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読んだ、読んでいる、読む本

2021-05-26 | 2022夏まで ~本~
こんばんは。

心揺れる出来事が、いろいろ起こりますが・・・
いや、それだからこそか、本は毎日、必ず読んでいます。
ひたすらの本の話、どうぞ、おつきあいくださいませ。

まず、読んだ本から。



船山信次『毒が変えた天平時代』(原書房)。
正倉院の宝物の中に、毒物がある・・・
それは遣唐使がもたらしたものだった・・・

と、著者は薬学の専門家らしく、毒物の分析を加えながら、
「竹取物語」は、天平時代の告発の書だったと位置づけます。

国文科出身としては、う~ん、ともなりますが・・・
それでも、遣唐使のもたらした毒物という視点に立てば、
こういう解釈もできるな、とおもしろく読みました。

・・・とはいえ、これが意外に時間をとりまして・・・

天平時代なんて、忘れていることばかりで、
歴史好きとしては頭の中を整理せずにはいられず・・・
予想外に時間がかかってしまいました・

そうこうしているうちに、
図書館に予約していた本が、続々届きました。



一番楽しみにしていたのが、
オイズル・アーヴァ・オウラヴスドッティル『花の子ども』(早川書房)。
アイスランド女性文学賞受賞作で、フランスで40万部突破だとか・・・

アイスランドの小説は、以前、アイスランド文学賞受賞作
『タイムボックス』(NHK出版)を読んだきりながら・・・
不思議な感覚でした。

それで、書店に平積みとなっていた『花の子ども』も
アイスランドの小説ということで読みたくなりました。
表紙は、なかなかラブリーです♫

こちらは予約者がいて、貸出延長ができないので、
急いで読まないと・・・



・・・ということで、
ほしおさなえ 『三ノ池植物園標本室』は、ちょこっと中断です。 

仕事に追い立てられる日々に疲れ果てたヒロインが、
古い家に惹かれて住み始め・・・というお話。

ほしおさなえさんは詩人でもあり、描写がみずみずしくて・・・
モノに対する慈しみの気持ちも、共感できます。
焦って読んでは勿体ない作品なので、また後日。



図書館もそうですが、本屋さんも、
同じところでも、そのときによって、当たり外れがある気がします。
今回は大当たり!

平野啓一郎氏に恩田陸氏の新作がでていたのです!
どちらも、今週発売。
全然気づきませんでした。

平野啓一郎『本心』(文藝春秋)・・・
版元ドットコムによると「読書の醍醐味を味合わせてくれる本格派小説」
だとか・・・平野啓一郎だもんね、そりゃそうじゃなきゃ!w



恩田陸『薔薇の中の蛇』(講談社)。

なんと17年ぶりの「理瀬シリーズ」の最新巻ですって!
このシリーズ、あまりに長い間、続巻が出なかったので、
手持ちの本を処分しちゃいました・・・あ゛~~っ




まだ、どちらも、図書館の新着案内にも出ていません。
きっと、また、すごい数の予約が入っちゃうんだろうなぁ~~

そうそう・・・

『毒が変えた天平時代』の直後に、
山本英里,三宅隆史『わたしは10歳、本を知らずに育ったの』(合同出版)
を一気読みしてもいます。



「本を知らずに育った」・・・アジアの子ども達に
本を届ける活動をしているシャンティ国際ボランティア会による編集です。
こちらについては、またいずれ、ゆっくりと・・・


・・・ということで、日々、本の世界に逃げ込んでは、遊んでいます。
本屋さんや図書館が近くにあって、本当にありがたいです・・・
『わたしは10歳、本を知らずに育ったの』の後だけに、いっそう感謝でした。

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お付き合いいただき、どうもありがとうございました。
書影は版元ドットコムよりお借りしました。

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拙ブログでは、読んだ本の一部だけをアップしていますが、
ブクログ「由々と本棚」は、読み終わった本を収めています。
本のお好きな方、どうぞ、遊びにいらして下さいませ。

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