秋晴れの中、小京都・足利へ日帰り旅行をしました。
今回は、二度目の足利・・・
数年前の、心残りを晴らすことが、アタクシにとっては、目的です。
（→「足利さんぽ～秋★日帰り旅」）
それが、「日本最古の学校」足利学校と、カフェめぐりでした。
本日は、まず、カフェのお話です。
とにかく、足利には、3歩歩けばカフェにあたる！？
・・・っていうくらいカフェがあります。
以前から、古くからの学生街を抱える街には
珈琲文化があるなぁと感じていました。
（って、わたしの好きな珈琲店ばかり♫）
もしかして、学生→学校→足利学校の流れでしょうかｗ
いやいや、それにしても足利は群を抜いて多い、
とにかく圧巻でした。
今回はコロナ禍のせいか、午前中は営業していなかったり、
豆の販売だけだったりというお店も多かったのですが・・・
そんな中、見つけたのが、「はせがわ珈琲店」さん！
太平記館の駐車場に大きな看板が出ており、
駐車場の一本横の通りに面したお店です。
もうね～～
見た瞬間、ビビビとｗｗ
（聖子ちゃん世代ですのよ、アタクシ）
1979（昭和54）年創業という、老舗の珈琲店でございます。
店内は、間接照明に、ダークな木目の落ち着いた雰囲気で・・・
おそらく、古くからのお屋敷をリノベなさったのでしょう。
中庭には、祠が鎮座ましましていました。
キャビネットには、アタクシの愛してやまない、「陶園さま」こと
大倉陶園様の金線バラのカップ＆ソーサーが・・・
（ほらね、やっぱり、趣味が合います！）
壁に飾られた絵は、民芸調の「阿波木偶 （あわでこ）」。
ああ、阿波（徳島）にも阿波公方（くぼう）、平島公方と呼ばれた
足利家があったからですね！
「麒麟がくる」でも、遠藤憲一さん演じる足利義昭と将軍争いをした
足利義栄（ ﾖｼﾋﾃﾞ）が出てきたばかり。
義栄役は「恋あた」の一ノ瀬颯くんだったんですよね～
失礼、脱線しました。
肝心の珈琲はと申しますと・・・いただいたのは、ブレンド。
マイルドで、雑味のない、スッキリしたお味でした。
ウェッジウッドの昔懐かし、「オズボーン」のカップでいただきました♫
お店は、ハヤシライスやビーフシチューが看板メニューだとか。
さすがに鑁阿寺（ﾊﾞﾝﾅｼﾞ）で焼きそばをいただいたばかりだったので・・・ｗ
恩田陸さんの新刊『スキマワラシ』↑（集英社）で、主人公兄弟が
訪ねた街で必ず珈琲店へ立ち寄るというエピソードがありました。
古道具店を営む二人にとって、情報収集という実益を兼ねた趣味です。
そのとき、兄はチョコレートケーキ、弟はチーズケーキを必ずチョイス・・・
喫茶店の定番スイーツだからという設定でした。
まさに、二人がいたら、絶対ニンマリするような、そんなお店でした。
『スキマワラシ』を読まれた方にも、お勧めでございます。
（『スキマワラシ』は→「『スキマワラシ』の気づかなかった魅力」）
・・・なんだか、余計なおしゃべりばかりで、失礼しました。
「はせがわ珈琲店」さん、猫ちゃんも評判の、
優雅な気分で過ごせる、昭和レトロな店でした。
・・・ということで、アタクシの心残りも晴れました。
わずか一軒だけですが、こちらのお店ならば、十分満足です♫
