JAFの会員誌「JAF Mate」(第58巻7号)に
「読書で巡る日本の風景」の特集記事がありました。
本や旅を愛する著名人が
「日本各地の風景を描いた、とっておきの1冊」を紹介しています。
拙ブログのタイトルは「旅と本と、おしゃべりと・・・」でございますからw
早速チェック♫
きゃ~~~~っ!!
梨木さんの『風と双眼鏡と膝掛毛布』(筑摩書房)がでている~っ!
これは大好きな梨木香歩さんの最新エッセイ。
各地の地名に思い巡らせながら旅をする・・・
それが、とっても梨木さんらしく奥深い本なんです。
紹介しているのは、片岡義男氏・・・ちょっと意外w
わたしのイメージだと、片岡氏はアメリカンカルチャー、
梨木さんはアメリカって感じがしないもんで・・・
ともあれ、片岡氏も、「地名が持つ奥深い謎を求めて、全国を旅したい」と
結ばれています。
(冒頭画像とも青森県八戸市蕪島。2018年夏撮影。『風と双眼鏡と膝掛け毛布』に
登場)
アタクシも、五月の自粛中に読んで、大いに共感。
(過去記事→「エッセイと旅の記憶」)
いろいろ気になる地名を思い浮かべ、「夏には旅ができるかな・・・」
などと夢想したものです・・・
・・・ああ、あの頃は、まだ暢気だったかも・・・
・・・・・
いかんいかん!
暗くなってしまいました。ごめんなさい。
続けます。
その他のご紹介は、以下の通り。
角田光代:森まゆみ『子規の音』 新潮社
松浦弥太郎:青来有一『聖水』 文春文庫
はな:池波正太郎『散歩のとき何か食べたくなって』 新潮文庫
みうらじゅん:松本清張 『ゼロの焦点』 新潮文庫
・・・鉄板のチョイスですね♫
ここでひとつひとつを紹介できないのが残念ですが、
添えられた、エッセイもおもしろく読みました。
さらに「書店員が選ぶ旅に出たくなる本」も紹介されています。
森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫)、
辻村深月『東京會舘とわたし』(文春文庫)の現代人気作家に、
太宰治『富岳百景・走れメロス 他八篇』(岩波文庫)な文豪系まで多彩です。
なんか、うれしいなぁ♫
なかなか「旅に出るぞ!」という気分になれない昨今・・・
本の中だけでも、旅をしたいものでございます・・・
そもそも、本は日常を忘れさせ、違う世界へ連れて行ってくれますが・・・
このコロナ禍で、その想いがいっそう強くなりました。
旅本といえば・・・
アタクシが今読んでいる、
上出遼平『ハイパーハードボイルドグルメリポート』(朝日新聞出版社)。
世界のヤバい人々のメシを取材するというテレビ番組のディレクターによる
究極の紀行文でございます!?
リベリアの人食い兵士、台湾マフィア、ロシアのカルト教団・・・
読んでいて、もんのすごい旅をしている気分・・・w
ヤバイ場面の連続ですが、食事は、どれもおいしそう!
そして、ヤバイ人が、みんな「食べろ」と勧めてくれるところが・・・
すばらしいですっ!(とりあえず、今のところは)
(長崎市大浦天主堂。2016年秋撮影。『聖水』は長崎が舞台。)
さて・・・
今年の夏は、ギリギリまで粘って、
コロナの安心要素が見えたらば、旅の予約をしよう・・・
と夫と話しています。
でもね、我が家の夏休みは、来週・・・・・・ww
・・・・・・
まずは「JAF Mate」で紹介されていたブルーノ・タウト『日本美の再発見』
(岩波新書)を、注文しまししょうか・・・
◆書影は、版元ドットコムから使わせていただいています。
同サイトに書影がある本の画像を主に載せました。