昨日のエフ横「フューチャースケープ」のゲストは
テリー伊藤さんでした。
昨今は、コメンテーターなどでご活躍ですが、
わたしたちアラカン世代には、
「ねるとん」や「浅ヤン」を手がけられたことでおなじみです。
そのテリーさんも、古希を迎えられ、
『老後論 この期に及んでまだ幸せになりたいか』(竹書房)
というご本を出されたのだとか。
すっごいタイトルですよねw
パーソナリティの小山薫堂さんが「年齢を重ねて良かったことは?」と
尋ねると・・・
そのお答えが・・・
「年をとって、イイことなんて何にもありませんよ。
金もなくなりゃ、仕事も地位もなくなるし、女の子にはモテなくなるし・・・
薬ばかり飲み放題。 もう、ホント、いいことなんてないんですよ」と断言。
・・・そっか、やっぱり、イイコトなんて何もないんだね・・・。
・・・この発言に、アタクシ、気分が暗くなった?
とんでもない!
テリーさんの一言に、ぱぁ~っと気が軽くなったような・・・
(書影は版元ドットコムより使わせていただいております)
というのも、
「もうすぐアラカン」から、「完全にアラカン」になってみると・・・
疲れかたが尋常じゃありません。
身体のあちこちが痛くなるのもしょっちゅう・・・
今までできたことが、どんどん出来なくなる感じ。
でも、元気シニアが、メディアやCMのあちこちに、登場されては、
「年齢は気持ちの問題だから、自分次第で今を変えられる」
というような発言をなさいます。
こういう声を聞くと、あまりにアタクシの現状と違いすぎて、
なんだか妙に焦っちゃって・・
「アタクシだけ、おかしいの?」とまで思っちゃいました。
もちろん、年齢を重ねてもなお、命あることは、ありがたいことです。
精一杯生きていこうと思います。
それとイイコトがあるかどうかは、また別の話です。
やっぱり、年をとったら、イイコトなんてないんだね。
テリーさん、よくぞおっしゃってくださいました。
おかげで、気分がスッキリです。
で、肝心なのは、ここから。
年を取ってもイイコトなんて何もない・・・
要は、その現実を受け入れた上で、
どう生きるかなのだ、とおっしゃるのです。
例に出されたのが、長嶋茂雄さん。
お体がご不自由になられ、最近では、メディアへのご登場もありません。
テリーさんは、長嶋さんをお訪ねした折、長嶋氏の歩調に合わせ、
ゆっくりゆっくりと寄り添われたのだとか。
すると、長嶋氏は、テリーさんに
「すみませんね、僕に合わせていただいて・・・」とおっしゃったそうです。
テリーさんは「あれだけの名選手・名監督が、僕のような年下の人間に
そんな風に気を遣われる、なかなかできませんよ」と
感極まったご様子で、おっしゃっていました。
残念ながら、年齢を重ねると、身体が大儀になる分、
自分のことに手一杯で、周りのことが見えなくなりがちですから・・・
他人を気遣えるかどうかは、難しいことでしょう。
ありのままの自分を受け入れていく、
肝心なのは、弱さを認めた上で、どう生きるか、ってことなんですね。
若さを保とうとして、汲々とすることじゃありませんよね。
とにかくっ!
老後をキレイ事にして考えるのは、やめようっと!
もう、開き直りますわよ!!
開き直ったうえで、
イイコトのひとつやふたつ、みつけてやろうじゃないの!
もともとイイコトがなくてフツ~なのだから、気楽なもんです。
はてさて、十年後のアタクシ、どうなっている!?
まず今は、コロナ禍を無事に乗り切れますように・・・
◆花の画像は去年の今頃、撮影した、ヤブラン。
今年はコロナ禍&猛暑のため、外で撮影する元気がありませんで・・・
過去の画像を流用しています。ごめんなさい!