
おはようございます。
本日は、一穂ミチ『スモールワールズ』について、
感想文とも言えない、おしゃべりとなりそうですが・・・
おつきあいいただけると、嬉しいです。
直木賞候補だった、一穂ミチ『スモールワールズ』。
「読売新聞」(8月17日付)に
短編集『スモールワールズ』所収の「式日」で、
「向田作品は重要なモチーフになる」と、書かれていました。
アラカンのアタクシ、20代から、ずっと向田邦子ファン。
(→「台風の備えと向田エッセイ」)
そりゃ、読まずにはいられません!
矢も楯もたまらず早速、「式日」を読み始めます。
・・・・・・読み終わると
凪良ゆう、寺地はるななどの小説を読んだあとのような感覚です。
おまえはどうだ?と問われているようで苦しいけれど、
ぽっと灯りのともるような・・・
そして・・・
ああ、向田エッセイは、今、こんなふうにとらえられているのか・・・
わたしたち昭和生まれとは、受け取り方も変わってくるんだなぁ、と
しばし、ぼんやり。
翌日、もう一度『スモールワールズ』を手に取りました。
実は、最初に読んだ「式日」は短編集の一番最後なのです。
今度は、じっくり始めから、と読み出したところ・・・
衝撃。
ちょ、ちょ、ちょっと待って!
これって、単なる「短編集」じゃなくて連作短編集じゃん。
ああ、なんで最初から読まなかったんだろう!
ネタバレになりますので、詳しくは避けますが・・・
言ってみれば、ミステリー小説で犯人を知ってしまったような感じw
書き手の側が熟考の末、できあがった構成・・・
それをひっくり返して読むなんて、不逞ヤロウだ、不届き千万!
バカバカバカ!わたしのバカ!
・・・と、ただいま、後悔しきりなのでございます。
向田びいきの、ご同輩様、
どうぞ、このような愚を犯すことのなきよう・・・
始めから読みませう。(←あたりまえ!)
実は、もうひとつやらかしておりまして・・・
職場で休憩時間に読んでいたので・・・
ロッカーに忘れてきてしまい、続きを読めません・・・ww
本が手元に戻ってきたら、またあらためて、
感想文をまとめたい・・・と思っております。
中途半端な、いや、そんなレベルにもならない内容、お許しを!
本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。