお役。
どれほどの重圧か・・・
21歳の信康の苦悩と重なり、初々しい熱演でした。
白鸚さまの家康も、圧倒的な存在感、
出ていらっしゃると、舞台に緊張感が走るほど♫
おふたりの対峙する姿は、
大ベテランと、若手の役者の競演であり、
これからの歌舞伎を言祝いでいるようでした。
あ~、観られて良かった、幸せ~~~♫
(今月の演目に因む、歌舞伎座・土産は、
二俣城地元の「信康餅」♫)
余談ながら・・・
信康・自刃の地となった「二俣城」は、好きな城の一つ。
月見の宴の場面では、二俣城の雰囲気がよくでていて、
そこにも感動でした♫
昼の部、もう一本は、常磐津の舞踊「勢獅子(キオイジシ)」。
浅黄幕が落ちれば、そこは山王祭で賑わう、江戸・・・
ほぉ~っと、歓声があがります。
舞踊だけは、いまだに、ちょっと苦手なのですが・・・w
お祭りのお囃子にのって、テンポ良く進む、楽しい踊り・・・
しかも、体調不良で休演していらした、中村梅玉丈が復帰。
お元気なご挨拶を伺えたから、なおさらです!
梅玉丈は御年75歳、白鸚丈は80歳目前・・・
まだまだ歌舞伎を支えていただかなければ・・・
どうぞ、片岡仁左衛門 丈も、早くお元気になりますように・・・
(こっそりいうと・・・幸様に一目惚れして30余年ですが・・・
仁左衛門丈のお芝居も、幸様と同じくらい観たいのです・・・♥)
・・・さて、この日の観劇は、母も一緒。
ちょっと遅くなったけれどw「母の日」のプレゼントでした。
母にとっては、久しぶりの歌舞伎・・・
「きれいだったわねぇ~」「良かったわぁ~」と
何度も何度も申しておりました。
喜んでくれて、アラカン娘も嬉しうございました♫
最後に一言。
「やっぱり、幸様の歌舞伎を観たいっ!」
歌舞伎座で幸様(松本幸四郎)に、お目にかかれないなんて・・・
皆さま、本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。
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